休日に自転車メンテナンスその2~分解とか調整とか~

休日に愛車をメンテナンスしたお話のその2です。

今回はそうそう頻繁にやるようなもんでもない内容のものや、各人の状況次第でこまめにやった方がいい内容のものまで様々です。

ただし全体的にはそれほどヘビーな内容にはなっていないと思いますので、まぁこれくらいはやっといた方がいいだろうという感じで見ていただければ良いかと思います。

それでは、「その1」でチェーンを交換してからの続きをどうぞ!

下記クリックで好きな項目へ移動

ヘッド周り

まずはヘッド周り、やっていきます!

以前フロントフォークをリジッド化した時に組み付けて以来ですので、およそ2年半ぶりに分解します。

というのも、フォークとヘッドの隙間のグリスにくっついているがあまり気分をよろしくさせませぬ。

中のベアリングには影響ないのは分かっていてもなんとなくイヤだなぁと思っていて、せっかくだからもう一度キレイにしてやろうと思った次第。

それと、以前からもう少し前傾姿勢がとりたいなぁと思っていて、スペーサー減らしてコラムもカットしよっかなぁなんて思っていたこともあってです。

れでは作業にかかります。

ヘッドチューブとパーツの掃除・グリスアップ

まずはトップキャップを外したいのですが、スマホフォルダが干渉しているためまずはスマホフォルダを取り外します。

そしてトップキャップを外すと…

スタファン出たぁー!!
こいつにはなかなか苦労させられました、スターファングルナットです。

トップキャップを外したらステムの固定ボルトを緩めてスポッと外し、スペーサーも外します。

さらに、ヘッドからフォークを引き抜いて完全に分離するためにブレーキキャリパーも外しておきます。

ここはケーブルを抜いておくだけでもいいのですが、あとでブレーキキャリパーを外して掃除して調整するつもりだったのでキャリパーごと外しておきます。

で、スポッとコラムを引き抜きます。

意外にベアリング周りはそれほど汚れていませんでした。もっとドロドロなんを期待していたのですが。

下側も同じくです。錆びは一切見られません。

ヘッドパーツをキレイに掃除しておきます。

もちろんヘッドチューブ側も。

普段は手が届きにくいこういう場所もここぞとばかりに拭いておきます。

さぁ、あとはグリスアップして組み付けるだけなのですが、その前に!前述したとおり、コラムカットいきます!

コラムカット

今回は1cm幅のスペーサー2枚分=2cmをカットします。

しかしコラムの上の方にはスターファングルナットが圧入されているのでそのまんまカットするわけにはいきません。

コラムをカットし終わった時にスタファンが適正位置にいないといけません。

ということは、
スターファングルナットの位置を少し下げてやればOKですよね。

下げ方は一通りではありませんが、私はこいつを使いました。

これは、まさに私がこのスタファンを圧入する際に使ったM6長ネジです。

これをコラムの下側から差し入れ、スタファン中央のネジ穴にクルクルと通し、

自分がカットしたいコラムの長さ分だけを上へ出しておきます。

あとは、長ネジの上端がコラム上端とツライチになるまでハンマーで長ネジを叩きこんでいけばOK!

ぶっ叩き終わったら、予定していた長さ分のコラムをパイプカッターでカットします。

ヘッドパーツをグリスアップする前にパイプカットを行う理由は、
カットする際に出る金属粉がグリスに付着してしまうことを避けるためです。
当然ですよね!

それでは、ヘッドセットとヘッドチューブにグリスを塗りながら組み付けて、

スペーサーとステムをコラムへ通します。


ミリ単位で調節したわけではありませんが、バッチリのカット具合でした!(*`・ω・)b

「あれあれ、スペーサーとコラムの上端面がずれてるよ?どこがバッチリなん?」と疑問に思われる方は↓こちらの記事を読んでみてください。詳しく解説しています!

さて、あとはフレームとホイールが直角になるようにセンターをしっかり合わせて、ステムとトップキャップを締めて固定すればOKです。

が、その前に!今回はさらにもうひと作業やりました。
それはステムの上下入れ替えです!

ステム上下入れ替え

コラムをカットしてハンドル位置を下げることでより前傾した乗車姿勢がとれるようになるのですが、ステムの上下を入れ替えることでもハンドル位置を下げられます。

ステムの角度が変化するからですね。

お絵かきは割愛しますが写真でビフォーアフターをば。

いや分からんわーっ!!(#゚Д゚)

ええ、まぁ、写真だとちょっと分かりにくいのですが、実際結構雰囲気変わってレーシーな感じになりました。

いいねいいね。うんうん。でも私しか分からないという。

まぁでもこれはすごく簡単な作業で、自転車メンテには絶対に欠かせないアーレンキーだけあればできますのでモノはためし!
やってみてください!
気に入らなければ元に戻せばいいだけです。

あとは適当にハンドルの角度やらを調節しておきます。

ディスクブレーキ周り

お次はディスクブレーキの掃除と調整、いきます!

