サイクルコンピュータ(以後サイコン)は確かに面白そうで魅力的なのですが、
今のところ私はサイコンアプリの無料版で必要十分楽しめていますので、スマホをサイコン代わりに使用しています。
スマホならすでに持ってるし、わざわざ自転車用に購入する必要もないので経済的でもあります。
そこで必要になるのが、自転車にスマホを取り付けておくスマホホルダーです。
ポケットにスマホ入れておくのはやめといた方がいいです。
落下しやすいし、汗で水没します。
防水機能が備わったスマホもありますが、汗まみれにしたくはありませんしね。
水没防止でジップロックに入れておくっていうのもブログなんかで見たことがありますが、見たい時に取り出すのがものすごく煩わしくありません?
サドルバッグやバックパックに入れておいてもいいんですが、それもやはりチェックしたい時にイチイチ停まって取り出してまたしまって、というのがものすごく煩わしいです。
せっかくサイコン代わりにスマホを用いているんだから、サイコンのようにハンドル周辺に取り付けておきたいぢゃない!?
出先の撮影は基本的にスマホ頼りだし、さっと撮ってまたすぐ走り出したいのさ!
楽しく自転車に乗った方が絶対良いので、何にしても面倒くさいとか煩わしいってのは私的にNGです。
(あぁでもオフロードはやっぱり怖いだろうなぁ。もしオフロードだったら利便性は二の次でどこかにしまっちゃうかもですねぇ。)
ということで、
スマホホルダー推しの私がかれこれ5年近く愛用しているミノウラのスマホホルダーを簡単にご紹介します!
そして、最近壊れかけたので二代目を買ってみたお話も立て続けにドタバタといきます!
さて、早速ですが私が愛用している(していた)ホルダーはこちらです。
ミノウラ MINOURA スマートフォンホルダー OS iH−520−OS
これを選んだ理由は、
1.しっかりホールドしてくれそうだったから
2.スマホの着脱が簡単そうだったから
です。
実際に5年近く使用していますが、この2点については間違いのない商品だったと実感しています。
安全&快適
自転車を楽しむ上で極めて大切なことです。
ミノウラのスマホホルダーは220シリーズと520シリーズの2種類あり、それぞれに固定箇所の対応径でさらに2種類あります。
個人的に220シリーズはあまりオススメしません。
なぜなら、ホルダーを車体へ取り付ける機構がやや簡易であり固定力に不安があるからです。
その点は520の方が優れています。
ホルダー自体の取り外しが容易ってのはメリットでもありますが、個人的にそこまでホルダー自体を付けたり外したりしたくないし、
だったら取り外しはやや面倒でも(というか多分取り外さない・・・)固定力に優れる520の方が良いと思いました。
520シリーズには520-STDと520-OSとありますが、ステムに取り付けられるOSを選びました。
ステムに取り付けた方がなんだか見た目がスッキリだし、ハンドル前方へ飛び出して固定してしまって藪とか林とか突っ込んでしまったらスマホもろともイカレそうな気がして・・・。
車体への取り付けはネジ止めで、かなり強力に固定できます。
私は付属のシムを一枚噛ませてステムに固定していました。
走行中でも、うっかりバイクを転倒させてしまった時も、ホルダーは一切ズレたりしませんでした。
それから、スマホの着脱のしやすさ、そして固定力の高さです。
固定は非常に簡単で、中央にスマホをセットして左右のウイングでギュッと挟み込むだけ。
上下にあるパーツはただスライドするだけですが、スマホの縦サイズに合わせて調節してやると上下方向のガタつきロックになります。
解除もこれまたワンタッチで非常に簡単。
赤いレバーをクイッと引っ張ってやると、パシュンッて感じで左右のウイングが横へ開きます。
さらに、ここに付属のシリコンバンドを使ってやるとダメ押しになるのですが・・・
一度だけ、あれは途中峠を越えて滋賀側へビュンビュン下っている時に(距離は短いのですが勾配10%を越える部分もある、京都と滋賀を隔てる峠道です)、何かに乗り上げて大きな衝撃を受けてホルダからスマホがぶっ飛んで逝ったことがありました。
ただその時は、
・撮影の連続でホールドをやや横着しており締め付けが甘かったこと
・固定補助のシリコンバンドを使っていなかったこと
が原因でした。
その時の顛末はこちらです・・・
それ以来、必ずシリコンバンドを固定補助として使うようにしました。
自身の横着が招いたこのたった一度が唯一の落下であり、使用上の注意をしっかり守りさえすれば非常に信頼性・利便性の高いスマホホルダーだったと思います。
初代スマホのiphone 6、そして二代目のiphone seを、私のチャリんこライドに安全・快適にお供させてくれました。
スマホをサイコン代わりに使ってみたい!
