途中越(とちゅうごえ)

途中越(とちゅうごえ)をご紹介いたします!

京都・滋賀を往来するにはいくつかルートがありますが、京都市と滋賀県を結ぶルートとして考えると選択できるギリギリ限界北端ルートが途中越でしょう。自然と走行距離が伸びやすく山道ルートであるためロングライド向きかもしれません。市街地から離れますのである程度のトラブルに対処できる準備が必要です。



注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。

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途中越 スペック&解説

京都市側


距離:2km
最大標高差:95m
平均勾配:4.8%
最大勾配:9%


当記事では、国道367号線から477号線が前ヶ畑峠の方へ向かって分岐する信号交差点を京都市側のスタート地点にしてみました。

367号を北行でアプローチする場合はこちらの石材屋さんが目印です。

前ヶ畑峠方向から477号を東向きにアプローチする場合は367号と合流する信号交差点を左折です。


ゆるやかに登り始めますが、程なくして平坦~ゆるい下りになります。


左側に鉄門があるあたりからまた少しずつ登っていきます。
ここから峠に向かってジワリジワリと勾配が上がっていきます。


右側に喫茶店があります。
峠まで残り約1km、ちょうど半分くらいです。
勾配は5~6%といったところです。


途中峠です。お疲れ様でした。
峠に近づくにつれてググッと上がっていきますが、峠直前で10%まではいかないくらいです。

特徴的な構造物と、ちょうど峠で大津市に入りますので、とても分かりやすくて良いですね。

大津市側


距離:2.8km
最大標高差:166m
平均勾配:5.9%
最大勾配:11%


当記事では国道477号線と県道311号線が交わるこちらの信号交差点を大津市側のスタート地点にしてみました。

どちらも湖岸沿いを走る国道161号線から西向きに入って道なりに進めば自然とたどり着きます。


スタートしてからゆるめに登っていき、左側に自動車の整備場(?)があるこのあたりから少しずつ勾配も上がっていきます。


途中口信号です。
ここまででおよそ1.4km、ちょうど半分くらいです。信号付近の勾配は平坦近くまで落ち着きます。

この途中口はちょっと分かりづらいかもしれませんが、黄色矢印の通りに左端に沿って直進します。
逆に向こうから下りてくる場合は赤矢印の通りです。


途中口から先へ進むとすぐに分岐点ですが、ここは手前を左でも、その少し奥を左でもどちらでもOKです。
奥を左に入る場合は、猛スピードで下ってくる自動車や自転車があるかもしれないので十分にご注意ください。


前の分岐で手前から左へ入るとこうなります。
やはり左端に沿って進行します。
前の分岐で奥を左へ入ると右側の黄色矢印の方から出てきます。


細い路地に入ると再びジワジワと登り始めます。


少しずつ上がってきた勾配はこのあたりで10%を超え始め、峠手前まで約300m続きます。
ここが一番シンドイところです。


えっちらほっちら登ってきて、ここで国道367号線へ合流します。

間違ってもこの二又を右側へ入ってはダメです。
右側は367号からこちらの旧道へ入って来るための道で、
こちらから367号へ戻るには左側の黄色矢印の方からです。

京都市街地方向へ進むには一旦横断せねばなりませんが、なかなかの交通量につき十分にお気を付けください。

ちなみに、さらに外側に367号と平行して伸びる細い脇道もそのまま向こう側へと繋がって367号と合流します。
道は酷そう(特に西側)ですが興味がおありでしたらトライしてみてください。


途中峠です。お疲れ様でした。
こちら側もやはりこれ以上ない目印で大変わかりやすいですね。

途中越 まとめ

どちら側も、スタートから少しずつ登っていって峠手前に急坂を迎えるルートです。
あまり休憩ポイントがないながらも全体的にはゆるめの勾配ですが、アプローチまでに結構な体力を要するため頑張ると最後が激坂に感じるなかなか登り応えのある峠です。

厳密に「登り始めのポイント」から換算するとかなりの距離になり、
事前にある程度行程を想定しておかないと「まだかまだか」と精神的にも削られます。

全体的にゆるい勾配で推移していきますが、だからといって序盤から力任せにゴリゴリ踏んでいくと脚が売り切れてしまいます。

ペダリングと呼吸のリズムを合わせてなるべく一定になるように、無理なくいきましょう。

路面はどちらも悪くありませんが路側帯は決して広くなく交通量は多めで大型トラックの往来もあるため注意が必要です。

峠に近づくほど山道っぽくなっていきますので、茂った草が道の脇から飛び出していることも多々あり、避けようとして道路側に膨らんだタイミングと後方から車両に追い越されるタイミングがミートしてしまうと危険です。

これは途中越だけに限らず、道幅の狭い山道を走る際には同様に気を付けましょう。

自動車の運転手みんながみんな「草を避けるために自転車が道路側へ膨らむだろうからこっちも気を付けよう」と思ってくれるハズがありません。

当記事で紹介しているスタート地点は、なるべく分かりやすく目印になるものがあって、かつ最後の登り区間ということを考慮して決めました。

サイコンアプリのStravaではタイムアタックゾーンが記録されますので、そういうのを参考にされても良いでしょう。




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