機械式ディスクブレーキBR-M416を掃除してパッド交換した話

2018年3月。

いよいよ暖かくなり出して、

来るべくライドのためにと自転車の掃除と調整などをしていた、とある日。

順調に掃除を終えて、シフティングとブレーキングの調整にかかりました。



まずはシフティング。

うん、全く問題なし。

特にいじらずに済みました。

続いてブレーキング。

うん、ダメだね。

まず、調整ボルトで張り修正し過ぎでした。

ブレーキレバーとキャリパー本体に付いている調整ボルトは、あくまで最後の微調整用。

ところが昨シーズン終盤、横着していた私は徐々に緩むブレーキを調整ボルトだけで張り直していたのです。

しかもそれによってブレーキアームが吊り上げられ、引いたケーブルに変な方向に無理に応力が働いて負荷がかかっており、

放っておいたらケーブルが断線しかねないような状態でした。

こりゃいかんと、もう一度ケーブルとキャリパー本体の固定からやり直すことにしました。

しかし、

いくらセッティングし直しても、レバーに遊びがあり過ぎてパッドがローターをきっちり挟み込みません。

最初の内はあれこれと試行錯誤しながらやっていましたがいくらやり直しても上手くいかないので、

一旦キャリパー本体をチェックしてみようと思って取り外すことにしました。

ついでだし、キレイに掃除もして気持ちよく自転車再開だ!

と意気込みましたが、

これを見た瞬間思わず

「うわぁ・・・( ゚д゚) 」と声が漏れました。

「ヤベェ・・・。汚ねぇ・・・。」

うんまぁそれもそうなんだけど、

パッドがかなり擦り減っています。

しかもこれは固定側のパッドをかなり内側まで締め込んでいる状態です。

調べたところによると、メーカー推奨の限界値が『厚さ0.5mm』までとのことです。

固定側はギリギリ0.5mmあるかないか、

可動側は0.5mmも無いくらいまで擦り減っています。

「そりゃ調整上手くいかんわ」

と同時に、

「よくこんな状態で去年終盤100kmとか山の中走りに行ってたよな・・・」

と、少しゾッとしました。

もちろんディスクブレーキのパッドは消耗品であるというのは認識していましたが、

ひょっとすると危険な目に遭うかもしれない状態だったんだと、

改めて危機感を覚えました。

ブレーキは安全性に直結する部分なので特に気を付けるべきパーツであるとよく言われますが、まさにその通りであると思いました。

ディスクブレーキだけではなくキャリパーブレーキでもVブレーキでも、

ブレーキシューの摩耗には気を遣ってこまめな点検を是非ともお願いいたします。

さて、

掃除しがてらパッドを新品に交換します。

まずは、割りピンを抜いて今装着されている古いパッドを取り外します。

はい、外しました。削りカスで真っ黒です。

もちろん、新しいパッドを取り付ける前に本体も掃除しておきます。

なんだかブレーキの効きも良くなりそうですね。(´・ω・`)ソレハナイ

古い方をササっとキレイにして、新しいパッドと並べてみました。

これだけ違うんですね。

このパッドの型式は『B01S』。シマノ純正のレジンパッドです。

パッド位置は変えずにそのまま新しいパッドを装着してみました。
ローターの入り込む隙間が無いくらいに固定側のパッドを締め込んだ位置だったということですね。

交換直前の状態がいかにヤバい状態だったかが良く分かりますよね。

その後、取付から調整まで行い、近所を軽く試走して、最後に微調整して終了です。

いやホントに、

本格的に走りに行く前にチェックしておいて良かったー。

もうかなり暖かくなってきて多くの人が走り始めているかと思いますが、

愛車点検はしっかりと行い、

安心安全に乗りたいですね。

しばらく振りに乗られる方は特にお気を付けください。




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