フォークを引き抜くときにキャリパーごと外しておいたので、ブレーキケーブルも抜いて完全に取り外します。
その方が作業しやすいからです。


むっちゃ汚い…
普段の掃除では手が届きにくいところなので、まぁこれはしょうがないです。

そしてもう一つの懸念事項であるパッドの減り具合は…


おやおや、意外と残ってますε-(´∀`*)ホッ

2018年は確かにあんまり走りに行けなかったしなぁ…。

それと画像のパッドは後輪のパッドなので比較的残っていましたが、前輪のパッドはもう少し擦り減っていました。

しかしそれでも捨てるほどではなかったので、
今回はブレーキパッドの前後を入れ替えてみることにしました!
ちなみにメーカーでは0.5mmが限界値とされていますが、前輪側のパッドでも1mmくらい残っていましたのでこれはまぁ大丈夫でしょう!

実は念のために替えのパッドを注文しておいたのですが、またの機会にとっておきます。
定期的に必ず要るパーツですからね。


パッドもキャリパー本体もピカピカに拭いて、再度組み付けていきます。


やはりこういうところもここぞとばかりに拭きまくり。

前回のメンテでケーブル類を交換した時に、実はケーブルを若干長めにして組んでいたのでした。

次にまた調整する時に全部とっかえなくてもケーブル固定ボルトで傷んだ部分だけをカットできるように、という貧乏性全開だったのでしょう。
ありがとう、前回のボク。


まんまとしてやったり。
まずアウターをカットします。

前回若干長めに残しておいたって言ってもホントにこれくらいのちょっとです。
しかしこの“ちょっと”のおかげでニヤニヤ。

当然インナーも長いので、先端の傷んでいるところだけをカットしておきます。

一応ブレーキケーブルもこの機会に購入しておいたのですが、これも予備へ回します。
ストックがあるってのはいいことですねぇ。
忘れそうだけど。

このあとはブレーキの調整をします。

調整の解説は少し長くなりそうなので、また別の記事で単独でやりますのでそちらをご参考ください。

ディスクブレーキ調整の解説記事はこちら!

ただ今準備中!

リアディレイラー周り

お次はリアディレイラーの掃除と調整、いきます!

ディスクブレーキキャリパー同様、こちらも完全に車体から取り外します。

今回のリアディレイラー掃除のメインとなるのは…

プーリー分解と掃除


プーリー周辺のヤバそうな汚れです。
プーリーの固定ボルトを外して、プーリーケージもしっかり取り外します。

本体の分解・洗浄は今回はパスです。興味はあるんですけどね。またいつか。


ピカピカに拭いてグリスアップしたら、同じように組み付けて元に戻します。

シマノのリアディレイラーのプーリーですが、一部の上位グレードを除いて基本的に裏表がありません。

ガイドプーリーとテンションプーリーの違いはパッと見では全く分かりませんが、よく見ると刻印がありますのでそれを見ておけば間違うことはないでしょう。

心配な方はメーカーのホームページ等で確認しておきましょう。

本体も拭いておきます。
バネのところはグリスアップされていますので、パーツクリーナーなんかでゴシゴシやった場合はあとでしっかりグリスをつけておきましょう。

可動部にグリスは必要ではありませんが、潤滑系のオイルを吹いておけば良いでしょう。

あとはそのまんま元通りに組み付けて、ケーブルを張り直したら変速調整をします。

リアディレイラー調整

といっても、メンテ前に正常にシフトチェンジできていたのであればたいそうな調整は必要ないと思います。

ギンギンに引っ張らなくてもいいのである程度の力でケーブルを引っ張りながらディレイラーに固定して、ガチャガチャと変速しながらアジャスターボルトで微調整すればいけるハズです。
私がいつもそんな感じですので。

ささ、ちゃっちゃとやってこ。

えっと、こうして…

カチカチ(シフターの音)…

ガチャガチャ(リアが変速する音)…

カチカチガチャガチャ…

(´・ω・`)?

あ、あれ…?

なんか…ロー側が…

スムーズにいかない…

カチカチガチャガチャ…

なんか結構詰まってる…?

いや、ってかこれって…

暫し試行錯誤の末…

チェーンが短いことが発覚DA!!

バ、バカなっ!そんなハズないYO!

オレってばちゃんと、

リアトップでガイドプーリーとテンションプーリーの中心を結んだ線を地面と垂直にしたよっ!絶対間違いないって!

しかしどうやっても上手くいきそうになく、

ローにシフトチェンジしようとすると前方へビンビンに引っ張られた挙句に結局チェンジできずに一枚前に戻されるかわいそうなプーリーケージを見ると、

やっぱりチェーン長が足りていないのでは?と考えざるをえませんでした。

しかし不思議なのは、以前フロントシングル化に伴ってチェーン長を調節した時は、リアトップでガイドプーリーとテンションプーリーの中心を結んだ線を地面と垂直になるようにしたハズなのです。

それ以来問題なかったのに、なぜここにきて…???

で頭が一杯になりましたが、しかし実際に問題は起きてしまったので、一応確認をと思い改めてチェーン長の調節方法をおさらいしてみることにしたのですが…

衝撃の事実が発覚DA!!

次回、その内容とその後のメンテを紹介します!
勿体ぶるようなマル秘な内容ではないのですが、ここのところプライベートが忙しくなかなか記事が書けないのでもういい加減ここらへんで一回アップしておきます。

あぁなるべく早く書きたい…

ってか走りに行きたい…

と、とりあえず次回「その3」こうご期待!!

|)彡サッ




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