花背峠(はなせとうげ)

花背峠(はなせとうげ)をご紹介いたします!

京都の激坂として有名な峠の1つです。市街地からのアクセスが非常に良く、登りごたえのある距離と勾配で、自転車乗りを魅了します。ヒルクライムの練習には最適な峠で、マイ坂にしている人も多いはず。一応国道ということもありそこそこの交通量で注意が必要です。脚試しに是非どうぞ!



注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。

花背峠 スペック&解説

鞍馬側

距離:5.9km
最大標高差:504m
平均勾配:8.8%
最大勾配:15%

花背峠スタート地点のくらま温泉入り口看板前
鞍馬寺からさらに奥へ民家を抜けていくとある「くらま温泉」。
入り口の看板前がスタート地点です。

花背峠序盤。勾配はゆるめ。
右にも左にも整然と立ち並ぶ杉の間を、序盤はゆるめの勾配で登り始めます。

タイムアタックする場合は、終盤のためのパワーを温存しつつこの序盤の緩斜区間でどれくらい攻められるかが1つのポイントです。

1km地点の浄水場。このへんから少しずつ勾配が上がりだす。
くらま温泉から1kmほど進んだあたりにある浄水場です。
それまでユルユルだった勾配が、この浄水場を通過したあたりから徐々に上がっていきます。

花背峠鞍馬側で最もキレイな舗装区間
花背峠は全面舗装路ですが、このへんだけ異様に新しくキレイな舗装がされています。
路面がキレイで滑らかだとそれだけでちょっと登りやすくなって助かります。

しかし、京見峠同様、このキレイな舗装区間はアッと言う間に終わります。残念。

このあたりから10%くらいの登りになってきます。

花背峠中盤。10%を下回らなくなる。
ゆるいところもあればキツイところもある。
これは終始言えることですが、上へ登っていくにつれてそのレベルも徐々に上がっていきます。

序盤が5~8%、中盤は8~12%という具合のイメージです。
体感的に「あ、ちょっとゆるくなった」と感じても、数字だけ見ればなかなかの勾配!という状態が進んでいくにつれてより顕著になっていきます。

中盤以降は10%を下回らなくなります。

最初の九十九折れ直前
左へグッと曲がっていますが、何か立て看板が見えますね。
息が上がっているので読みづらいですが、なんとなく「花背…、…トンネルがどうとか」と書いてあるように見えます。

お、もしかしてゴール地点か?

花背峠最初の九十九折れ

と、初めての時は思うかもしれませんが(筆者は一瞬そう思ってしまいました)、
スタートから3.5kmのただの通過地点です。

明治32年にこの道路が開いてからずっと云われているようです、このトンネル化。

トンネル化が実現するのか、凍結中の事業が解除されるのか、いずれにしてもこの峠道は残しておいてほしいです。
栗尾峠のように、これほど素晴らしい峠道なら自転車・歩行者専用にして、新道を自動車専用にすればウィンウィンで最高ですよね。

京都市さん、よろしくお願いいたします。

最初の九十九折れの高低差
最初の九十九折れをパスし、これだけの短距離で生まれる高低差を楽しみます。
グネッグネッと曲がってチラっと下を見て、「えっ、もうあんな下に?!」とお約束の反応をしておきます。

4km地点の百井別れ
4km地点、百井別れです。
花背峠はそのまま左をまっすぐ、右の脇道へ入ると百井峠です。

頂上までまだ2km近くありますが、すでにゆるい箇所でも10%強、キツイところでは15%程度の坂道が続きます。

百井別れを過ぎれば有名な九十九折れ区間に突入です。

九十九折れ区間に突入。アウト側でも侮れない。
九十九折れ区間に入るとスリップ防止用の縦縞が入りだします。

まだまだ続きます。

ガレた路面、しかもかなりの勾配。
ひどくガレた箇所も通らざるを得ません。
なるべく平らで砂利など少ないラインにタイヤを通して頑張りましょう。

九十九折れ
ギュイーンと曲がります。
このコーナーには山水が出ています。

九十九折れ中の給水ポイント
とりあえず休憩するもよし、
頂上までもうすぐですから一旦登りきってから顔を洗いにくるもよしです。

左側のコンクリートの壁が頂上直前の目印
左側にコンクリートの壁が見えてきたら頂上はもうすぐそこです。
ラスト踏ん張りましょう!

