初心者がビンディングSPD-SLを1年間使ってみた感想

これまで、

クロスバイク(みたいなやつ)+フラットペダル

で、7年くらい、近所チョイ乗りから100km超ロングライドまで、

そこそこいろいろ走ってきました。

そんな私が、

ロードバイク+ビンディングペダル(SPD-SL)

に乗り換えて、およそ1年、100km前後のライドを中心に合計でおよそ3000km走ってみた、

ビンディングに対する感想

を、この記事では書いてみたいと思います。

世間で言われていることとの対比

素人ができる限り予習してから乗ってみて実際どうだったか

忖度無い率直な感想

そんな目線・感覚でいきます。

ビンディングについて興味を持ち始めた人

ビンディングの新規導入をマジで検討している人

ビンディングを導入することは決めたけど道具選びで迷っている人

そういう人たちには少しは参考にしていただける内容になると思います。

それでは早速いきましょう。

下記クリックで好きな項目へ移動

試着は注意

できる限り試着はしましょう。

メーカーによって造りが違うので、まったく同じサイズでも履いた感触が異なるからです。

サイクルシューズに限りませんね。

注意してほしいのは、店員さんの言うことを鵜呑みにしないことです。

私が実店舗で試着した際、明らかにサイズが小さくてキツキツの状態を

「ちょうどピッタリ。つま先は少し余裕があるのでもうワンサイズ小さくても可。」

などと言われました。

いやいやいや

こんな状態で乗ったら親指折れるわ

血流止まって壊死するわ

っていう…

キッツキツなんだから、外側から触ったらフィットしているように感じるかもね。

でも、圧迫感がどの程度あるかってのは本人にしかわからないよね。

これを、

「店員さんがそう言っているんだから、そういうことなんだろう…」

と安易に飲み込まないことです。

赤ちゃんでもなけりゃ今まで何足かは靴を履いてきてるんだから、靴の履き心地っていうのは何となく自分の中で感覚とか基準みたいなものってあるじゃないですか。

そこに対してはある程度正直でいるべきだと思います。

足の形も人それぞれだし。

もちろん、プロが言うことを参考にするのは一つです。

とかくサイクルシューズってのは中で足が動いたらダメな靴です。

それに加えて、履いてるうちに靴の方が自分の足にフィットしてくるってのもあります。

初めてサイクルシューズを買う人はそういうところ少し難しい部分はありますが、

上手に選べるといいですねぇ。

クリートの位置決め

ここでは細かい解説はしません。基本的なことだけ。

ペダルのどのへんに足を置くか?

ですが、これはもっともパワーがかけやすいところでいいと思います。

じゃぁそれってどのへん?

というと、私は母指球がペダルシャフトよりほんの少し前にくるあたりと思っています。

そこにシューズが位置するようにクリートを取り付けてやればOK。これだけです。

クリートを外向きに取り付けると、がに股ペダリングになります。

クリートを内向きに取り付けると、内股ペダリングになります。

これらは度が過ぎると好ましくないのは何となく分かりますよね。

つま先が真っすぐ前を向いて、なおかつ膝と足首を結ぶ直線が地面と直角になる位置をとりあえず基準としてみてはいかがでしょう。

ただし骨格は人それぞれなので、

まずは基準位置で合わせてみて、そこから自分に合った位置に微調整してやるのがいいでしょう。

自分自身の足も左右で異なりますので、

左右のクリート位置が微妙にずれるのは全くおかしなことではありません。

私もそうです。

自然にムリなくペダリングできることが大切です。

あまりいろいろ考えすぎて、ありもしない正解を探し始めないようにしましょうね。

クリート(シマノSPD-SL)黄色ってどうなん?

