千束坂をご紹介いたします!
峠ではありませんが、市街地に非常に近く、短距離ながらかなりの勾配で京都の自転車乗りには有名な坂です。手ぶらで歩いて登るだけでもしんどい程のこの激坂、是非一度挑戦してみてください!短距離過ぎて登坂練習には向きませんが、ネタにはなるかも。
注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。
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千束坂 スペック
距離:100m
最大標高差:22m
平均斜度:21.4%
最大勾配:25%
千束坂 解説
坂のふもとです。
コンクリートとアスファルトの縞模様が特徴的ですね。
スリップ防止のためでしょうが、自転車にとっては走りにくいことこの上なしです。
21%の勾配標識です。
その上には「通学路」の標識ですね。
この坂の上にある鷹峰小学校へ通う子供らがここを歩いて上り下りしているのでしょうか。
足腰が丈夫に育ちそうですね。
坂の中間あたりです。
浅い呼吸で一気に登り始め、このあたりから息が切れ出すのではないでしょうか。
ここからさらに勾配はキツくなります。
ゴール直前はやや左へカーブしています。
このあたりからググっと勾配が上がり、道幅も狭くなります。
自動車の離合が不可能なほど狭いので、運悪くこのへんで前か後ろからか車が来たら車のサイズによっては脚をつかねばなりません。
そうでなくても登るので一杯一杯で、バイクを左端ギリギリへコントロールするのが非常にキツイです。
横から見るとこんな感じです。
ここからゆるやかに左へカーブしながらギュイーンと勾配が上がります。
坂の頂上には地面を向いたミラーが設置されています。
これは坂の上から下へと下る際に、下の状況を確認するためのものですね。
千束坂 まとめ
最初から最後までまな板上の路面が続きます。
小刻みにガタゴトしますので、通常のアスファルト路面ほどタイヤが地面を掴まないのもこの坂を登ることを過酷なものにしています。
よほど脚と変速スキルに自信のある方でなければ、最初からインナーローで突っ込むことをオススメします。
途中でキツクなっても高トルク中にシフトチェンジするのはあまりバイクにとって良くありません。
気合を入れて一気に突っ込んだら様子見は無用です。そのまま頂上までフルパワーでいってください。
最後のゆるやかな左カーブ手前あたりからただでさえキツイ勾配がさらにキツくなり、地面と顔の距離が近くなることを感じられます。
車両の往来がそこそこあり、運が悪いと坂を登っている最中に鉢合わせます。
坂の中間あたりまでなら道幅がまずまずありますので特に問題ありませんが、
頂上付近は車同士が離合することさえも不可能なほど一気に道幅が狭まります。
頂上付近で上から車が来る場合、大抵は停まって待ってくれます。
しかし後ろから同じく登ってくる車は、車の方も一気に登らないと後ろへ下がって危険なのでほとんど停まってくれません。
坂の終盤はかなりキツイのでよろけて道の中央へ出たりすると非常に危険なので、無理はせず、少しでもヤバそうなら足をついて車をやり過ごしてください。
上手く足をついて停まれなさそうなら左の壁側へ寄りかかった方がまだ良いでしょう。
この坂において最も警戒すべきは急勾配ではありません。
急勾配を上手くバイクコントロールして登るだけの余裕もないのに、車両が近づいていても意地を張って登り続けようとすることです。
全身に力が入って息が上がっている時というのは、普段できるような動きや思考が著しく鈍ります。
そのことを肝に銘じて挑戦してください。