山道を自転車走行する時に気を付けること【パンク】

タイトルの通り、

初心者さん向けに、山道走行時の気を付けることをポイントごとにご紹介していきます!

予備知識をため込んで頭でっかちになるのは逆に二の足を踏むことにもつながりかねませんので、必ずしも良いことばかりとは限りません。
初心者さんには積極的に山道へ赴いて、自転車の楽しさをたくさん味わっていただくことが当ブログの趣旨でもありますしね。

しかし、備えあれば憂いなし。これは絶対です。

きちんとポイントを押さえて、帰ってきたときに「また次も行きたい!」と思えるような楽しいライドにしましょう!

それでは、初回はパンクについてです。

自転車ですからパンクします

自転車に限らず、タイヤってのはゴムを空気で膨らませているんですから、空気が逃げる穴ができればパンクします。

長いことパンクに見舞われない状態が続くとパンクに対する危機感が希薄になりがちですが、

「オレは大丈夫、パンクしたことないし」

これはダメです。ありえません。

何よりもまずはマインドチェンジです。

自分いつどこでパンクに見舞われるかもしれないと常に危機感を持っておくことが肝要です。

パンクしないための走り方

いつどこでパンクするかもしれないという危機感を持つようになると、自然と走り方も変化します。

例えば、

堆積物はなるべく避ける
デコボコはなるべく避ける
急ブレーキはなるべく避ける

などといったリスク回避の行動をとりたくなるはずです。
とりたくなくてもとるようにしてください。

堆積物を避ける

路上には何が落ちているか分かったもんじゃありません。

細かく割れ飛び散ったガラス片なんかはパンクに直結することが容易にイメージできますね。

プラスチック系も侮ってはダメです。鋭いヤツは容赦なしに突き刺さります。
針金とか釘なんかの金属系もね。

山道へ入るとこれらに加えて、石・枝などがその原因になり得ます。
山肌側から崩れ落ちた岩が路上で砕けている状態は特に危険です。非常に鋭利な形に砕けた岩などはやはり突き刺さります。

一つ別の意味でも気を付けてほしいのは、それらを避けようと車道側へ急激に膨らんだりすることのないように。
滅多に車両が通行しない山奥の道ならまだしも幹線道路だったら・・ お分かりですよね。

また集団走行している時、前の人が急減速しても後ろの人がそれに合わせて急減速するのは不可能です。

パンクは回避したけどそれ以上の大けが、場合によっては命の危険に・・・なんてことのないように、自分の周囲の安全には常にアンテナを張っておくよう心がけましょう。

デコボコを避ける

デコボコも危険です。速いスピードでデコボコへ突っ込むとリム打ちによってパンクする危険性があります。

リム打ちというのは、段差などにガツンと突っ込んだ瞬間にリムにチューブが激しく押し当てられてチューブに穴(亀裂)が生じてしまうことです。

デコボコや段差を避ける運転をするということはもちろんですが、空気圧管理もまた大切です。
空気が減って「指で押すと結構へこむような状態」で走るとリム打ちのリスクは上がりますし、タイヤがべチャっと路面に押し当てられますので路上に落ちている悪い物を拾う確率も上がります。

私はズボラなので指定圧に調節してから走りに行くなんてことはしていません。しかし走りに行く前は、例えちょっとそこまでだったとしても空気が抜けていないかチェックするように心がけています。

急ブレーキを避ける

急ブレーキもやっぱりダメですね。
急ブレーキはそのものが良くありませんが、急ブレーキによってタイヤがロックされるとタイヤの一定箇所と路面との摩擦が急激に高まり(車輪が止まって地面をザザーと滑るあれです)激しく摩耗します。

激しく摩耗した箇所は当然タイヤが薄くなっているのですから、路上の物体を拾いやすくなりパンクに繋がる危険性が増します。

そればかりか、薄くなるということ自体がすでにタイヤの寿命を削っているんですよね。
そんな乗り方を続けているとあっというまにケーシング(タイヤ内部の繊維)が露出してきて、本当に些細なことでもパンクしてしまうようになります。



走りに出る前にタイヤ確認

上述した通り、乗る前のタイヤ確認というのは重要です。

あ、もちろんタイヤだけじゃなくて各部点検してくださいね。

確認其の壱 空気圧

リム打ちや路上の物体を拾うリスクを下げるためにも、タイヤに空気がしっかりと入っているか必ず毎回確認してください。
メーター付きのポンプがあると最高です。

気を付けるべきは、前回乗ってから間が空いている時です。
タイヤの空気は何もしなくても自然と抜けていくものなんですが、今まさに乗ろうと思ってチェックしてみたらベコベコやん!って時です。
それが自然抜けによるものなのか、パンクによるものなのか、その状態だけでは判断できません。

