山道を自転車走行する時に付けること【枝のRD巻き込み】

初心者さんのための、山道を走るときに気を付けてほしいことシリーズ

今回は第二回でございます。

第二回は、初回のパンク編で指摘したことと同じく路上の落ちもの系のお話で、お題はズバリ

枝(えだ)

です!

それではいってみましょう。

下記クリックで好きな項目へ移動

枝でもパンクします

初回のパンク編でも書きましたが、枝もパンク要因として気を付けなくてはなりません。

「そんなもん、踏み越えればどうってことはない」

と思われるかもしれませんが、断面が尖った枝はタイヤに突き刺さります。
油断大敵です。

ま、パンクについては初回で詳しく書いたので、ここで多く語る必要はありませんね。

パンクについてはこちらをどうぞ。

リアディレイラーに枝を巻き込む

さて、タイトルにもさせていただいているのでこちらが本題です。
枝をリアディレイラー(以後RD)に巻き込まないように、マジで気を付けてください

これは経験が無い人にしたら、

「いや、それは流石にないだろ」

と思われるかしれませんが、あるんですねこれが。

これの怖さは私が身を以て体験済みです。

それまでは、
ロードバイクみたいな細いタイヤじゃあるまいし、枝くらい踏み越えればどってことない。

と、思っていたのですが・・・

あれは、京見峠を登っていた時でした。

途中後ろから自動車が登ってきたので、それに気づいて左端へ寄せました。

ちょうどその辺が路肩にパラパラと枝葉が堆積しているところで、太いブロックタイヤとはいえ(カスタマイズする前の素MTBの時でした)踏まないに越したことはないと思ってなるべく避けてはいたのですが、
どうしても避けられず枝を一本踏みました。

それが災難の元でした。

今でもよく覚えているのですが、
長さは50cmくらいある、枝というにはまぁまぁ長めで、小指くらいの太さで、少し反った枝でした。

私はその枝を前輪で踏みました。

踏み終えた次の瞬間、

反った枝がクリンと若干動いて向きを変えました。

その後はもう枝は見えませんでしたが、直後に後輪付近からガガガッとイヤな音が聞こえたと同時に、ペダルからガッという衝撃が伝わってきて、突然回らなくなりました。

何が起こったか分かりませんでしたが、ヤバそうであることだけは瞬時に悟りました

自転車から降りて後輪付近をパッと見ると、枝が一本絡まっているのが分かりました。

そしてよく観察すると、
なんと枝がRDに刺さってチェーンとジャムっとるやないかぃ!Σ(゚Д゚;)ナヌー
ほんでRDはなんか変なほう向いとるわぃ!!(#゚Д゚)

つまり事の顛末はこうです

前輪で踏んだ枝がクリンと向きを変える

運悪くその枝がRDのプーリーケージに刺さる

枝と絡み合う様にしてチェーンが止まる

そうとは知らずにクランクは回そうとしてる
しかも登りなので結構頑張って踏んでる

RDに急激に負荷がかかる

ディレイラーハンガー曲がる…φ(・ω・*)カキカキ

走行不可になってしまいました。

せっかく時間をとって走りに出かけたのに、開始早々トラブルに見舞われて落胆。

さらに、これの修理になんやかんやと手間暇お金がかかること確定でさらに落胆。

動揺+落胆で心ここに非ず、といった具合でこの時の画像は一切残っていません。
それどころではありませんでした。

せめてもの救いだったのが、
ドライブトレインは機能しないけどとりあえず跨って転がすことはできたということと、京見峠から自宅までは近いので、何とか上手いこと下りを利用しながら帰ることができたということでした。

帰宅して少し落ち着いて、もう一度確認しました。

これ、何がどうなっているのかよく分かりませんよね。
これはディレイラーハンガーが折れてしまい、RDをチェーンステーに引っかけて乗せてる状態ですね。
どんな説明だこれは(笑

「ディレイラーハンガー曲がった」と書きましたが、実はトラブル発生時には内側(ホイールに近い側)に向かってグッと曲がってしまっていたため、RD本体がスポークに干渉してしまっていました。

その状態だとただ跨って転がすこともできなかったので、手で無理やり外側へグニッと戻したらそのはずみで折れちゃいました(´・ω・`)

修理にかかる手間とお金

その後取り外したディレイラーハンガーです。

ディレイラーハンガーって、自転車によって形がいろいろあって探すのがすごく面倒くさいんですよね。
統一された型番なんかもありませんので、よく見て似た形のものを買うしかありません。

不安な場合はショップに相談された方がいいかもしれません。

また、私のようにボッキリ折れてしまうまではいかず、もしかしたら若干曲がってるかも・・・?
くらいの症状でもディレイラーハンガーは交換せねばなりません。

少しでも曲がると、いくらRDで変速調整を試みても上手くいきません。

といった具合に、このトラブルは何かと時間・手間暇・お金がかかります。

最悪の場合は、ケーブル類・RD本体も交換が必要になるかもしれません。

スポークにガッツリヒットしていたら・・・スポークも曲げたかもしれませんね。
スポークを曲げるとホイールがキレイに回らずに、フニャフニャと波打つようになります。
チャリ屋にこの波打ちの解消(通称:振れとり)を依頼するとメチャ高いですよ~。
5000円くらいもっていかれるかもよ~。

その分いろいろと自転車に関する知識が付きますので勉強っちゃ勉強ですが、無駄な費用は極力かけない方がいいに決まっています。

たかが

されど

マジでメッチャ

この言葉を肝に銘じながら山道を走る私です。

みなさまもどうかお気をつけて、毎度毎度楽しいライドになりますように。




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