パンク対策に効果大!リムテープの交換

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2019.5.1 画像を一部追加しました

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愛車のメリダ号を購入してから2年が経過したあたりから、パンクが頻発するようになりましたorz

2回目までは「まぁしゃあないな」「そんなこともあるよ」でしたが、

それから短い間隔で3回目、4回目と続き、「これはおかしい、なんかある」と疑い始めたのがきっかけでした。

それから来る日も来る日もネットで情報を調べまくりつつ、なぜこうもパンクが頻発するのか、パンクの修理作業を振り返りながら考えました。

そして一連のパンク事件にある2つの共通点が浮かび上がりました。
それは、

1.乗車中のパンクではなく、しばらく(少なくとも半日以上)駐車しておいて乗ろうと思ったら「パンクしてるがな!」

2.空気漏れが起こっているチューブの傷が、なぜかいつも半円状(円に近い時も)

この2つでした。

別の記事でも書きましたが、バルブが英式の場合は虫ゴムの劣化や裂け等によって1.の症状が出たりします。

一般的なシティサイクル(ママチャリ)はほぼ全て英式バルブのチューブが入っていますから、1.のような症状に陥ったときは虫ゴムを新しいのに交換してやると改善したりします。

しかし、私が使用しているのはタイオガの米式バルブのチューブ。虫ゴムは関係はありません。

問題は2.の方です。

パンク修理を何度か重ねていくうちに、「どうしていつも同じような傷痕ができるのか?」と不思議でしたが、ついにネットで有力な情報を得ることができ、その線から試してみることにしました。

と、その前に、

ここでクリンチャーの構造を少しだけ。

リムの底にはスポークをニップルで固定するための穴が開いています。

これがその穴です。

で、リムにチューブとタイヤをはめるのですが、そのままはめちゃうと空気を入れていって圧が高まるとチューブがこの穴の中にググッと張り出すようになってしまいます。

すると穴の淵(またはそのバリ)や、穴の奥にあるスポークの端っこに押し当てられたチューブが傷ついて空気が漏れてしまいます。

そこで、今回の記事のキーパーツ、リムテープ君のお出ましです。

リムテープのポジションは、リムとチューブの間です。
そして、スポークをニップルで固定するための穴を塞ぐという大役を担っています。

リムテープが穴を塞ぐことで、空気を入れてもチューブが穴の中にググッと張り出さずに済むってわけです。

チューブに空気を入れていけば、チューブの代わりにリムテープが穴に押し当てられることになりますが、チューブほどは柔らかくないのでit’s OK(☆`・ω・´)b

はい、それではタイヤとチューブを取り外してみたときに撮った画像をいくつか見てみます。

うっかりチューブ側の傷痕画像を撮りそびれてしまいましたが、重要なリムテープの方の画像です。

ビロローンとヘタれた、このいかにも頼りなさそうな平たいゴムひものようなのがリムテープです。

等間隔に丸い跡がついているのが分かります。

で、よく見てみると…

めっちゃ出っ張ってるー!
いや凹んでるー!
どっちゃでもえぇわー!!

リムテープがこんな有様ということは、チューブもまぁまぁ張り出していたのではと考えられます。

しかもきっちりリム中央をカバーしているわけではなく所々端へ寄っていたりして、そういうところは十分にチューブが保護されていなかったのでしょう。

そして、その状態がしばらく続いたことでチューブにダメージが蓄積していき、終いには傷が付いてパンクしてしまった可能性が高いです。

この線であれば、ある時から急にパンクが頻発するようになったのも説明がつきます。

ということで、
この問題に対処すべく、
このいかにも頼りないペロンペロンのリムテープを交換してみることにしました。

いくらチューブを直したり新品に交換しても、このリムテープを使い続けたら同じ症状に陥る危険性が極めて高い!

確かにチューブは消耗品ですが、不具合が起きるのが分かっていながら使い続けるバカはいません。

もちろんリムテープだって消耗品です。

さてリムテープですが、いろんなメーカーからいくつか種類が出ています。
有名どころのメーカーのものにしておけば間違いないでしょう。

リムのサイズに合ったものをチョイスしましょう。

ちなみに私ですが、

メリダ号のホイールのリム幅を測ろうと定規を持ち出しあてがってみて、

「ふんふん、大体2cmか。」

ネットでモノを物色しながら、

「ピッタリだとズレたりしたら怖いなぁ。気持ち大き目にしとこ。」

子供服かっ!!(#゚Д゚)

そんなこんなで、シュワルベのハイプレッシャーリムテープ22mm幅を買ってみました。

材質が何なのかホームページにも記載されていませんが、ゴムテープという感じは全くなく、薄いプラスチックのような感じでやや弾力があります。

最初からついてたリムテープと比べると段違いにしっかりしていそう。

はめてみました。

この収まり加減がいいのか悪いのかよく分かりませんが、

自分的にはウオォォ!ピッタリやんけぇ!!思てました。

このリム幅が18mmだと知ったのはそのあとのことでした。。。

う、うん、まぁ大丈夫やろ(゚Д゚;)

はめる時ですが、
チューブのバルブを通す穴が一つだけ開いていますので、リム側のバルブ穴とピッタリ合わせます。
んで、ズレないようにドライバーなどを突っ込んでおきます。

あとはリムに沿わせていけばOKです!

最後の方はテープがビンビンに張ってリムにはめ込むのに力が要りますが、必要以上に上方向に引っ張らずとも端から少しずつすべり込ませていけばちゃんとはまりますので大丈夫。

あとはチューブとタイヤをセットして、作業完了です!

リムテープを変えてからですが、

狙いドンピシャだったことが分かりました!!

これ以降現在に至るまで約2年、リムテープはこの時に変えたモノそのまんまですが、リム穴要因と思われるかつてのようなパンクは一度たりとも起きていません

それどころか、空気の自然漏れもほとんどと言っていいほど起こらなくなりました。

2ヶ月とか放置しておいても空気圧にほとんど変化ありません!
コレはマジですごいですっ!!

比較的安いスポーツバイクや、おそらく一般的なシティサイクルにはほとんどこのような頼りないリムテープがついていることと思います。

もちろん上の画像のリムテープは経年でヘタった成れの果てであり、最初はある程度しっかりしているのでしょう。

しかしゆくゆくは私のような症状に陥る可能性が高いと思います。

そうなる前に、リムテープを交換してみてはいかがでしょうか。

パンクリスクの低減になるし、なにより空気圧が下がりにくいってのは誰にとっても間違いなく有難いことですよね。

乗るたびにシュコシュコしなくてもよくなるのですから。

チューブやタイヤ交換のついでにでも、

また自分でできなければ自転車屋さんに頼んででもやる価値あると思います!




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