シマノのSPD-SLのクリートは、

ペダルに固定した際のクリートの遊びがどの程度あるか?ってので3種類ありますね。

この“遊び”っていうのは

足先とかかとを結んだ線を基準として、左右へひねって動かせる角度のことです。

黄 → 少しはある

青 → ほとんど無い

赤 → 無い

って感じですね。

遊びが“〇度”ってよく分からないので、初めての人はそんなイメージでいいと思いますよ。

“固定力”ではありません。

固定力を調整するのはペダル側です。クリートで決まるものではありません。

ここややこしいかもなので、注意です。

私の場合は、

買ったペダルに最初から付属していたのが黄色だったので、とりあえず黄色を着けてみることにしました。

黄色のメリットは何か?

それは、ペダルに固定したときに少し遊びがあるおかげでひねって動かすことができる。

つまり、クリート位置がビタビタに決まっていなくても、ひねって動かすことで良さげな位置に足をもってこれちゃうってことだと思います。

正直なところ、これをメリットとして実感しているわけではありませんが、

私はクリート位置が20分くらいで決まったので、

ひょっとするとお陰様様お世話様になっているのかもしれません。

黄色のデメリットは何か?

それは、遊びがあるせいでパワーロスが生じやすい、などと言われます。

正直なところ、これをデメリットとして実感することはありませんでした。

私のように趣味でたまの休みにロングライドしてサイコー、みたいな乗り方ならなんともないと思いますね。

記録に挑んだり、レースでしのぎを削ったりする人はひょっとするとデメリットと感じることがあるかもしれません。

メリットもデメリットもなんも感じてないw

うん、マズイね。これで終わると。

なので一個、これはネット上でもいろんな人が言っていることで、

しっかり意識しておいた方がいいなって私も思うことを。

クリートをペダルから外す際はかかとを外側へひねるわけですが、

黄色はひねりにやや遊びがあるので、

少しひねったくらいでは外れません。

この“外すのに必要なひねる量”を見誤ると、

外れると思ったタイミングで外れず一瞬「ん、あれ?」と、ホントに一瞬ですが思う瞬間があったりして、

赤信号などで今もうまさに止まろうとしているところでそうなるとちょっと焦るんですよね。

その後しっかり外れればいいんですが、失敗すると転倒する危険もあります。

転倒して良いことは何一つありません。

そうならないために自分も心掛けていることを2つご紹介します。

①早めに外す

止まる時は少し早めに外すように心がけるといいんじゃないでしょうか。

ホントにしっかり慣れるまでは5秒くらい早くてもいいと思いますよ。

止まるギリギリ手前まで待つ必要は全くありません。

スピードがゼロに近づくほど車体を立たせておくことが難しくなりますので、

そうなるとわずかなバランスの崩れが転倒などにつながりやすくなります。

まだ自転車が前へ進む力が残っているうちにさっさと外すが吉です。

②大げさにひねる

足首を痛めない程度に「えいや!」とやっちゃいましょう。

これはむしろ慣れてきてからの方が陥りやすいことかも。

特に疲れてきたり考え事していたりすると外しそびれることがあります。

これもね、外れるギリギリのひねり量を狙う必要は全くありません。

私は青や赤のクリートを試したことがないのではっきりしたことは言えませんが、

遊びがほとんど無い青や、まったく無い赤の方が外しやすいと思うんですよね。

ちょっとひねれば外れるからです。

もしかしたら、初めての人とか、慣れるまではそっちの方が安全だったりして。

青のクリートを試してみたら、そのへんの感想をまた記事にしてみたいと思います。

クリートキャッチ

あくまで私の場合は、ですが、

慣れるまでに1年くらいかかりましたよ結局。

つま先側から差し込んで、後ろ側を降ろして、バチン!