その場合はとりあえず一旦空気を入れてみて、それから空気が漏れているシューシューという音がするかどうか耳を澄ませてみましょう。

特に音がしない、少し経っても抜けているような感じがない、移動先が街中でかつ距離も大したことないということであればそのまま乗っても何とかなるでしょう多分。
困ったときはチャリ屋へゴーです。

これから山道へという場合は、それがパンクによるものかどうかの確認をした方が良いでしょうね。
ちょっと面倒かもしれませんが一旦タイヤを外してみて、必要に応じて処置を施しましょう。

疑わしい不安要素は準備段階で消しておくべきです。
「どうかなぁ・・・大丈夫かなぁ・・・」とどっかで考えながら走るのはイヤですよね。
パンクであればどのみち修理はしなければならないんですから。

ここでワンポイント

チューブのバルブが英式の場合。
空気が抜けてしまのはチューブそのものに原因があるパターンと、虫ゴムに原因があるパターンとあります。

虫ゴムというのは↓これです。

これは英式バルブですから、一般的なママチャリ・シティサイクルは全てこの構造です。
※その他スポーツバイク等によく見られる仏式、米式があります。

チューブの中の空気が外へ漏れないように弁の役割をしているのが虫ゴムなのですが、この虫ゴムが劣化などで裂けていたりすると空気漏れが起こります。

チューブやタイヤをチェックするのはもちろん大事ですが、チューブのバルブが英式であればまず最初に虫ゴムをチェックしてみるというのもアリですね。

英式バルブは一般的に広く普及していますのでこの知識は役に立ちます。
空気を入れるとその場はOKだが一晩立つとペシャンコに戻ってしまう、という場合は虫ゴムを交換することで改善するかもしれません。

確認其の弐 タイヤ触診

目でよく見て観察するのもそうですが、直接素手で触ってみるのも有効だと思います。

見るだけでは気づかない何かも、触ることで気づいてトラブルを未然に防ぐこともできます。
またタイヤの劣化具合もやはり見る+触るの方がより深く把握できると思います。

地面を転がるタイヤを直接素手で触るなんてムリ!という潔癖さんは軍手かなんか使ってください。

それはそうと、
自転車を掃除する時にタイヤって拭いていますでしょうか?

「タイヤなんて地面転がるところ、拭いてもすぐ汚れるぢゃん」

と思われるかもしれませんが、

表面の汚れを拭っておくことで本来のグリップ性能を発揮しやすくなりますし、
劣化を遅らせることにもつながりますし、
また上述のように異変に気付く機会を持つという意味でも大変有効です。

タイヤを拭かないというのは、その逆を意味するものだと思っておきましょう。

タイヤを拭くときはゴム系素材を侵食しないように溶剤には注意しましょう。

食器洗剤などに代表されるいわゆる中性洗剤は使ってもOKですが、泡モコモコにする必要は全くありません。かなり薄めで大丈夫です。後始末も大変ですしね。

もしくは水拭きです。
固く絞った普通の濡れ雑巾で拭くだけでも効果アリです。

自分でパンクを修理する

なんやかんやと書いてきましたが、結局これができないと山道へ走りに行ってはダメです。

山道走行に関して、パンクを自分で修理するというのは必須スキルだと思っておきましょう。

どれだけ気を付けていてもパンクする時はパンクします。

でもその時に自分でパンク修理ができなかったら、どうでしょう?
悪いシチュエーションがいくらでも列挙できそうです。

周りの人たちになるべく迷惑をかけないようにするためにも、絶対に習得しておくべきですね。

逆に自分でパンク修理できれば、どうですか?

万一パンクしても、腹は立つかもしれませんが窮地に陥ることはありません。
それどころか、他に頼りが無い状況で自分の力でトラブルを対処できたというのは自信になるし、
山道走行も怖くなくなり、
もっと自転車が楽しくなるはずです。

ちょっとしたネタ話にもなるかもしれませんね。

パンク修理の仕方は下記の記事にてご紹介します!カンタンですから是非習得しておきましょう!

※ただ今準備中

パンク修理用の携帯アイテム

それでは、山道走行時のパンクに備えておくアイテムをご紹介します。

山道に限らず、自転車で遠出するときに私が必ず携帯するようにしているのがこちらです。

左から順に、

補修パッチ
携帯ポンプ
携帯ポンプ用の延長ホース
チューブ
タイヤレバー(携帯ツール)

です。

一つ一つご紹介していきますね。

補修パッチ

パンクを修理するならこれがないとお話になりません。
しかし、補修用のパッチといっても巷にはいろんなメーカーのいろんなパッチがあります。

私がこのパークツールスーパーパッチを激推しさせていただきたいのは、なんといっても作業の手軽さゆえです。

穴見つける

紙やすりでそのへんを擦る

パッチ貼る

これでOKです!超簡単!

