百井峠(ももいとうげ)

百井峠(ももいとうげ)をご紹介いたします!

京都府下で国道477号線を『酷道』たらしめる峠道の1つ。花背峠を4km登るか前ヶ畑峠を越えてやっとふもとに着くというアクセスの悪さ。着いたら着いたで道幅狭い・勾配キツイは当たり前。アスファルトとコンクリートがミックスされた穴ぼこだらけの激坂路面が行く手を遮る。距離が短いのがせめてもの救いか。



注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。

百井峠 スペック&解説

鞍馬側

距離:1.5km
最大標高差:163m
平均勾配:11.2%
最大勾配:20%以上

百井別れ
花背峠をスタート地点のくらま温泉看板前から4kmほど登ってきたところ、「百井別れ」です。
右へ下ると百井峠です。

ここを右へ入ってすぐの下りは斜度がきつく、むこう側(百井峠側)からこちら側(花背峠側)へ上がってくる時は上の様子が見えにくくなっています。
フラーっと入ると百井峠を下ってきた車両と鉢合わせるかもしれませんのでご注意を。

百井別れから進んですぐの小橋
百井別れから進んですぐに短い橋がかかっています。
この橋を渡るといよいよ悪名高い『酷道』が待っています。

百井峠序盤の激坂悪路
橋を渡って少し進むとすぐに激坂区間へ突入します。

20%近くはあろうかという登り勾配に加えて、画像でご覧の通りコンクリートとアスファルトがミックスされたこの路面が非常に厄介です。

道のいたるところにボコボコと穴が開いており、それを下手くそにアスファルトで埋めてあるのでガタガタです。
しかもほんの一部分とかではなくてある一定区間において路面全体がそうなっているため、勾配数値以上にパワーが必要です。

これを「国道です」と言われて「はいそうですか」とにわかには納得しがたいですよね。

百井峠序盤の激坂悪路はミックスが終わってもしばらく続く
このミックス路面区間が第一関門ではあるのですが、
ミックスが途切れて通常のアスファルト路面に復帰してからもキツイ勾配は続きます。

ミックスから次のヘアピンまでも結構な登り
しかし、路面が少し整っただけでちょっと楽に感じますね。
これでも結構な登り勾配ですが、タイヤが路面をきっちりとらえてくれているのが実感できます。

ヒルクライムにおいてはタイヤのグリップというのも非常に大切なんですね。

ヘアピンの給水ポイント
急勾配を登って最初のヘアピンカーブに差し掛かると、一旦勾配がゆるみます。
このヘアピンから次のコーナーまでがそのあとに控える激坂に備えるための大切な緩斜区間です。

ヘアピンカーブ途中には給水ポイントがあります。夏場でもよく冷えた山水です。

ヘアピンから次のコーナーを回ると再度激坂へ
給水ポイントのヘアピンからゆるりと進んで次のコーナーです。
ここを回ると次の激坂へと移行します。
コーナーを回る前から気合を入れなおしておきましょう。

最初こそアスファルトだが黒い柵のあたりから再びミックス
コーナー出口から早速すごい勾配です。
最初はアスファルト路面なんですが・・・
坂の先へ目をやると“それ”がどうしても『またかよ・・・』という気分にさせます。

第二関門にして事実上のピーク
登り始めてすぐ崖側に黒い柵が設置されているあたりから、再度ミックス路面のお出ましです。

路面は相変わらず最悪で、勾配は序盤のミックス坂以上です。ここは20%以上ありそうです。
ここが百井峠(鞍馬側)の第二関門にして最後の難所になりますので、コンクリートが途切れるまで力を振り絞りましょう。

セカンドミックスを横から見ると
横から見るとこんな感じです。
自転車がなかなか静止してくれなくて困ります。

勾配がきつ過ぎて自転車が静止しない国道って・・・。

ミックスの終わりにより激坂終了
やっとミックス路面が終わってアスファルト路面へ切り替わるところまで来ました。
アスファルトへ復帰してから左へゆったり曲がるあたりまではまだ少し登っていますが、直前が激坂過ぎたのですごく楽に感じます。

