思えばそれは昨年、
自転車で紅葉を楽しもうと情報収集していた時でした。
とある峠の存在を知った私。
その名も紅葉峠。
紅葉名所数知れずの京都ですが、名称だけでここまであからさまに紅葉をアピってるのはここだけでしょう。
京都に住んでて行かんわけにゃぁいかんだろ(ダジャレではない)とモミジツアーを組み、
途中の六丁峠とか保津峡とか神明峠で道草撮影が絶好調で、
なんやかんやでタイムマネジメントに大失敗し、
断腸の思いで紅葉峠をカットして帰路についた。
という、ほろ苦ツアーになってしまったのが2017年でした。
しかし、すでにその時誓っていたのです!
来年こそは!
紅葉峠いっちゃるもん!!
そして、
待ってました!
2018年紅葉シーズン!!
リアルに丸一年待ちましたよ。
肝心のルートです。
紅葉峠がメインディッシュであることには変わりありませんが、そもそも一日走りに出かけられる機会も少ないってのもあるし、時間の限り景色を楽しむツアーにしたいなぁなんて考えてました。
もうこの時点で昨年の二の舞になりそうな匂いがプンプンしますね。
そんな時、Stravaでフォローさせていただいている方から貴重な情報をゲッツ!
なんと、
栗尾峠が復活したとか!!
今年の超大型台風連弾による天災型爆撃波で、京都の山道はそこら中で甚大な被害を被りました。
親兄弟とはぐれてしまった子リスたん…かわいそう(´;ω;`)
しかし、大好きな京都の山道をチャリで走りに行けなかった私もまぁまぁかわいそうだぜ?
(試験勉強やらで身動き取れなかったってのはここだけの話だぜ?)
っっしゃあぁっ!!
んなら栗尾峠行くっきゃあるめぇバアロォめぇ!!
栗尾峠の紅葉?
んなも知るかぁ!
テキトーにキレイに決まってんだろ!!
ということで、とりあえず道草としては栗尾峠に決まりました。
あとの細かいことは流れで。
しかし相変わらず前置きが長ぇーわ。
すっといけよすっと。
では早速、2018年11月25日、まずは京見峠を越えていくことにしました。
自転車に乗るのが一か月以上ぶりだったのでタイムアタックはせず、しかしあんまりチンタラしないように適度に頑張って登りました。
下りの杉坂側で一枚 Σp[【◎】]ω・´)
京都の自転車乗りならここがどこだが分かっちゃうかもですね。
そこからR162を京北方面へ向かってひた走ります。
その途中の一枚 Σp[【◎】]ω・´)
青空がキレイで写真も撮っていて楽しくなってきます。
その後、笠トンネル手前の坂が思ったよりキツく、早くもヤベェかもなアラモード。
しかし紅葉峠はまだまだ先。
こんなとこでグロッキーかましてらんねぇぜ!
気合を入れて笠トンネルを抜けて、いざ栗尾峠へ!
そして、祝・開通!!
ありがたやーありがたやー(-人-)
垂れ下がった電線にビクビクしながらそろーり抜けますと…
ハイきたナイス眺望。ナイス道草。
モミジの木の写真はありませんが、ここはそんなのよりパノラマンに楽しみましょう。
いい天気で良かったーε-(´∀`*)ホッ
しばらく展望台で景色を眺めてホッコリしながら、
ここでふとシンキングタイム。
…あれ?
ここから紅葉峠って… どうやって行くんだろ…?
えっと、たしか神吉はまだ回復していないっぽかったから…
…
んー…
…
…ん?
これは、…
日吉ダムくらいまで行かねばならんのか…?
…
マジで?(゚Д゚)really?
昨年の悪夢が脳裏をよぎります。
意気揚々と栗尾峠で絶景を楽しみに来たはいいが、メインディッシュへの道のり的にはかえって遠回りになってしまいました。
そういえば今回は事前にルート引いて確認してなかったな…
しかし来てしまったものは仕方ありません。
とりあえず先が長くなりそうだったので少し早かったけどここでサンダイコーへ向かい、昼休憩にしました。
さて、リフレッシュして再出発です!
ひとまず477号を進んで坂を越え、京北宇津郵便局のところで364号へ、しばらく進んで川の向こう岸へ渡って川を右側に見ながら進んでいきます。
川の向こう岸で崩落が発生しているポイントを見ることができました。
まずはこちら。ガードレールがまるでホタテの貝ひものようです。びろ~んて。
50号線と交わる付近にももう一か所。こっちは修復に時間がかかりそうですね。
優先順位的には低くてもしょうがないかもしれませんが、いいとこですからなるべく早く直していただきたいものですね。
さて、
実はこのへんですでに…
脚に疲労を感じ始めていました。
しかし道が平坦だったのでそれほど気にならず、心拍には余裕があったのでなるべく踏みすぎないように心がけていったのですが…
まさかここからしばらく長い登りが続くなんてっ!!
ルートラボによれば、
距離:2.5km
平均勾配:6.6%
この時の私にとっては全く油断ならないスペック!
全くの想定外!
