2020ライドに向けて愛車をメンテナンスしたお話その1です。
いろいろやりましたが、その1のメインはタイヤ交換についてです。
自転車メンテナンスにおいて、タイヤは非常に重要なパーツの一つです。
交換するにあたっては「大体○か月ごとに」とか「走行距離○千km」とかある程度の目安はありますが、それはその人の乗り方・シチュエーション・天候・保管状況などなど様々な要因に影響されます。
私が大切だと思うことは、
○日ごろからチェックを怠らないこと○
乗る頻度にもよりますが、少なくとも「これから乗る」という時には空気圧は十分か、異物が刺さっていないかなどを必ずチェックしましょう。
洗車等の日常メンテナンスの際にはタイヤも一緒に拭いてあげて(溶剤は特に不要です)、触診してやるのが良いでしょう。
○きわどい判断をしないこと○
空気圧が不十分でもちょっとくらいいぃかと安易な判断をしたり、寿命ギリギリまで使い切ろうとしたりしないことです。
トラブルは突然起こりますが必ず原因があって、きわどい判断をしたことによって引き起こされるケースは決して少なくないと思います。
常に多少の余裕を見ておくことが肝要と言えるでしょう。
です。
『安全面』において重要度が高いのはもちろん、『カスタム性』という点についても潜在能力の高いパーツです。
走りへの影響が大きく、見た目に変化を加えることもでき、それでいて交換作業は自転車メンテの中では比較的簡単でとっつきやすく、大変オススメなカスタマイズです。
興味はあるけどまだやったことないという人には是非チャレンジしてほしいです!
タイヤ交換(クリンチャータイプ)の手順は以下の記事で紹介していますので、よろしければ参考になさってください。
さて、今回のタイヤ交換についてです。
私の愛車メリダ号はMTBですが、なんやかんやと高速オンロード仕様にカスタマイズしてきました。
リムはETRTO584の、いわゆる650Bです。巷では27.5インチなんて言ったり。
バイク購入当初は650Bのスリックタイヤって品数が少なかったんですが、ありがたいことに年々少しずつ増えてきています。
タイヤ幅の種類が増えて、選択の幅も同じく増えて大喜びです。
私が今使用しているのはTIOGAのシティスリッカーというやつで、かれこれ3年愛用しています。
シティスリッカーは一本2500円くらいの安いタイヤですが、私の使途で全く不満は感じていません。
雨の日は基本乗らないので雨天時の走行感はよくわかりませんが、それでも雨上がりや山道のウェットな路面でも危険を感じたことはほとんどありません。
乗り方にもよるのでしょうけど、そもそも「路面ウェット×ぶっ飛ばす=危険」だと思うのでタイヤ性能うんぬん以前の話ですよね。
驚くべきはそのコストパフォーマンスの高さです。
こちらは新品のシティスリッカーです。自分で購入した時に撮っておいた画像です。
そしてそれを3年履き通した状態が↓こちらです。
こうして並べて比較してみると確かにすり減っているのが分かりますが、まだまだ溝は残っていますし、表面にひび割れなどもまったく見られません。
3年での走行距離はおよそ6000km~7000kmだと思います。
バイクは室外保管で常にカバーをかけてありました。
これで一本2500円くらいはかなりお得だと思いますね。
650Bのスリックタイヤをお探しの方にはオススメの一品です!
さて、そうは言ってもやっぱり3年も履き続けたし、すり減ってきているのは分かっていましたので、2020年シーズンに入ったちょうど良いタイミングということで、
タイヤを交換することにしました。
ここまでの流れでいくとシティスリッカーをリピートしました(´∀`)Yeah!
で終わりそうなところですが…
今回はブロガー魂(?)がそうはさせないぜ!
せっかく650Bスリックもラインナップ増えてきたし!
それの紹介記事も書いてる身だし!
ブログネタとしてもおいし… ゲ、ゲフンゲフンッ!!
…と、とにかく!
今回は気分も新たにすべく、違うタイヤにチャレンジしてみよう!
ということで至福のモノ漁りタイムです(´∀`)
さぁどうしようかな。
マジでラインナップ増えてきたしなぁ。
でもやっぱり前から気になってたアレかなぁ…
いやしかし超細タイヤのアレもいいよなぁ…
パンク耐性高いアレも興味あるけど…
も一回アメサイドのアレもアリか…?
…
…
…
ポチ
ー 数日後 -
ピンポーン
「お荷物ですーアレですー」
ガチャガチャ ドサッ バタンッ
勝手に置いてくなーー(#゚Д゚)ーー!!!!
…
…
…とりあえず開けるか…(・ω・)ドレ
ガサガサ
…
…こ、これは…
KOJAKキタ━━━(゚∀゚ )━━━!!!!
SCHWALBE KOJAK 27.5×1.35 を手に入れた。
専用チューブもキタ━━━(゚∀゚ )━━━!!!!