これにて第二関門クリア、事実上百井峠を制したと言っても過言ではありません。

峠まではゆるい勾配が続く 道中祠あり
その後は峠までゆるい勾配が続きます。
激坂で上がりまくった息をゆっくりと整えて峠を目指しましょう。

百井峠 左にお地蔵様 右にカーブミラーが目印
百井峠に到達です。お疲れ様でした。
左側のお地蔵様、その向い側のカーブミラーが目印です。

ウラ側


距離:2.1km
最大標高差:117m
平均勾配:5.7%
最大勾配:13%

百井集落中止部の案内マップ前
百井集落の中心部、「百井地域周辺マップ」がある三叉路です。

「R477号はこちらです」の通りに進みます。

序盤はほぼ平坦の田舎道
民家の間をするすると抜けてのどかなThe田舎道・R477を進みます。
このへんは平坦です。

右側に百井青少年村
ゆったりと進んでいくと右側に「百井青少年村」が現れます。

百井青少年村の向かい側に百井浄水場 ここから林道へ
百井青少年村の向かい側には「百井浄水場」があり、ここを通過すると杉林へ入っていき、少しずつ登っていきます。

ゆったりと登り始める序盤 路面は比較的良い
整然と立ち並んだ杉の間をゆるゆると登っていきます。
まだまだ路面も整っていて非常に走りやすいです。

中盤から徐々に勾配が上がりだして路面も荒れ出す
しばらく進んでいくと徐々に路面が荒れてくるとともに、勾配も上がっていきます。
林道(国道)に入って以降中盤からは常時10%以上で進んでいきます。

終盤は10%以上の急勾配が峠まで続く
峠へ近づくにつれてグイグイと勾配が上がっていきます。
それでも15%まではいかないくらいでしょうか。

中盤~終盤の路面は決して『キレイ』とは言えませんが、鞍馬側を思えば段違いの良さです。
コンクリート路面もありませんので登りやすいと言って良いでしょう。


ウラ側ですので、右側にお地蔵様、左側にカーブミラーが峠の目印です。お疲れ様でした。

最後まで急坂が続く上に直前でグッと右へカーブしているので、急に目の前に峠が現れる感じになります。

百井峠 まとめ

何かとネタ要素を多く含んだ鞍馬側がメインです。

距離こそ1.5kmと非常に短い峠道ではありますが、すのすさまじい勾配と悪路のせい(おかげ?)で多くのサイクリストやバイカー、ハイカー、峠マニアに取り上げられる、いろんな意味で人気のある峠道です。

サイクリストの間では、京都市内有数の激坂でヒルクライムのターゲットとしてネタにされることが多いです。

スタート直後の橋を渡ってからすぐに現れる激坂が第一関門です。次のヘアピンまで続きます。

勾配自体もえげつない数値ですが、コンクリートとアスファルトのミックス路面が腹立たしいくらいの悪路です。
なるべく凹凸の少ないところにタイヤを通していきたいのですが、勾配がきつ過ぎてラインを選択できる余裕はほとんどありません。
というか、どこを通ってもガタガタなので覚悟を決めて踏み抜くしかありません。

ヘアピンまで来ると一旦勾配のゆるい区間になりますので、ここで脚を休めて呼吸を整え、次の激坂に備えねばなりません。
どうしてもしんどければ、ヘアピンの給水ポイントで一旦休憩するのもよいでしょう。

ヘアピンから次のコーナーを回るとすかさず激坂へ移行し、第二関門突入です。

出だしこそアスファルトですが、黒い柵が立っているあたりからミックス路面へ移行します。
一気に勾配が上がっていき、最大では20%を超えます。
ただの20%でも超激坂ですが、こちとらミックスオーバー20です。
タイヤを一回転させるだけでもかなりのパワーを要します。

ここが百井峠鞍馬側のピークです。

第二関門の激坂をクリアすればあとは比較的ゆるめの勾配が峠まで続きます。

距離が短いからなのか、はたまた後半がゆるゆるになってしまうからなのか、これだけの激坂があるにもかかわらず足つきなしでクリアしてもそれほどの達成感は不思議とありません。

“達成感”で言うならお隣の花背峠前ヶ畑峠の方がよっぽど味わえると思います。

ウラ側はスタート地点を案内板の前にしていますが、登り始めるのは浄水場を越えてからですので実質1.2km程度のヒルクライムです。

浄水場を越えて以降もしばらくはゆるい勾配で進んでいきます。
ひっそりとしてはいますが、杉の合間から日の光が差しているので薄暗くて陰湿な雰囲気はあまり感じられません。
路面状態も悪くはなく、走りやすいと言って良いと思います。

中盤から少しずつ勾配が上がっていき、峠までは10%を下回らなくなりますので、それなりにキツイです。
峠に近づくにつれて徐々に勾配が上がっていき、路面も荒れた部分が増えてきますが、鞍馬側と比べればなんのそのです。

すごい悪路(特に鞍馬側)にもかかわらずいろいろと有名なこの峠を通行する車両は意外と多いです。
道幅が狭くて離合箇所も少ないため、生身の自転車は特に気を付けなければなりません。

激坂区間は登るのだけでも大変ですから、前から来た自動車とすれ違うだけならまだしも後ろから来られた場合、登りながら左ギリギリへぴったりコントロールできそうになければ素直に停車しましょう。
停車する時は絶対に右側へよろけないように注意が必要です。
さらに再発進時にはものすごいパワーが要りますので、ふらつかないように気を付けましょう。

『激坂』『酷道』とあっちこっちで言われているため難易度が高いイメージがついていますが、実際の激坂箇所は限定されており、全体の距離も短いため、ここぞというポイントだけ踏ん張れれば登りきること自体はさほど難しくはありません。




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