理屈はそうなんですが、

実際に外す時には理屈を頭に思い浮かべないことがコツかなと思いますね。

つま先側でペダルをとらえる感覚ってのはある程度やってればわかってきますので、

とらえたな

と思ったら思い切って後ろ側を押し付けてやることです。

若干つま先側を下向きにして、おりゃ!と踏みつけてやってください。

そうすると、たとえドンピシャの角度や位置じゃなくてもはまるところに勝手に移動してバチン!とはまってくれます。

あんまりズレてる位置関係でおりゃ!とやるとはまらずにズルっと滑ってちょっとカッコ悪いかもしれませんけど。

キャッチする時に毎回下ばかり見てフラフラしても危ないしね。

なかなかはまらないと下を見る時間も長くなってますます危ないしね。

はまらなくても焦らずに、

片足でペダリングして推進力を得ながらトライしましょう。

落ち着いて。

立ちごけに対する恐怖

初心者にとってのビンディング一番の恐怖は立ちごけですよね。

私もこの一年で何度か怖い目に逢いました。

慣れ

と言ってしまうとそれまでなんですが、

じゃぁ慣れるまでは怖い目に逢っても仕方ないんだ…

って思うじゃないですかっ!そんなのイヤじゃ!

だから、

初心者として私も怖い目に逢って、

「立ちごけしないためにはこういうことが大事だな」

って気づいたことを4つ挙げてみたいと思います。

ただしそれらは、ビンディングを使っているうちに多くの人が感じたり気づいたりすることだと思います。

決して特別なことではありません。

ちゃんと心構えさえしておけば大丈夫だと思うよ?ってことが言いたい。

それでは以下に挙げます。

①ペダルとシューズがくっついていることを意識

ビンディング始めたては特に、

ペダルとシューズがくっついている

ということを強く意識しておくのがいいと思います。

頭では分かっていても、この感覚は実際にやってみないことには分かりません。

ホントのホントの初っ端は、

サドルに腰かけた状態でステイできるように何かに掴まるとかして、ビンディングを着け外ししてみましょう。

まずは着けたり外したりする感覚を得ます。

感覚が分かったら、今度は走りながら着け外ししてみましょう。

コツは走るスピードを低速にし過ぎないことです。

低速過ぎると真っすぐ走ることが難しくなるので、ビンディングに気を取られてふらついたりしてむしろ危険です。

どうしても最初は下見ちゃうしね。

常に、

くっついてるぞ

くっついてるからこのままじゃ足つけない

ひねって外すひねって外す

と唱えながら実践しましょう。

ライドへ出ても頭の片隅にそれを置いておきます。

何回かライドへ出てちょっと慣れてきた頃合いもかなり危ないです。

無意識レベルで外せるようになるまではちょっと大げさに意識しておくことをおススメします。

②早めに外す

上の方でも書きましたが、

止まることが分かった時点で外す準備に入り、

まだ自転車が前へ進もうとする力が残っているうちに外してしまうのが吉です。

スピードが遅ければ遅いほど車体を真っすぐに保つことが難しくなり、

右にも左にもバランスを崩しやすくなります。

右側にバランスを崩して車道側にコケると非常に危険なので、

そうならないためにも早めに左足をついて止まれる準備をするのです。

もうちょっとで青になりそうな信号とか危ないですよ。

ギリギリまで粘ってそれでも青にならなかった時、

フラットペダルならすぐに足をつくことができますが、ビンディングはそうはいきませんから。

安全第一で。早めに外しましょう。

俺はまぁスタンディングスティルできるし

とか思った人へ

万一コケても自分が痛い目見るだけで他の誰にも何にも迷惑をかけない状況だけにしてください。お願いしますね。

③止まって何かするときは両足外してしまえ

信号待ちくらいならまぁいいでしょう。

それ以外、例えば写真を撮るとか、スマホで地図確認するとか、

ちょっと足を止めてちょっと何かするとき

こういう時はいっそ両足とも外してしまいましょう。

多くの人が、ビンディングを外すというと左足からだと思いますが、

