京都おすすめコース【~30km編】のご紹介です。
上賀茂神社から出発し、京見峠~御経坂峠~千束坂で、上賀茂神社へ戻ってくるコースです。総距離約30km。京都市近郊で抜群の人気を誇る京見峠を含んだショートライドです。最後のデザートに千束坂もいかがでしょうか。
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このコースで通る峠
コース案内
注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。
スタート地点の世界遺産・上賀茂神社前。
正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」
上賀茂神社正面赤鳥居前のロータリー交差点。
日中は、自転車、バイク、乗用車からバスまで、5方向からこの交差点へひっきりなしに流れ込んできます。
この写真の正面方向へ抜けると信号と御園橋があり、しばらくまっすぐ進み、突き当りのT字路を左へ進みます。T字路角にはミニストップがあります。
ミニストップのT字路から信号2つ進んだところの「玄琢下」信号です。
ここを右へ入ります。
玄琢下信号を右へ入ってすぐさま現れる激坂の証・ドーナツ。
ドーナツ区間は写真奥ですぐに終了していることが分かりますが、それでもここから鷹峰まではまずまず登っています。
この後の京見峠のために、ここはあまり気合を入れ過ぎずに体力を温存しましょう。
鷹峰信号を過ぎて少し進むと見えてくるホテル「然林房」。
このT字路を右へ進みます。
右へ曲がらずまっすぐ行くと超短距離鬼激坂の千束坂の下りです。のちほど・・・。
ホテル「然林房」の脇道を入っていくとこの電光掲示板が見えてきます。
ここが京見峠のスタート地点です。
この峠は、道幅が広くてキレイなところが少なく、全体的には狭くて路面状態も”良い”とは言い難いです。
そのうえ車の往来がそこそこあり、狭い箇所での離合には注意が必要です。
市街地からのアクセスの良さもあって京都では非常に有名な峠なので、いつ走っても(平日早朝とかでも)サイクリストとすれ違います。
”京見峠”。読んで字のごとく、それはもう素晴らしい眺望に恵まれた奥ゆかしい雰囲気の峠をイメージされるかもしれませんが、京都の街並を見渡せる場所は唯一ここだけです。。。しかも”見渡す”と言えるほどの画角もありませんね。。。
さ、気を取り直して先へ進みましょう!
序盤はゆるめに、徐々に勾配が上がっていき、一番キツイところで10~11%程度です。
初挑戦の時はゴールまでの道のりが分からない状態でずーっと登っていくので、
「どこまで続くんだ、この坂は・・・」と、精神的にもキツくなりますが、そんな風に思えてきたころに見えてくるのがこの「京見峠茶屋」です。
ここまで来たらすでに8割以上は登ってきていますので、ゴールまでもうひとふんばりですよ。
ここが京見峠ゴール地点の「氷室分かれ」です。お疲れ様でした。
ここからまだ奥へ登っていますが、左へ進んで杉坂側へと下りましょう。
杉坂側も全体的に道幅が狭くてガレ気味な上、山水が路肩から漏れ出しところどころウェットになっています。
タイトでブラインドなコーナーもいくつかありますので、減速は早めに、ミラーをよく見て、飛ばしすぎないように十分注意しましょう。
~追記 2020/03/10~
杉坂側は部分的に再舗装されて路面が整ったことと、山水の漏れ出しも少しマシになって、走りやすくなりました。しかし油断は禁物です。
氷室分かれから下り始めて、ほどなくして現れるレストラン「山のいえ はせがわ」さんです。
こんなへんぴな場所に、休日のお昼時ともなると駐車場は車でいっぱいになる超人気ぶりです。
ランチ目的のライドというのもまた良いもんです。
京見峠ウラ側の給水ポイントは有名です。この水目当てでポリタンクを持って水を汲みに来る人がいるくらいです。
サイクリストにとっても、特に夏場は重宝しますね。
ウネウネと下って、杉坂の集落を抜けたところのT字路です。
右へ進めば持越峠へと通じます。
本コースは、左へ進み高雄方面へ向かいます。
杉坂のT字路を左へ進むと「杉坂口」に出ます。
写真奥の信号を右へ進むと京北町へ、左へ進むと高雄を通って京都市街地へ出られます。
左へ進みます。
杉坂口を左へ下るとすぐにある中川トンネルは、ひんやりとした約1.5kmの長いトンネルです。
安全のためにも、ここは中川トンネルを迂回すべくトンネル脇を左へ、中川の集落を通過して向こう側へ抜けます。
中川の集落を抜け、向こう側へ抜けました。この先の合流点を左へ進みます。
写真では切れていますが、この橋を右へ渡ったところに中川トンネルの出口があります。