当然だよ。
フラフープでもしてろってのかYO(#゚Д゚)!!!!
チューブが無ければそうツッコんでいたところです。
さぁ、役者はそろいました。
●シュワルベ コジャック 27.5インチ(584) ワイヤー
早速シティスリッカーをひん剥いていきます。
チューブも引っぺがしたところで、タイヤ計量いってみましょう。
メーカーのHPとか見れば書いてあったりしますが、実測値は意外とズレてたりするらしいのでちょっとやってみます。
まずはKOJAKからね。
代理店HPでは410gだけど、どうかなぁ~。
…
…
2本とも3回ずつやってみましたが結果は同じ、460gでした。
…
タイヤ1本で50gは…なかなかの差異なのでは…??
どうなんこれ?ハズレ引いたのかな?
まぁ別にメインテーマが“軽量化”ではないので私にとってはそれほど重要ではありませんがね。
…
次いってみましょう。
次は今まで履いていたシティスリッカーです。
メーカーHPでは540gですって、どうかなDOかなぁ~。
…
え?…どゆこと…?増えてますやん…
あ、すいません。これはですね、確かに1本はこの通り560gだったんですが、もう1本は520gでした。
520gはね、使って摩耗しているハズなので、まぁそんなもんですよね。
だいぶ軽量化されましたが、これを実感できるかどうかは乗ってからのお楽しみです。
軽量化が主たる目的ではないにしろ興味はありますよね。
勝負は最初の数回でしょう。
あ、そうそう。ここでちょっと困ったことが。
これはKOJAKのサイドウォールですが、
どっちが回転方向だと思いますか?
左かなぁ…と、最初は思ったのですが、代理店HPを見てみると、
こうなっていて。
まぁこの画を見てもどっちが回転方向かはわからないんですが、
なんとなく手前に向かって転がってきそうかなぁ
『KOJAK』ってロゴの向き的にも…
ということでもしかしたら上のサイドウォールの画像でいうところの右が回転方向かもしれない…
などと思ったりしてみたり。
いやいや、タイヤサイドに回転方向を示す刻印があるでしょ?
と言われそうですが、
このタイヤ…回転方向を示す刻印が無い!
てっきり「あるもん」と思ってたし、どうしよう…
勝手な判断で装着して後で間違っていることに気づいても着けなおすのメンドイよなぁ…
ということで、思い切って代理店HPに問い合わせてみました。
そして、
というお返事をいただきました。
どっちでもOK!って… 普通なんですかっ?!
一瞬戸惑いましたが、とりあえず最初に代理店HPの画像を見た時のインスピレーションに従おうかな。
それでは早速取付ぢゃい!
まずはタイヤの片側のビードだけはめたら、チューブのバルブをリムのバルブ穴に突っ込みます。
今回は新品タイヤ+新品チューブですから、赤ちゃんのお尻ポンポン(タイヤパウダー)をまぶす必要はありません。
素手でゴソゴソとチューブをタイヤ内にしまい込んだら、もう片方のタイヤビードをリム内にグイグイとはめていきます。
ビードとリムの間にチューブを噛み込まないように気を付けましょう。
両サイドのビードがリムにはまったら、チューブに少しだけ空気を入れます。チューブがギリギリ輪っかになるくらいの少量でOKです。
そしたらホイールをコロコロ回しながら、タイヤを軽くしばいたりもみほぐしていきます。
2~3周もやれば十分でしょう。
そうしてチューブをタイヤ内に馴染ませます。チューブのねじれを矯正する効果もあります。
タイヤをグイッとめくり上げてみて、チューブがはみ出ていないことを必ず確認しておきましょう。
問題なければ空気を入れていきますが、ここでもやはり少し入れて一旦様子を見ます。
特にバルブの部分はビードがかかりにくいのでよく見ておきましょう。
これはダメな例です。ビードがリムにしっかりかかっていません。
こうなったら一旦空気を抜いてやり直しです。
これでOK!!
バルブキャップはお気に入りのピンクにしました。
仏バルブ用のやつを新しく買っておいたぜ。
いぃねいぃねー。こういうのアガルよねー。
ということで、タイヤ交換終了!
という感じになりました。
シティスリッカー 幅1.5インチ
KOJAK 幅1.35インチ
その差わずか0.15インチ。たったの3.8ミリです。
しかし見た目は明らかに“変わった”ことが分かるくらい変わりました。 ボリュームが全然違います。
また、タイヤ表面は溝が全くなく、これぞスリックタイヤ!という感じです。
適正空気圧も異なりますし、そもそもエアボリュームは減ったんだから多少なりとも硬めになっているハズです。
いやぁ… 楽しみですな!!
どんな走りになるのか、少し乗ってみてまた感想をアップしてみたいと思います。
とりあえず現時点で言えることは…
やっぱ…KOJAKかっけぇ(´∀`)イィ
メンテその2へ続きます
ヾ(。・ω・。)ノ