左足を外して止まって、左足側に体重をかけ続けられればいいのですが…

ふと右側に重心が移動することがあるんですよねこれが。

その時右足を外していないともうコケるしかありません。

コケるだけならまだしも、

右側が崖とかだったらヤバいよね…

悪いことは言いません。

両足外そう。

④ストップからのゴー 推進力を得てから装着

ここまで何度も書いていますが、

低速で推進力が小さい時ほど車体を真っすぐに保つことが難しくなります。

ストップからのゴーはこれにあたりますね。

ここにビンディングを着けるという行為が発生し、

これが上手くいかないといつまでも下を見ながら着けようと頑張り

それでも着けられないといつまでも推進力を得られず

フラつき

転倒

となります。

これを回避する方法は、とりあえず右足でペダリングして推進力を得ることです。

前に進みさえすればバランスを保っていられますから。

ただ、いずれにしても下を見過ぎるのは危険です。

それだけでもフラついて車道側へ大きく膨らんだりとか、崖から落ちるかもしませんしね。

完全にバチンとはまるまで足元を見続ける必要は全くありませんから。

落ち着いて。真っすぐ走りましょう。

さて、こんなところですかね。



とっさのブレーキング時に…

まず、そもそも急ブレーキは良くない。

とはいえ、どんなに自分が気を付けていてもそうせざるを得ない時はあるもんです。

そんな時にゆっくりビンディングを外している余裕は無いはずです。

ここに関しては、フラットペダルには無い不可避な危険かもしれません。

ビンディング装着時にフルブレーキングで前方へつんのめると非常に危険なのは想像できますよね。

自転車もろとも前転なんて、誰もがしたくないハズです。

そんなとっさのブレーキ時に、被害をなるべく抑えるテクニックがあります。

それは、

ブレーキとともにお尻を後ろへ思いっきり引くことです。

脚はペダルで踏ん張って、

お尻を後ろへ引いて重心をできるだけ後ろへ移動させましょう。

こうすることで素早く安全に減速することが可能です。

素早い減速が可能なので、ダウンヒルなどでも使えるテクニックです。

割とメジャーなテクニックだと思いますが、

知らなかった方は安全なところで是非一度やってみてください。

というか少しは練習しておいた方がいいでしょうね。

減速できてもビンディングを外す余裕があるかは分かりませんので、それはまぁなんとか頑張ろう。

ペダルの上で足をずらせない

私は長いことフラットペダルでスポーツバイクを楽しんできましたが、

ペダルに置く足の位置を一度のライドでちょこちょこちょこちょこ何度もちょこちょこ変えていました。

これはクセっていうんじゃなくて、

ずーっと同じ足の位置でペダリングしていると血行が悪くなるのか足先がしびれることがあってそれを軽減するためだったり、

いろんな筋肉を使いやすい気がしていたからです。

これがビンディングになって全く位置を動かせなくなることに対して、当初はネガティブなイメージを持っていました。

では実際どうだったか?

まず、足先のしびれですが、

やっぱりしびれやすいのは相変わらずです。でもこれがビンディングのせいかどうかは分かりません。

足を動かすことで軽減できていたかどうかも定かではありませんしね。

そんな気がするだけ。

低血圧だからかなぁ…

次に、筋肉の使い方について。

これに関しては、ビンディングだからいろんな部位の筋肉を使いにくくなった、ということは全くありません。

どこの筋肉使うかってのは意識の問題だと今は思っています。

思ったより違和感も問題もありませんでした。

私は筋肉の使い方を追求しているわけではありませんし、上手に使えるエキスパートでもありません。

でも、

趣味で楽しむことが目的ではある中でも、

なんかそういう「もう少し楽に早く遠くへ上手に乗るには…?」ってのは、

私だけに限らず多くの人が思うところなんじゃないでしょうか。

だって、今よりもっと楽に早く遠くへ上手に乗れたら絶対楽しいじゃない!