左へ曲がってすぐ、杉の里トンネルです。
こちらは中川トンネルよりずっと距離が短いので(向こう側が見えてますね)、後方から車両が来ていないことを確認して一気に抜けてしまうのが良いでしょう。
余談ですが、私は、山道を走るときは、フロントライトは随時点灯or点滅、リアライトは常時点滅させるようにしています。
フロントライトは簡単に手が届き、ちゃんと点いているかの確認がすぐにできます。
しかしリアライトは、手は届くかもしれませんが、ちゃんと点いているかの確認を走りながらするのはちょっと危ないですよね(できなくはないですが)。
かといって、状況によって点けたり消したりするのをイチイチ停まってするのは御免です。
そういう理由で、リアライトは昼間だろうがどこを走ろうが、点滅させています。
点灯ではなく”点滅”にする理由は、
①視認性が高いような気がする
②電池が長持ち
だからです。
~追記 2020/03/10~
京都では、リアライトが反射板としての機能を有していない場合は、後方100メートルから点灯を確認できなければなりません。必ずお住まいの地域に該当する条例等でご確認ください。
特にトンネルは、前方からも後方からも、自分を視認してもらうのは非常に重要です。リアライトが点いておらず、後方から自分のことを視認してもらえなかったら・・・、あんな薄暗いところで・・・。グロいことが起こりそうですよね。
「ライトが点いている=絶対安全」では決してありません。
ですが、安全のために自分にできることは考えてやりましょう。
さて、この杉の里トンネルですが、トンネル横の旧道を使って向こう側へ抜けられます。あまり道は良くありませんが、どうしてもトンネル通過を避けたい方はそちらへどうぞ。
杉の里トンネルを抜けてしばらく下って高雄を通過します。
この橋の辺りから徐々に登りはじめ、御経坂峠を目指します。
御経坂峠の道はそれほど悪くなく、勾配もキツくはありません。急カーブの内側なら10%くらいありそうですが、ダンシングでササッと抜けてしまいましょう。その他は6~8%程度です。
この御経坂峠で注意すべきは、車両の多さです。高雄という土地柄、観光で訪れる人も多く、特に紅葉シーズンなどはこの辺りを目指す車が市街地から渋滞を起こすほどです。
大型の観光バスもよく走るため、危なそうならギリギリ左へ寄せて一旦停車するのが良いと思います。
御経坂峠です。
ここからしばらく道なりに下っていきます。
住宅地をずーっと道なりに走ってきて最初の、というか本コースで唯一のちょっと複雑な交差点「福王子」信号。
いろいろ説明するとややこしそうなので、とりあえず矢印の方向へ、信号をよく確認して進行しましょう。
福王子信号から少し進んだところの、本コース2つ目の世界遺産・仁和寺。
実際に見て頂きたいのですが、この門がむちゃくちゃデカいです。しかしくぐるのはタダ。
仁和寺からそのまま道なりに、立命館大学~金閣をゆったりとしたアップダウンを経てずーっと道なりに進みます。
金閣前の駐車場を過ぎたあたりから道が細くなり、しばらく行くと見えてくる「しょうざんリゾート」です。当然素通りです。
さらにさらに奥へ進み、短い山道を抜けるとここへ出ます。
このアングルだとわかりづらいのですが、奥と右へ分かれるT字路になっています。
このT字路を右へ進みます。
そこには・・・
はい出ました!これが超短距離鬼激坂の「千束坂」です!
21%の勾配標識アリ!最大ポイントでは30%近くになるとかならないとか!
このようなアホな数字を言われてもよくわからないと思いますので、実際に行ってみるのをオススメします。
アスファルトとコンクリートのまな板が登坂をさらに過酷なものにしています。
とはいえ、距離は非常に短いので、最初からインナーロー&ダンシングで一気にやっつけましょう!
ザ無酸素運動です。
上り切ったところがホテル「然林房」前です。
京見峠の入り口でもあり、千束坂のゴールでもある、然林房。あぁ然林房。
ここからは来た道を戻るのが本コースです。
鷹峰~玄琢下~上賀茂神社と帰りましょう。
今さらですが、もし千束坂が自転車を押して歩くことさえも無理そうなら、その前の金閣前辺りで西大路通へ出ればゆるゆると帰れますよ。
上賀茂神社前にある、やきもちの「神馬堂」。
だいたい午前中で売り切れて、午後は閉まっていることが多いです。
一度ご賞味あれ。
これにて本コース完走です。お疲れ様でした。
走行データ
ルートデータ
・距離
30km
・最大標高差
338m
・平均斜度
上り:5.1%
下り:3.7%
・獲得標高
519m
実走データ
※iPhoneアプリ「runtastic rood bike 無料版」を使用。
獲得標高データはあてになりません。