老ノ坂峠(おいのさかとうげ)

老ノ坂峠(おいのさかとうげ)をご紹介いたします!

京都市と亀岡市の堺に位置する老ノ坂トンネル。そのトンネル手前を脇道へ入ると細くてうす暗くて激坂の旧老ノ坂峠を越えられます。地図ではトンネルの中を指し示しますが、当ブログではこちらの旧道を“老ノ坂峠”とします。国道9号線の交通量がハンパないので出入りには要注意です。



注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。

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老ノ坂峠 スペック&解説

亀岡側

距離:586m
最大標高差:60m
平均勾配:10.2%
最大勾配:15%

亀岡市側の旧老ノ坂峠入り口 反対車線
亀岡市側から京都市側へ向かって国道9号線を進み、老ノ坂トンネルの300mほど手前に脇道があります。
ここを入ると旧老ノ坂峠へと向かう道へ進みます。

脇道といっても、自転車は左側通行ですから入り口は反対車線側になります。
この国道9号線はハンパない交通量なので、細心の注意を払って横断します。

京都縦貫自動車道の間を進む
脇へ入ると京都縦貫自動車道の間を真っ直ぐ進んでいきます。
道なりに、突き当りを右へ曲がって高架下をくぐります。

高架下をくぐると一気に急勾配に
高架下をくぐると、すぐ前方にそれまでとは全く雰囲気の違う光景が目に飛び込んできます。
左へゆったりカーブしながらグイッと登り出しているのがハッキリわかります。

最大15%程度はあろうかという激坂
うす暗くジトーっとした中、10~15%くらいの激坂を登っていきます。
路面に苔が生えていて、湿っているとスリップしやすいのでお気を付けください。

峠までの距離は短いですが、一度登りだすと全くゆるまず峠まで続きますのでなかなか辛いです。

切り通しの老ノ坂峠
切り通しで左側に小道がある、この辺が峠だと思われます。
お疲れ様でした。

京都側

距離:366m
最大標高差:34m
平均勾配:9.2%
最大勾配:13%

京都市側の旧老ノ坂峠入り口
京都市側から亀岡市側へ向かって国道9号線を進み、老ノ坂トンネル手前を左へ入る脇道があります。
ここが旧老ノ坂峠へと続く旧道の入口です。

反対車線側から撮った画像ですみません。
画像の黒い自動車がちょうど通過したところを左へ入る脇道がそうです。

老ノ坂峠序盤はゆるい
京都市側から進む場合は、少しずつ登って行って最後の方で急勾配になる感じです。
この辺はまだそれほどキツイ箇所ではありません。

日が当たる部分もあり、亀岡側より幾分か気持ちが楽かもしれません。
しかし右サイドの廃墟群が怖すぎます。

京都市側の最後の急勾配 路面の荒れ具合がすごい
勾配的には最も急な箇所になりますが、それ以上に堆積物がすごすぎて登りづらいです。

このあたりはアスファルトの痛みが激しく中央に少し残っているだけで、自動車のタイヤが通るであろうラインはほぼ砂利道です。

急坂を登りきったらT字路右で目の前に峠
荒れた激坂を登りきったらすぐのT字路を右へ曲がり、目の前に峠が現れます。

T字路を左へ曲がってすぐのところには「京都の自然二百選 老ノ坂峠(山陰道)」と書かれた標柱が立っています。

さらにその先には首塚大明神があります。

老ノ坂峠 まとめ

激坂はあるものの、路面は悪く、雰囲気もジメジメで、超短距離とヒルクライム的には面白くはありません。
わざわざ登って達成感もありませんので、ここを通過するときは専用トンネルを抜けられるのが良いでしょう。

京都市側から亀岡市側へと向かう場合はトンネルのみならず気を付けなければなりません。

交通量が非常に激しく、特に老ノ坂トンネル付近は路側帯も狭いので、できる限り左へ寄って、フラフラせずに真っ直ぐ走ることを心がけましょう。

幸いトンネルは短いので一気に抜けられます。

老ノ坂峠はサイクリストにとっての峠越えよりも、心霊スポットとして有名です。

なんでも酒呑童子の首を埋めて祀ってあるとかなんとか。

鳥居をくぐったら祟られるとかどうとか。

首から上の病に効くとか効かないとか。

いずれにせよ、こういうところは遊び半分で行ってはダメです。




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コメント

  1. いてくま より:

    いつも楽しく拝見させていただいています。京都在住で自転車大好き、もっと色々な峠を走ってみたいと思っていたところ、ここへたどり着きました。どの記事も丁寧にまとめられていてとても参考になります。これからも安全運転で良き自転車ライフを!

    • キョージ より:

      いてくまさん、こんにちは。
      いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!
      京都は周りが山で囲まれていることもあって、必然的に峠越えの機会も増えますよね。別の峠も登ってみたいというお気持ち、とてもよく分かります。もっといろんな峠をご紹介できるよう、少しずつでも丁寧な記事を増やしていきたいと思います。
      寒くなってきましたし、山道の走行には十分に気を付けてくださいね。