そのための“筋肉の使い方”ってのも、きっと誰しもが考えることの一つだと思うんですよね。

その点に関して、フラぺに比べてビンディングに不利があるとは感じていないってことです。

「引き足が使える」を鵜呑みにしないで

あくまで私一個人の考えですけど、引き足はフラぺでもできるんですよね。

もちろん、物理的にペダルを引っ張り上げることはできないのですが、

引き足側のペダルへの荷重を抜くことで、

踏み足を邪魔しないっていう感覚を養うことはできると思っています。

したがって、ビンディングになったからといって引き足が使えるようになったという感覚はありません。

ここで言いたいのは、

「ペダルを引っ張り上げる=引き足が使える」ことが有利とかって勘違いして、

実走でグイグイ引っ張り上げようとペダリングする人がいるかも…

でもそれってともすれば違うかもよ…?

ってこと。

グイグイ引っ張り上げようとすると、すぐにふくらはぎが悲鳴を上げます。

そんなんでロングライドなんてできっこないです。

私は、引き足はあくまでサポートだと思っています。

踏み足側は、“踏む”とはいっても実際にはグイグイ踏みつけるわけではなく、

脚の自重で自然と下へ落ちていくことを主として、

とはいってもそれだけでは不十分なので状況に応じて力を加えてやる、

ってのがムリなくライドを続けるために大事なことだと思っていて。

であればその逆の引き足だって、

実際にはグイグイ引っ張り上げるのではなく、

踏み足が下へ落ちていくのをできる限り邪魔せずサポートできるようにペダルへの荷重を抜きつつ、

どちらかというとスッスッと素早く腿を上げるようなイメージでやるのが良しと思っていて。

ビンディングは引き足を使えるから有利

みたいなすごい単純に書いてある記事とかあるじゃない?

私あれホントどうかと思うわ。

引き足を上手く使うのって高い技術だと思うので、

それを習得しようとするのって勝負の世界に身を投じる人とか、長年自転車に乗っていて更なるライドの効率向上を目指す人とか、

まぁなんにせよある程度自転車のこと知っていたり慣れていたりする人向けだと思うんですよね。

ビンディング初心者って、ちょっと興味あったしやってみよっかなーってスタンスの人もきっと多いと思います。

私もそうだったし。

ビンディングで引き足を上手く使えるとライドの質を向上させるってのは事実だと思うんですが、

それを実現させるための高等技術をそういう初心者に対して安易に謳うのはどうなん…?

って思うんです。

自分なりにあれこれ考えながらやってみるのは良いことだと思いますよ。

ソールが固いから力が逃げない…?

