持越峠(もちこしとうげ)

持越峠(もちこしとうげ)をご紹介いたします!

短距離ながらかなりの急勾配で登りごたえ十分。ここを登り切った時に得られる達成感もさることながら、急勾配に対する免疫力増強を狙える、初心者さんにもぜひおすすめしたい峠。



注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。

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持越峠 スペック


距離:1.2km
標高差:113m
平均勾配:8.6%
最大勾配:13%

持越峠 解説

持越峠スタート地点の橋。短距離ながら急勾配。気合を入れて短期決戦。
持越峠スタート地点の橋。
スポーツバイク未経験者のほとんどが、それまでの人生において自転車で登ろうとしたことのある坂としては遭遇したことがない急勾配がこの先に待っています。

橋を渡ってすぐの右カーブ。グングン勾配が上がっていく。
橋を渡ってすぐに右カーブ。
このコーナーからググッと勾配が上がります。

13%の勾配標識。体感的にはそれ以上。
13%の勾配標識。
この記事の冒頭部分で持越峠のスペックを記載していますが、そこで最大勾配を13%としているのはこの標識があるからです。
体感的には13%どころではありません。

最初のヘアピンカーブ手前。序盤ながら持越峠中最難関ポイントかもしれない。
序盤にしてこの峠中最難関ポイントのヘアピンカーブ。
カーブにさしかかるにつれてさらに勾配が上がっていきます。

峠中最難関のヘアピンカーブ。イン側はもちろん、アウト側もなかなかの勾配。堆積物も多い。
カーブ途中の写真です。
折り返し前後の高さの変化がすさまじいですね。
かなりキツイ勾配なのでできればアウト側を回りたいのですが、アウト側ですらなかなかの勾配です。
さらにご覧のとおり、葉っぱやら枝やら小石やら、堆積物が多いのでスリップしないように、ハンドルをとられないように、変速機に巻き込まないように、路面にも注意を払わなければなりません。
イン側は20%近くありそうです。

ヘアピンカーブ回ってすぐの、下り用の勾配標識。13%。
交通量が少ないので全体的に堆積物はやや多めです。
ガレている箇所もあるので、上手くタイヤを通してトラブルに見舞われないように気を付けましょう。

急勾配の先には展望ポイントが。
キツイ⇔ユルイを2~3回繰り返すと少し開けた場所に出ます。
ちなみに、この”ユルイ”でも10%近くあります。

登りで唯一視界が開けるポイント。雲ヶ畑の集落が眼下に。
雲ヶ畑の集落が見えます。
雲ヶ畑の集落を抜けてここまで来た場合は、つい先ほど通ってきたばかりの家並みがもうあんなに下に?!と感じると思います。
短距離で一気にグッと登っている証拠ですね。

持越峠頂上
一旦平坦になりかけた後すかさず登りになりますが、わずかに登るとすぐ頂上に到達。
お疲れ様でした。

ウラ(真弓側)

T字路右へ入るとスタート。まっすぐ行くと真弓の集落。
スタート地点の分岐。まっすぐいけば真弓の集落。
ここを右へ入ったところからスタートです。

登板開始直後の直線。このあと右ヘアピンカーブあり。
ゆるめに登り始めて、最初のヘアピンカーブに入る手前の直線。
目の前に右肩上がりにスーッと伸びていくガードレールが目に入り視覚的ダメージを負いますが、実際はそれほど大したことはありません。

ヘアピンカーブ。アウト側はゆるい。外を回るべし。
イン側はキツそうですが、アウト側を回ればゆるく登れます。

終始緩めの勾配でゆるゆると登っていき、きついところでも10%あるかどうかといったところです。
雲ヶ畑側に比べて道幅も広くて堆積物も少ないので、比較的走りやすいと言えるでしょう。
たまに車とすれ違いますが、キープレフトでまったく問題ありません。

持越峠 まとめ

短距離ながらキツイところが何箇所かあり、登りごたえは十分。
序盤から少しずつ勾配が上がっていくタイプではなく、いきなり急勾配が登場し、その後もキツイ⇔ユルイを繰り返すので、最初から気合を入れて短期決戦で一気にやっつけるのが良いでしょう。

危険なのが、雲ヶ畑側へ抜ける際のダウンヒルです。
キツイ下りで、ブレーキを緩めるとあっという間に加速してしまいます。
堆積物も多いため、スリップしてダイヴイントゥザフォレストしないように、ブレーキングには細心の注意を払いましょう。

持越峠の急勾配を早めに体験しておくと勾配免疫がつき、少々の坂ではキツくならなくなります。
また、ある程度の達成感も得られるので、次はどこを登ろうかなと楽しみも増えます。
初心者さんに是非おすすめしたい峠です。




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