これの便利さを味わうと従来の方法なんてやってられなくなります。
あくまで「出先でのパンク対処」なので、さっさと直して走りに戻りたいのです。

そういう私は在宅時のパンク修理も何度かこれを使っちゃいましたけどv(。・ω・。)
サドルバッグなどの中に1セット(パッチ6枚入り)は忍ばせておきましょう。

携帯ポンプ

パッチ同様、これも必須アイテムです。

巷の携帯ポンプのラインナップの豊富さは、補修パッチのそれとは比較になりません。
星の数ほどの商品がありますので、ポイントごとの優先順位を自分でちゃんと考えないと失敗します。

私が選んだairboneというのは、携帯ポンプの中でも特に小さくて軽いというのがポイントです。
あと、見た目がオシャンなところも◎です(完全に個人主観)。

その代り、一回のプッシュで入るエアはかなり少ないので頑張ってシュコシュコしないといけません。
さらに、空気圧が高くなってくるとワンプッシュにフルパワーを要するので、後半はなかなかの筋トレになります。

この辺を自分でどう考えるかですね。

携帯ポンプ用の延長ホース

airboneのような小型ポンプにはあると非常に助かるのが延長ホースです。

ポンプ単体でバルブへセットするとこのようになります。
空気圧が低くて余裕でシュコシュコいけるときはこれでも全然大丈夫なのですが、
空気圧が高くなってくると一回のストロークにも全力を要します。

このようにセットした形だと腕の力だけでシュコシュコしなければならないのですが、
後半は非常にしんどくなってきます。

また、バルブにも負荷がかかりやすくなり、気を付けないとバルブを折ってしまうこともあるそうです(私はまだありませんが)。

一方、延長ホースがあるとこのようにセットすることができます。

こうすることで腕の力に自分の体重をプラスしながら地面へ押し付けるようにしてストロークできるようになりますので、圧が高くなる後半におけるやりやすさは雲泥の差です。

当然ですが、地面に押し付けるので何かを敷いておかないとボディがキズだらけになってしまいます。
敷くものは何でもいいですが、タオルとかハンカチとかを持っていなくてもグローブで代用できたりします。
とはいえ買ったばかりのグローブでは気が引けるかもしれませんね・・・。

画像ではホイールセット状態で取り付けていますが通常パンク修理する時はホイールは外しますので、ここまでホースがグニッと曲がることはありません

ちなみに、私が購入したのは「TNIお助けチューブ」というものです。
これはチューブのバルブが米式でも使用可能なのですが、インターネットで「ミニポンプ 延長ホース」などのキーワードで検索してすぐにヒットする「TRI SPORTSお助けチューブ」は米式バルブ非対応という情報ですからご注意ください。チューブが仏式バルブなら使用可です。

チューブ

何が起こるか分かりませんので、一本は持っておくようにしましょう。

サイドカットでチューブもろともスバッと裂けるとか、ちょうどパッチが切れちゃったとか、
そういう時に替えのチューブが一本あると助かります。

また、修理を試みたけど穴がどこにあるのか見つからない!とか、
直してみたんだけどどうもやっぱり漏れてるっぽい?とかいう時も、とりあえずチューブごと替えておいて後で改めて調べてみる、ということもできます。

私は常にサドルバッグに一本、自宅に一本は持っておくようにしています。

サドルバッグに入れておく際は上画像のようにサランラップに巻くようにしています。
こうすることで酸化から保護し、チューブの劣化を遅らせることができるそうです。

また、他の物と擦れ合ったりしてキズがついたら本末転倒ですもんね。
そういうことからの保護にもなります。

タイヤレバー

上の画像にある携帯ツールはパンクに限らず、その他様々なトラブルに対処するために欠かせないアイテムです。

しかし、ここで必須になるのは携帯ツールそのものではなくタイヤレバーの方です。
タイヤをリムから外すのにタイヤレバーは無くてはならないアイテムです。

タイヤレバーならなんでもいいのですが、なぜ私が上の画像に携帯ツールを入れたかというのは、

この携帯ツールの側面のプラスチックパーツが、タイヤレバーになっているからなのです!

外出時には最低限の備えに留めてできる限り持ち物を減らしたい私は、以前はサドルバッグにタイヤレバーも入れていましたがこいつで十分事足りると感じたので、持ち物からタイヤレバー単体は除外しました。

私が愛用しているこの携帯ツールはTOPEAKHexus IIですが、この他にもいろいろな便利機能が備わっていてオススメです!

携帯ツールをどれにしようかとお考えの人は是非候補に入れてみて欲しい逸品です。

まとめ

自転車にパンクはつきものです。この事実から逃れることは何人たりともできません。

しかしできるだけパンクに見舞われないように気を付けることはできます。

その上で、万一パンクしてもゲームオーバーにならないように、パンク修理のスキルは絶対に習得しておき、

修理に必要な道具も必ず携帯するようにしておきましょう。

パンク修理の仕方は下記の記事にてご紹介します!カンタンですから是非習得しておきましょう!

※ただ今準備中




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする