映画「るろうに剣心」ロケ地巡り【三井寺~日吉大社~安楽律院】

みなさまマンガはお好きでしょうか?

私は週刊少年ジャンプと週刊少年マガジンを毎週、

そして月刊少年マガジンを毎月、

欠かさず立ち読みしています。

なかでも週刊少年ジャンプ歴は結構長く、小学校5年生くらいから読み出しました。
私がジャンプにハマり出すと家族もつられて読むようになり、おかげで毎週のジャンプ代は家計に計上されていました。
3,4回自腹で買ったことがあったかな。

その後、高校1年生くらいから立ち読みし出し
以降現在に至るまで約20年もの間、世間のマンガをリードし続けた数々の名作をタダ読みし続けてきました。

この場を借りてお詫び申し上げます。

集英社さん、ごめんなさい。m( __ __ )m

い、いや、でも単行本はめちゃくちゃ買ったよ!

もう何万円使ったかわからんくらいにね!

もう全部売っちゃったけどねっ!

おかげでウチにマンガは一冊も残ってねーわハッハー!

えっと、そんなジャンプ黄金期に思春期を並走してきた自分にとってその影響力はやっぱり大きく、

当時の作品は非常に思い出深いものです。

そして今回のネタにさせていただいたのが、

あの「るろうに剣心」です!

あ、

いや間違えました、

「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」です!!

そしてこの名作を原作にして実写化された映画が、

第1作:「るろうに剣心」 2012年8月
第2作:「るろうに剣心 京都大火編」 2014年8月
第3作:「るろうに剣心 伝説の最期編」 2014年9月

の三部作で公開されましたね。
2018年となった今ではすでにレンタルもできますし、地上波での放送も何度かありましたね。

原作とはまた違った良さがあって、残念な映画にならずに良かったと個人的には思っています。

さてタイトルの通りですが、
大変遅ればせながらそんな映画「るろうに剣心」のロケ地が近所にあるという情報を職場のパートのおばちゃんからゲットした私は、世間で云うところの聖地巡礼の旅に乗り出したのだった!!

下記クリックで好きな項目へ移動

るろ剣 聖地巡礼 in滋賀県

京都市住まいの私ですが、今回のロケ地巡りはお隣の滋賀県です。

京都のロケ地だと仁和寺とか龍谷大学大宮キャンパスなんかがそうらしいのですが、市内ってのがどうもね。
なんかこう「わざわざ訪れた感」が薄いような気がしてしまって。

それでもいずれは行ってみようと思っていますが。

で、滋賀県のるろ剣ロケ地なんですが、これが結構たくさんあるある!

その中でも今回は比較的京都に近くて、かつ連続して回れるところをまとめて行ってみました。

三井寺(園城寺)

滋賀県大津市にある三井寺です。拝観料は600円。結構強気だな三井寺さん。
ちなみに三井寺は「みいでら」と読みます。「みついでら」ではありません。

ここはまず敷地が広い!駐車場が広い!すごく立派な境内です。

鵜堂刃衛と剣心が初めて見えるシーン。

この石橋を左から右へと渡る刃衛を「お前が例の人斬りかっ!?」と、橋の下から呼び止める薫。

飛び降りた刃衛に「神谷活心流の名を汚す者は許さん!!」的な感じで木刀で打ちにかかる薫だったが、あっさり倒されてしまう。

刀を振りかぶった刃衛。絶体絶命の薫。

と、そこへ石橋の上から剣心がバッ!!

間一髪のところで薫を助け、「忘れ物でござるよ」と手拭いを返す剣心。

このシーン結構好きでした。
剣心の身のこなしの軽さが作品中随所に表現されていますが、ここもその一つ。

そしてこの石橋の下を奥へと進んでいくとある、一作目のオープニングで使われた鳥羽伏見の戦いのシーン。

ただでさえ堆積物が多い上、この写真を撮影した少し前に来ていた大型の台風の影響でさらに草木が散らばっていました。

映画の撮影時にはキレイに片づけて撮っていたみたいですね。

ここはこのままでもすごい雰囲気のある場所でしたよ。
静かでひっそりとしているのですが、耳を澄ませば剣戟の音や怒号などが聞こえてきそう。

神谷活心流の道場もこの境内にあるそうなのですが、うっかり撮り忘れてしまいました。

また今度改めてアップしたいと思います。

ちなみに、
石橋のシーンは、7一切経蔵と8唐院の間のところ、
鳥羽伏見の戦いのシーンは、19覚勝院のさらに上(方角的には西)の方にあります。


参照:三井寺HP


日吉大社

滋賀県大津市にある日吉大社です。拝観料は300円。良心的です。

三井寺と同じく広い敷地ですが、三井寺がかなりきっちりと区画整理されているのに対して、なんとなく全体的に森の一部のような雰囲気の日吉大社です。

剣心が新井赤空から逆刃刀を授かるシーン。

個人的には 、映画で登場する新井赤空役があまりイケてなかったので、どうせなら原作と同じように顔出し無(半顔出し?)で良かったと思う次第。
もうちょっとドスの効いた声と体格をイメージしていました。

しかし、ここの風景は本当に見事で、映画のシーン関係なく惹き込まれましたね。

特徴的な松。このアングルも映画に登場しました。

この小川沿いは、るろ剣だけでなく他のいろんな映画やドラマの撮影に使われているとのことです。

さて、日吉大社の撮影場所はここだけなのですが、ネタとしてもう一つお伝えしましょう。
それが奥宮エリアにある金大巌(こがねのおおいわ)です。

東本宮の脇に、山肌へ向かって石段が伸びているところがあり、そこを登っていきます。

何がネタかって、その道程の険しさです。

しょっぱなから石段がデカい!
なんだよこれ、どんだけ足長い想定だよ。

そしてさらに、

まさかの激坂!しかもオフロード!
ヘアピン前後の落差がヤバい。前ヶ畑峠並ですなこれは・・・。

軽い気持ちで入山した私の心はかなり序盤で折れかけました。

それでも呼吸と歩のリズムを合わせてなんとか登っていきます。
結局、自転車だろうが歩きだろうが一定の呼吸・リズムで登るのが大事ってことですね。

そして自転車同様、外側を回って勾配のゆるいラインをトレースしていきます。

終盤に再び登場する石段。
確かに一段グイッと登るのはしんどいけど、段の面は平らだからずーと坂道を登ってきたことを考えるとちょっと助かるぜぃ♪

と、
思ったのもつかの間。

あまりに勾配が急すぎて、一段登っても面が平らじゃない!!