良さげなスマホホルダーで運用したい!
という方は是非候補の一つに入れてみてください!
お値段は大体3000円前後です。
もっと安いのはたくさんありますが、もしスマホが逝ってしまったら「安物買いの銭失い」程度の話では済みません。
さてさて、お話は後半へ。
ここまで掲載した画像で気になった方もおられるかもしれませんが、そこはタイトルの通り・・・
スマホホルダー壊れちゃいましたー(つд・)エーン
お分かりだろうか?!真ん中の六角穴ボルトのところから四方へ亀裂が入っているのが!!
もちろん、これはもともとこういうやつなワケありません。
まぁこれね、私の扱い方もあんまり良くなかったのかしれませんが、
それにしても樹脂製のボディを金属ボルトで締め付けるここの構造だけが唯一と言ってもいいくらいの弱点です。
このボディも、厚みがあってガッチリしているわけではなく、むしろ薄めで軽量なのが長所の一つでもあるんですよねぇ。
ズレないように、と思ってググッと締め付けたらピキΣ(゚Д゚;)っといっちゃいましたね。
このホルダーを使用される方はこの点に十分お気を付けください。
ってか説明書よく読めってやつですね。
で、
壊れたんは壊れたんですが、
実際のところはというと・・・
一応このままでも使えないことはない!もちろんシリコンバンド併用です。
左右のウイングをそーっと締めていって、一番最初に挟み込みのロックがかかり出すのがこの画像の幅くらいです。
つまり、
この幅より広い物体は挟んで固定ができない!
この幅より狭い物体は(ホルダのボディより幅の狭い物は当然無理だけど)挟んで固定ができる!
でもボディに亀裂が入っているので緩んでこないとも限らない。そればかりか最悪走行中に崩壊しても文句は言えない。
って状態です。怖いなー怖いなー。
さらに、
100km超などの長距離ライドに赴く場合、私は必ずモバイルバッテリーを併用するようにしているのですが、
私が好んで使用しているモバイルバッテリーはケース一体型なんですよね。
モバイルバッテリーをケーブルでスマホに接続するタイプは大容量で頼もしいのですが、そうするとモバイルバッテリーをどうやってマウントあるいは携帯するか?
ケーブルの取り回しは?最適な長さは?