花背峠頂上。電光掲示板がタイムアタックゴール地点。
花背峠頂上です。お疲れ様でした。
タイムアタックのゴール地点は、この画像の自転車が停まっている電光掲示板です。

ウラ側(北側)

距離:8.7km
最大標高差:383m
平均勾配:4.7%
最大勾配:10%

花背峠北側スタート地点の手前目印看板
京北町側から向かってきた場合、スタート地点直前の目印です。
このすぐ先右へ渡る白い橋がスタート地点です。

花背峠ウラ側スタート地点の白い橋
花背峠ウラ側スタート地点の白い橋です。

序盤の山道区間
花背峠のウラ側は鞍馬側とは違い、全体の中でもキツイ部分が序盤から現れます。
それでも勾配は10%程度。鞍馬側に比べればどうということはありません。
まずは山道の中を登坂開始です。

中盤の民家区間
途中のY字路を花背神社の方(右)へ進みます。

しばらく進むと集落が現れます。

序盤の坂を上るとしばらくはゆるい勾配が続きます。

山道区間手前
鞍馬側にもありました、この看板。
鞍馬側のこの看板付近はなかなかキツイ勾配ですが、北側はなんのその。

7km地点の旧道別れ。裏花背入り口。
集落を抜けるとまた山道へ入ります。

花背山の家を通過してずんずん進んでいくと、約7km地点に旧道の入り口が右側に現れます。
いわゆる「裏花背」の入り口です。

舗装路はすぐに終わり、林道でつながっているようです。
シクロクロスかMTBが良いでしょうね。

この記事のこちら側の解説を「花背峠(ウラ)」としていますが、まったく別物ですのでお間違え無きよう。
ややこしくてすみません。

かなり奥の方まで進んできましたが、やはり勾配的には鞍馬側と比べるまでもない易しさです。
キツイ箇所でも10%程度で、休憩できる緩斜面がたくさんあるので距離は長くてもそれほどのキツさは感じません。

終盤の山道区間。広い道幅とキレイな舗装面。
緩やかな勾配に加えて、鞍馬側とは比較にならない広い道幅と整った舗装面。
これがさらに易しく感じる理由の1つですね。

頂上直前のゆるい区間。
鞍馬側とは対照的に、頂上直前はさらに勾配が緩やかになります。

花背峠ウラ側頂上
頂上です。お疲れ様でした。
すぐそこに電光掲示板がありますが、鞍馬側タイムアタックのゴール地点の掲示板はさらにもう少し先にあります。

花背峠 まとめ

登り応えがあって人気があるのはやはり鞍馬側です。

序盤は比較的緩めの勾配から入り、終盤にかけて徐々に上がっていくまさに王道スタイル。
距離と勾配のバランス良し、アクセス良し、達成感抜群に良しで、人気があるのもうなずけます。

路面状態は決して良いとは言えません。
勾配のキツイところではかなりのトルクがかかりますので、ラインが悪いとスリップしてビックリすることもあるかもしれません。
しかし、花背峠くらいの路面状態の悪さであれば、悪路でいかにトラブルを起こさず、なるべくトラクションをかけてスムーズに登れるラインを見極めながら登る練習にはもってこいです。
お隣のこれまた激坂で有名な“芹生峠”や“百井峠”に比べれば、キレイに思えるほど全然マシです。

交通量が少なくないというのがネックですね。
鞍馬側は道幅が狭く、路側帯なんてほとんどないようなものですので、キツイ斜面をえっちらほっちら登りながら自動車の邪魔にならないようにギリギリ左をキープしなければなりません。
激狭なところでバスに来られたら…、…諦めて足をつきましょう。
バイクコントロールも求められます。

中盤以降は10%を下回らなくなって非常にキツイです。
その中でも緩い箇所で上手く休みながら、ダンシングとシッティングをバランスよく使って、ゴールまでの残存体力を計算しながらクレバーに登らなければなりません。

このクラスの峠を登ると、ダンシングに対する概念が変わって、1つ成長します。

花背峠初挑戦でしかもこのクラスの坂道の登坂経験が無い場合は、自分の根性と体力を信じるしかありません。
頑張りましょう!終わらない峠はありません!

ウラ側である北側は、距離こそ長いものの勾配的には易しめです。

しかも鞍馬側のようなずーと勾配が上がり続けるのとは違い、キツくても10%程度で、たまにキツイ箇所があり、その他の大部分は比較的ゆるめです。
登りながら休憩できるところがたくさんあるので、スペック以上に易しいと思います。

さらに道幅が広く、舗装もキレイで、非常に走りやすい峠道です。

もちろんですがバスはウラ側も走りますので、狭い箇所ですれ違うタイミングであれば気を付けてください。




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