のどかに行けるとばかり思っていた…
事前にルートを予習していなかった…
登り始めてしばらくすると右太ももが攣りそうな気配がしてきました。
あぁヤバイなぁ…と思いながらも、
なんとか攣らないように微妙に力を入れるところを変えてごまかしながら登ろうとしますが、逆にそのせいであちこち攣りそうな窮地へ自らを追い込み、そして…
一回目のダウン_| ̄|○ ガク
我ながらなんとも情けないなまりっぷりです。
せいぜい50km、激坂もなかったのに… ちょっと泣けてきました(つд・)エーン
しばらくマッサージしてなんとか回復。さっさと紅葉峠へと向かいます。
そして、
ついに来ましたよ、紅葉峠(の入り口)!!!
すぐ近くにあった自販機でコーヒーを買ってポケットへ突っ込みました。
ここは展望台があるからちょっと一息ホッコリしてやろうって寸法です。
そういうことは調べたのね…
っし!とりあえず、まずは普通に登って下って、撮影はその後だな!
登ったことが無い峠道に初挑戦ってのも久しぶりでテンションが上がります!
ところがどっこい、かなりゆるい勾配にも関わらず序盤から全然脚がついていかず(´・ω・`)ショボーン
少し登ると細かいアップダウンがあって、もうどこが峠だかよくわからん。
攣らないようになるべく踏まないように集中しなければならず、紅葉を楽しむ余裕はもちろんナシ!
ほんでもって楽しめそうなモミジも見当たらなかったような…
ほどなくして下り始めたので「あぁ、どっかあのへんが峠だったのかなぁ」くらいに思って、とりあえずさっさと逆側行こうとそのまま下りました。
少し行くと例の展望台発見!
ちょうどいいや、結構疲れちゃってるし、逆側登るためにも一休みしよう(´Д`) =3
普段はコーヒーっていったらブラックしか飲まない私ですが、ちょっと糖分もとっておこうかなと。
1本満足が結構甘いので微糖で十分だい!
そういえば、昨年の紅葉ツアーの休憩の時に飲んだコーヒーもこれと全く同じだったような…。
しかし今年は昨年とは違って、昼メシちゃんと食べたもんね!成長したな!
薄曇りでしたがとても良い眺めでした!
しかし、「紅葉峠の展望台」っていったら一面真っ赤に染まったそれはそれはワビサビ趣(おもむき)日本の心しこたま詰まってそうなイメージでしたが、
実際はそんなことはなくただ眺めの良い展望台です。それでいいんです。
さて、
しばらくストレッチなど休憩して、再度下っていきます。
ここからの下りはなかなか緩急あってメリハリがきいていそうで面白そう!
と思いましたが、今の私に果たして登れるだろうか大いに疑問…
など不安たっぷりで下りながら、
それでもチラホラ良い色付きの紅葉にところどころで出くわし、それなりに紅葉を楽しみながら下っていきます。
そして、ため池を越えてすぐの二俣のところで一旦止まり、ここから逆側の登りに向かいました。
下ってきながらイメージしてきましたが、明らかにR50側より厳しい!!間違いない!
しかし念願の紅葉峠なのですから、とりあえず行くしかありません。
えぇぃ!!と思い切って突っ込みました!
そして最初の300mくらい行ったところで早速、
二回目のダウン_| ̄|○ ガク
この時は相当ヤバかったです。
最初は右太ももが攣っただけでしたが、伸ばそうと降車すると両足のいろんなところが次々と攣り出しΣ(゚Д゚;)
しばらく何とか痛くない姿勢で我慢することしかできませんでした…
少しずつ痛みが引いてきたのに合わせてちょっとずつマッサージをしていき、なんとかストレッチできるまでに回復するのに10分くらいかかりました。
このような体たらくでしたが、さらに愚かなことにこの後の道程を当初、
紅葉峠折り返し→神明峠→六丁峠
と考えていました。
しかしそれも今の私には夢物語。体力的にも時間的にも到底現実的ではない。
悩んだ末に、断腸の思いで(いや実際ほとんど即決)、ここから9号線でゆるゆると帰ることにしました。
…
ってかおい、
…この展開は…
去年と同じじゃねぇかYO!
何が「成長したな!」だ、笑わせんなYO!
ってか毎度毎度「断腸の思い」て…
ようプチプチ切れよるわぃ!!(#゚Д゚)Doナッテンダィ!
亀岡から保津峡の方向を一枚 Σp[【◎】]ω・´)
いやぁ、山がキレイに色づいてらぁ(´∀`)
って、そこじゃナイ!っての!
クソッ!このままじゃ終わらんからなっ!!と恨めしそうに眺めておきました。
それ以降はもうホント無機質にただただ帰ります。
意外にこのトンネル通るの初めてでしたが、んなこたどうでもよし。
亀岡~自宅までそれほど急なアップダウンはありませんでしたが、
9号線へ出る手前で三回目のダウン_| ̄|○ ガク
そして、
葛野大路のあたりで四回目のダウン_ノフ○ グッタリ
そしてタイムリミットの16時を20分ほどオーバーして帰宅。
もうグダグダでした。
とりあえず夜中に足が攣らないように入念にストレッチだけしておいて、
心の中でそっとリベンジを誓うのだった…
|)彡サッ
反省点
反省点以外なんかあるのか今回のライド?
実走記録