アジサイを求めて
京都西山の山中に佇む善峯寺
春は桜が美しい善峯寺
秋は紅葉が美しい善峯寺
そして忘れちゃいけないのが梅雨のアジサイ。
ずーっと行こうと思っててなかなか行けずじまいだった梅雨の善峯寺。
2021年、ようやく行けたのでレポートです。
さて、
自宅から西山へは町中を通っていくのであまり面白くありません。
こちとら信号の少ない北山山中をホームにしている身、ちょいちょい信号で止められるのは嫌がらせとしか思えません。
早く西山へ
なるべく信号を避けようと途中桂川CRを経由して耐えます。
洛西ニュータウンまで来ると車通りも少し落ち着いてきて、
山側に近づくにつれてちょっとずつ楽しくなってきます。
そしてやってきました激坂の麓。
この先に景色のご褒美が待っている。
それだけがこの激坂を上るモチベーションなのです。
これで一本も咲いてなかったら発狂間違いなしですが、そこはちゃんと下調べしているので大丈V!Vは古い!
とは言いつつも、やっぱり多少不安を抱きながら登り始めます。
あぁ、やっぱり来た来た…
十輪寺を過ぎると勾配がきつくなり出します。
きつくなり出すと、この先のもっときつい坂が脳裏をよぎります。
これしきの坂で…
うん、大丈夫これくらい
問題ないわ
そんな感じでポジティブに進みます。
広い駐車場くらいまで来ると、確かに息は上がっているけどまだ脚には余裕があるように感じていました。
これがロードバイクの実力というやつか…
軽さの変化というのは、やっぱり登りで感じやすいのですね。
間違いなくキツイのはキツイ。でもイヤな感じはしない。
いまだかつてこれほど前向きな気持ちで善峰一の橋を迎えたことはなかったマジで。
残りおよそ200m。超激坂の200m。
一段ときつくなりますが、あと少し!
後ろから車が登ってくる。エンジンが唸りを上げている。
ちょっと左に寄る。
すると後輪が空転しまくる。下を見るとウェットな路面が苔むしている。
なんだこれはヤバい!前後荷重のバランスがムズイ!
前のめりになると後輪がツルツルですわ!ここで止まったら再発進はムリだYO!
重心を後ろへ移動すると単純にキツイ!ってか前輪浮きそうで怖いYO!
ヒヤヒヤしながらギリギリのところでバランスをとりながら、
なんとか駐車場入り口までたどり着きました…
いろいろ感じたことはあったけど、とりあえずまだ登れてよかったよホントに…
駐車場へ入ってすぐ右側にバイクやら自転車やら置いてある場所があってこの辺でいぃよなぁ…と思いながら近づくと駐車場入り口のおっちゃんが後ろから何やら言っている。
息が上がっていることもあって半分以上何言ってるか分からんかったけど、多分この辺に停めてくれってことだろ…
「この辺でいぃですか?」と指さすとウンウンと頷いてくれた。
テキトーに停めてサンダルに履き替えます。拝観料500円も忘れずにね。
さぁそれでは、すばらしき山門をくぐってアジサイ見に行くぜ。
いつ来てもここの山門はすばらしいですな。
激坂を上ってきたことで多少気分もハイになっています。
さてアジサイです。ここからは画像乱舞です。
小型犬を引き連れて撮影会に盛り上がる数人のグループのテンションの高さに気圧されないように頑張ってうろつきました。
いろんな色の花弁がありますね。
土壌の性質や花の老化によって色が変わるんですってね。
私は子供のころからガクアジサイの雰囲気が何となく好きでしたが、ガクアジサイって日本の固有種なんですってね。
一方、どちらかというと今ではこっちの方がメジャー?な西洋アジサイは、海外での品種改良を経て大正時代に逆輸入されたものなんですってね。
興味ある方はググってみてください。
はい、そんな感じで、
やっと見に来れた善峯寺のアジサイはステキでした。
梅雨時は雨のせいでたまの休みのライドチャンスが露と消えがちですが(う、上手い…)、うまくタイミングが合えば是非また見に行きたいですね。
今度はもうちっとグリップのいいタイヤを履いていこう。
さて、
アジサイを堪能した後は帰路につきます。
帰路につきますが、
せっかくなので善峯寺の激坂後半を行きます!
激坂前半に負けず劣らずヤバい内容となっている後半ですが、
激坂時の荷重バランス
そして苔の脅威
前半戦で学んだこれらをフルに活かしていくぜ!
おりゃー着いたーー!!
いやいや、
途中ボディバッグが前側にずり落ちてきそうなのを片手で直した瞬間に前輪がちょっと浮いたのはビビったぜー!
後半の一番勾配がヤバいとこでした。
善峯寺の激坂について詳しくはこちらをどうぞ!
ってか意外といけちゃったね!
本当に勾配がキツイところだけなんとか頑張ればなんとかいけちゃうね!
これがロードバイクの実力ってやつか…
次は、
いや次って別に好んで登りに来ることはないだろうけど、
マジでもうちっとグリップのいいタイヤを履いてこよう。
ちなみに、私のロードバイクに最初から履かせてあるタイヤは、
メーカー:ARISUN(アリスン)
モデル:VITESSE C2(ヴィテス シーツー)
タイヤ幅:25C
重量:260g(カタログ値)
というやつのようです。
タイヤのセンターとサイドでコンパウンドを使い分けて、転がり抵抗の低減とグリップ力の向上を実現しているとかなんとか。
正直、他のと乗り比べてないのでそこらへんどうか全く分かりませんが、
少なくともウェット+苔のグリップ力は超怪しいよ!溝無しツルツルだもんね。ってかそんなコンディションだったらどのタイヤもそうかもね。
でも650BのKOJAKも溝無いけどそんな目にあったことはないなぁ。接地面積がまるっきり違うけどね。
それ以外は不満はありません。ちゃんと走れるし、ちゃんと止まります。
でもタイヤ変えると走りが変わるとよく言われますね。
興味あるなぁ。
さて、
そのあと大阪府は枚方市へ。道なりで勝手に入っていきます。
この辺はいいですね、走りやすかったです。
見てくださいこのきれいな舗装路面を。白線もくっきり。たまらんですな。
しかし一旦国道9号へ出て亀岡から樒原へ向かうまでは信号・交通量が多く、向かい風にもやられて、修行僧のごとく無心で突き進みました。
それからは、
樒原 → 神明峠 → 保津峡 → 六丁峠
という感じで帰りました。
走った距離はおよそ95㎞。
Stravaは起動していたのですが、かなり序盤に一時停止してそのあとそのまま走ってしまったので消去してやったわ!ザマァミロ!
反省
なんだろう。
交通量の多い町中を走る時のモチベーションが低すぎる。
走ることそのものを目的にしているので、信号の少ない、というかほぼ無いような北山以北の山中と比べるともう全然楽しくないです。
まぁビンディング付け外しの練習と思えば…ゲッ、ゲフンゲフン!!
あ、危ない危ない。うっかりネタバレしてしまうところだったぜ。
さて、どうしようかな…
今後、宇治とかの南方面にも進出していきたいと思う反面、そっちへ行くには交通量の激しいところを通らざるを得ないんですよねぇ。
我慢するしかないのか…いつも桂川CRってのもなぁ…
ってか桂川CRあんまり好きじゃないんだよなぁ…
ん~…
いや、悪いのは交通量の多さではなくて信号の多さかな。
例えば、琵琶湖岸のさざなみ街道なんて決して交通量は少なくないけど、信号が少ないから快適なんだよな。
ん?これって反省なのか?
そうね、
とりあえず、善峯寺境内をサンダルで歩くのは良くなかったかな。
アップダウンが激しい造りなので、スニーカーとかの方が絶対良かったね。
あ、あとやっぱStrava一時停止するのやめたほうがいいかな。
でもあれ、ちょっとコンビニ寄った時とかでも歩きに反応して動くぢゃないですか、なんかあれが気に食わないんですよねぇ。
ひょっとして無料版だから?ホントはそういうの制御できるんだけどそれはお金払ってくれる人だけねウフフ♪ってことですかぁ!?
…
いかん、オレってなんてちっぽけな人間なんだろうと思えてきたのでこの辺でやめときます。
(。・ω・)ノ゙