っんだよこれ!(#゚Д゚)ヲイ!
ただ激坂にでかい石がキレイに並んで転がってるだけじゃねぇか!クソッ!!

と脳内で愚痴りながら進んでいくと・・・

頂上キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
1kmの激坂オフロードを登りきりました!間違いなくこの日のハイライトだぜ!

この2つの社の間には、

日吉大社の起源となったとされている、大きな岩があります。
これが金大巌(こがねのおおいわ)ですね。

まぁ、岩はともかく、

ここからの景色は素晴らしかったですよ!
今回は薄曇りなのが残念でしたが、ナイスなパノラマビューでした。

さて、

この後の下り+登りにかかった負担と相まって、次の目的地~帰宅までの自分の首を絞めることになるのは言うまでもありません。

飛天御剣流を会得するための代償は高くついたぜ・・・。くっ・・・!

ちなみに、
逆刃刀を授かるシーンは、中央やや下の黒丸に位置する走井橋・大宮橋、
激坂ネタの金大巌は、上部黒丸のところです。


参照:日吉大社HP

安楽律院

こちらも同じく滋賀県大津市にある、安楽律院です。廃寺につき、拝観料は無料です。

先にご紹介した三井寺や日吉大社とは比較にならない程小規模です。
山の中にあり、廃寺で、”わざわざ”訪れなければ佇まいを拝むことは一生ありません。

こんな感じの山道で、注意していないとうっかり見落としそうな看板があります。
道なりに左へ進みます。
こう見えて、県道47号線です。

余談ですが、この辺の47号は山に近いところをずーっと進んでいきますので、細かなアップダウンを繰り返してなかなか楽しいです。
ここも山の方へ向かって道が伸びていますので、入り口までしばらく登っていきます。

しばらく登っていくと道が二股になっており、左が飯室谷不動堂、右が安楽律院へ続きます。
二股を右へ曲がってすぐのところに画像のような目印があります。ここからは徒歩でいきましょう。

よちよち登っていくと両サイドに石垣が現れ、一気に空気が変わります。
先の方に石碑が二本建っています。

奥へ進むと石段があって下っていくんですが、一段下りるたびにあるシーンが思い起こされます。

そう、ここが第1作の最後、剣心vs刃衛のシーンに使われた場所です。
薫が倒れていたのがこの石段ってわけですね。

この門をくぐって剣心登場!

こっちが剣心目線。

作中ではいろいろと物を配置してセット作りをしていたようですが、このままでも十分過ぎるほどの何とも言えないピリッと気が引き締まるような雰囲気でした。

ここでどうでもいい話を一つ。
最後の決め技となる「双龍閃」ですが、映画における一撃目の抜刀が、なんというか甘過ぎやしませんか?
二撃目の鞘打ちへの“フリ感”がちょっと強すぎましたね、あれは。
あくまで、刃衛が一撃目をギリギリ見切ってかわす、という描写が欲しかったなぁ。
飛天御剣流抜刀術の中でも「双龍閃」はアイデアがあって結構好きな技だけに。
はい、ホントどうでもいい話。

さらに奥へと進んでいくと、お堂がいくつか建っている広場へ出ます。
ここの雰囲気はまた格別です。

広場と言いましたが、本当はもっとたくさん建物があったそうなのですが放火によって焼失してしまったそうです。

ここは、第3作にて剣心の師匠である比古清十郎の家、そして奥義伝承のための修行のシーンとして登場する場所です。

こんな感じで、ひっそりとしています。

なんとも言えない雰囲気を作り出している要因の一つに、私は「苔」を感じました。

廃寺でもあるので普段から人が出入りするところでもなく、もちろん三井寺や日吉大社のように参拝客が大勢いるわけでもないでしょうから、
地面には苔が茂っていて、それが「廃墟感」みたいなものを醸し出しているのです。

「お邪魔しまぁ~す…」とつぶやいて、荒らさないようにそろりそろりと歩きたくなるような不思議な空間でした。

ってか、
映画ではここでさんざん暴れまくってたのか…。

最後に

さて、映画るろ剣の聖地巡礼の旅はいかがでしたでしょうか?

今さら感ハンパない?

いやいや、本当に好きな人にとってはタイムリーかどうかはあんまり関係ないのですよ。
るろ剣好きで映画も見たけどロケ地はまだ行った事ないって人は是非行ってみてください!
今回ご紹介した場所は3つとも近場ですから、まとめて行けてお得です。

他にも滋賀県にはいくつかロケ地があるので、またいつか回ってみて記事にしたいと思います。

んー、しかし距離がなぁ。
例えば彦根城とか、自宅から往復すると150kmくらいあるんですよねぇ。
今の私ではちょっとなぁ、走りきれるかなぁ…(´・ω・`)

かといって輪行は、うーん…、なんか妥協してるみたいだし…。
そもそも私のメリダ号で輪行なんて肩ぶっつぶれるに決まってるぢゃん…。

・・・

|)彡サッ



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