などなど他に考えたり装備しなければならない事柄が多くて嫌っています。
で、スマホをモバイルバッテリーケースに装着すると、当然ボリュームアップします。
モバイルバッテリーケースの上に、普通のケースに装着したスマホを置いています。
幅は若干しか変わりませんが、厚さは1.5倍くらいあります。
それがどうした?という話ですが、
要するにモバイルバッテリーケース装着状態でのボリュームでは、壊れかけたスマホホルダーでは十分にホールドすることができない、ということです。
実際、花背峠を鞍馬側へ下っている最中に(距離5.9km、平均勾配8.8%という坂バカに人気の京都の峠道ですがところどころアスファルトがめくれていて下りは怖い)、シリコンバンドを併用していたにも関わらず思いっきりズレて落としかけたことがありました。怖いなー怖いなー。
かつて途中峠で一度スマホをホルダーから落として画面バリバリくんにしてしまっているだけに、もう次はありません。
嫁さんに言い訳も立ちません。それが一番怖い。
ということで、新しいホルダーを買ってみました。
正直言って、ミノウラの520-OSリピートでもよかったです。
中央ボルトからボディに亀裂が入ってしまったのはここ数か月のことで、それまではなんの問題もなく使えていましたし。
いや、むしろ固定の安心感と取り外しの利便性を考えたらホントにいいシロモノでした。
で、今回このBike Tie Pro2にしてみたのはやっぱり520-OSと同じような使い方ができるモノが良かったからです。
つまりステムに取り付けられることを前提として、
1.しっかりホールドしてくれそうだったから
2.スマホの着脱が簡単そうだったから
です。
2.のスマホ着脱に関しては、スマホの角にシリコンバンドをグイッと引っかけてやるだけなのでまぁOKでしょう多分。
回数を重ねるとどうかってのが重要ですがね。
問題は1.の方です。
もちろんミノウラの520-OSもそうなんですが、
こればっかりはいくら商品説明とかレビューがあっても、自分自身で体感しないことには分からないというか。
落ちなかった、大丈夫だった、という実感を何度か積み上げてこその安心感なわけですよね。特に私のように一度落としている人間にとっては。
しかも今度のやつはただのゴムなわけで。あ、シリコンか。
えーっと、そうですね。
とりあえず・・・振ってみようかな。
そう、とりあえずためしにね。
実際のライド中に受ける振動を忠実に再現するのは難しいけど、ここで振ってみて簡単に外れるようではあまりにも心もとなさ過ぎるもんね。
よーし。
一応、もし外れて落っこちてもいいようにあんまり高いところでやらないようにして・・・
えぃ!えぃ!
せぃ!せいぃ!!
・・・
外れませんでした。
スマホケースがハードラバーみたいな質感で、上手くシリコンとグリップが効いたのかもしれません。
いろんな角度でブンブンやってみましたが、
四隅にかけたシリコンバンドが遠心力で引っ張られてスマホとホルダー本体の間がガバガバに空いてたけど、外れはしませんでしたね。
あとどうでもいい話ですが、左手でホルダーをシェイクしながら右手でデジカメのシャッターを切るって意外に難しいもんですな。
マジでどうでもいい話ですが。
ちなみに、右上のバンドのかかる位置ってちょうどスリープボタンにかかってしまうのですが、
だからといってボタン押しっぱなし状態にはなりません。
スマホをホールドはしてくれるけどボタンを押すほどギュウギュウに引っ張っているわけではない、って感じですかね。
もっと大きいスマホはもしかしたら勝手が違うかもしれませんが、パッケージにも書いてある通り4~6.5インチのスマホサイズに対応しています。
よ、よし、今度はモバイルバッテリーケースを装着した状態で振ってみよう!
実際の使用状況に合わせないと意味ないですからね。
それ!それえぇぇぃ!!
まだまだあぁぁぁっ!!!
くっ…!意外にシャッター切るのがムズイぜ!左手につられて変な動きをしてしまうYO!
おし、こんな角度はどうかな?
おりゃおりゃぁぁっ!!
外れろ外れろおぉぉぉっ!!!
・・・
・・・
一応、外れませんでした。
ま、まぁ、この程度で外れてるようじゃ雲ヶ畑街道すら怖くて走れないわな!!(京都の人にしか分からないネタばかりですみません)
とりあえず近場ライドから様子見ながら使ってみます。
あ、ちなみにモバイルバッテリーケース装着状態でも当然↓こうなりますが、
やっぱりスリープボタンは押されないので大丈夫!
ということで、大丈夫そうならしばらく使ってみて、またレビューをしたいと思います!
なんか言ってること矛盾してそうだけど、使ってみないと分からないししゃぁないよね。
みなさんも、ライド中にうっかりスマホを落とさぬよう十分にお気を付けください。
それではまたヾ(。・ω・。)ノ