これはまぁ主に靴底のことですね。

スニーカーのようにフカフカしていなくて固いから、踏んだ力がしっかりペダルに伝わるって話ですね。

理屈としてはそうなんでしょう。

私は、フラットペダル + スニーカー で長年スポーツバイクに乗っていました。

スニーカーはプーマのランニングシューズです。

しかし、それで踏んだ力がスポイルされているように感じたことはありませんでした。

なのでビンディングシューズにしたことでよりパワーが伝わりやすくなった!とかいう感覚もあんまりないんですよね…ごめんなさい…

パワートレーニングしてるわけでもないので数値で表すこともできず…

それはそうと、固いソールのせいで跳ね返りも強くて足が疲れるってのも言われたりしますが、

まぁそれも実感できるレベルではないかなぁ…

ここに関してはあんまり心配しなくても良いのでは?ってのが感想ですね。

プロモデルはガッチガチの固いやつらしいので、そういうのはまたちょっと違うかもしれませんね。

歩くことに関して

SPD-SLはやっぱり歩きづらいですね。

でも歩けなくはないです。

ただし歩くとクリートが傷むので、なるべく歩かないほうがいいと思います。

クリートカバーってのがありますね。私も買いました。

だけど一度も使いませんでした。

あれは歩きやすくなるアイテムではなく、クリートが傷むのを防ぐためのものと思います。

使ったことないけど。

あと、ペンギン歩きが不格好っていう人もいますが、

私はあまり気にならないかな。

道の駅に立ち寄ったり

コンビニに寄ったり

ちょっと昼飯でお店に入ったり

それくらいなら全然大丈夫と思います。クリートは少しずつ傷むけどね。

そんなちょっとの瞬間のためにクリートカバーを脱着できる人をマジで尊敬します。

寺社仏閣はイヤだなと思いますね。

なぜかというと砂利が敷き詰められている所が多いからです。

アウトソールがボロボロになりそうな気がして…

靴底やんどこ気にしとんねんて言われそう…

似たようなシチュエーションで、例えば河川敷とかも絶対イヤかな。

ってかSPD-SLで河川敷は単純に危なそう。足くじくよ。

まとめると、

アスファルト・コンクリートで短距離なら歩行はできますが、グリップはほぼ無いので気を付けましょう。

また、ブラブラと歩き回ったり、砂利など不安定なところでSPD-SLはやめといた方がいいと思います。

そういう場合は別の靴を持っていくか、最初から別の靴で出かけるかにしましょう。

お手入れに関して

ペダルにはめてグルグル回しているだけなので、一見あまり汚れなさそうな気がしますよね。

しかし実際にはいろんな擦り傷や汚れがつくのです。

一般的には、水に浸して洗剤・ブラシでジャバジャバやるのはNGとされています。

型崩れを防ぐためだそうです。

ビンディングシューズは、アウトソールに限らず全体的に固いです。

パワーをもれなく伝えるためでしょう。

それをジャバジャバやってしまうと型が崩れて、

型が崩れるとパワー伝達率の低下につながるってことだそうです。

そうはいっても、臭くて汚いシューズを我慢して履きたくありません。

気分が上がりません。

だから私はジャバジャバやっちゃいます。

キレイなシューズで気分上げていきましょうや。

ただ、毎回ジャバジャバやるかというとそうでもないです。

表面の汚れはクリーナーをつけて布で拭くだけでもかなりキレイになります。

汗蒸れに関しては脱いですぐ日陰で風通しの良いところに置いておけば、乾くとほぼ気になりません。

普段はその程度です。

何回かのライドを経てジャバジャバやる時もあります。

その際はなるべく型を崩さないように、無理に力をかけないようにやります。

重曹水にしばらくつけておいて、ブラッシングする時はその重曹水でゴシゴシやるくらいで、

かなりキレイになります。

ジャバジャバやった後は、滴らない程度に水を切り拭きして、そのあとは新聞紙をしっかり詰めて、やはり風通しの良いところに干しておきます。

除湿器を併用することもあります。

新聞紙は少なくとも1回は交換して詰めなおします。

湿った状態で長時間放置するのが一番よくありません。

雑菌繁殖の原因になります。

一度雑菌が繁殖してしまうとすぐに臭くなります。

週末ライダーの私にとってはこれくらいの対応で必要十分かと思っています。

そんな感じで1年使って、

型崩れしているとも思わないし、

それなりにキレイに使っていると思っていて、そのおかげで良い気分でライドできるのが何よりと思っています。

実は、頻繁に手入れしたくなるようにっていう狙いもあって白いシューズにしたのでした。

私にとってはこれが結構良かったように思います。

まぁ、ジャバジャバやるのは推奨されていませんので、やるなら覚悟を決めてやりましょう。

最後に

いろいろ書きましたが、

あぁロードバイクに乗ってるな

って感じがして、

私はビンディングシューズがお気に入りです。

そういう気分的なことって、フワッとしてるけどすごい大事だと思っていて、

楽しい

カッコいい

ワクワクする

っていうのは趣味をどんどん楽しくさせる、欠かせない要素だと思うんですよね。

扱いにくい要素は確かにありますが、折り合いつけられそうなら是非チャレンジしてみてください。

以下、私が買って使ってみたシューズとペダルのリンクを貼っておきますね。




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