佐々里峠(ささりとうげ)

佐々里峠(ささりとうげ)をご紹介いたします!

京都市と南丹市の境目に位置し、高い標高が織りなす美しい自然とナイス眺望、そしてグネグネとうねる道が自転車乗りのみならず様々な人を魅了します。登り応えのある勾配と距離、比較的広くてキレイな路面でヒルクライム的にもGood!冬季は封鎖されてしまうので暖かい時期にガンガン行くべし!



注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。

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佐々里峠 スペック&解説

京都市側

距離:3.1km
最大標高差:226m
平均勾配:7.3%
最大勾配:13%


スタート地点は画像のゲートにしました。
府道38号線と110号線の分岐点から4kmくらいほぼ平坦でのどかな田舎道を進んできます。

10%の勾配標識がありますが、スタート直後はかなりゆるめで10%もありません。
しかしキツイところは10%どころではありません。


スタート直後のヘアピンカーブ。かなりゆるい勾配です。
颯爽と駆け抜けましょう。


少し進んでからのゆるい右コーナー前後でググッと登っていますが、左寄りのアウトラインでやり過ごします。
イン側はかなりの急勾配です。
ここから眺望ポイントまで10~13%くらいの急勾配が続きます。


直線ズドンでこの勾配が続いたら精神的追加ダメージが発動しがちですが、グネグネとうねったこの道のおかげで幾分かマシです。

さらに序盤からすでに頭上の視界が開けており、ちょっとした解放感を味わいながら登れるところも楽しみの1つです。

まだまだ10%以上の急坂は続きます。


2つ目のヘアピンイン側はキツイので、多少なりともアウト側へ膨らんでごまかしたいです。
ここを回ると眺望ポイントです。


思わず脚を止めて眺めたくなる眺望ポイント。ここは一旦ゆるい勾配に落ち着きます。


開放感のあるナイスビューです。


眺望ポイント手前から一旦落ち着いていた勾配でしたが、すぐ後のゆるい左コーナー付近から徐々にまた登り始めます。
折れ曲がったガードレールが目印です。


コーナー前後の落差も1つ目のヘアピンとは段違いです。
激坂とまではいきませんが、それでも10%近い勾配でしばらく推移します。
前半の急坂を登ってきているだけに堪えますが、やはりグネグネとうねる道が少し気を紛らわせ、ほぼ一定の勾配なのでリズムは取りやすいかもしれません。


終盤大きな右カーブを回った後、前方へ目をやると一旦ピークを迎えて下り始めるポイントがあります。
峠らしい雰囲気もあるのですが、実際の峠はもう少し先です。


偽峠からゆるめに下り、大きな木のある左コーナーを回った先が佐々里峠です。


佐々里峠です。お疲れ様でした。

南丹市の看板など目印がたくさんあり、周辺には常にチャリダーやハイカーやバイカーの姿がありますので非常に分かりやすいです。

南丹市側

距離:5.6km
最大標高差:354m
平均勾配:6.3%
最大勾配:13%


府道38号線と370号線の分岐点がスタート地点です。
二股になっているところにあるのは佐々里八幡宮です。


スタート直後は民家の間をゆるい勾配で進んでいきます。
清流のせせらぎが心地よいです。


集落から山道へ入っても序盤は5%前後のゆるい勾配で進んでいきます。
右側にあるのは砂防ダム?木と石で組んであります。


中盤の勾配は序盤+1~2%といった具合でジワジワ上がっていきます。


京都市側ほどではありませんが、南丹市側にも眺望ポイントが一瞬あります。
何が見えるわけでもありませんが、心地よい解放感です。


最初の大きなヘアピンを通過してからは一変してグネグネし出します。
右へ左へ上へ下へうねっていきます。


ややキツめの4連右カーブ前後は10%程度へグッと登ります。
終盤の苦しい区間ですが外側を回ってダメージを最小限に留めます。


最後のヘアピンを回って右側の柵が切れた後の左カーブはイン側を回りますが、ここが南丹市側で最も急な勾配となります。
最後の最後、もうひと踏ん張りです。


佐々里峠です。お疲れ様でした。

京都市側と同じく目印はたくさんあり、この特徴的な景観さえ覚えておけば一目瞭然でしょう。

佐々里峠 まとめ

眺望が良くてメリハリも効いた京都市側がメインっぽいですが、なかなかの距離と勾配で南丹市側も登り応えがあります。
どちら側も比較的痛みの少ない路面で、交通量もそれほど多くなく、道幅もそんなに狭くなく、ヒルクライム的には大変オススメです。京都市街地から遠いのが珠に傷でしょうか。

京都市側は序盤の急坂区間をなんとかやり過ごしても、後半10%前後で峠直前までいきますので、距離はそれほどでもありませんがなかなかの登り応えです。

心地よい景色と解放感を味わうことができるので、それ目的で登るのもアリです。

内容は異なりますがスペック的には京見峠とほぼ同じくらいなので、目安にしてみるのも良いでしょう。
しかし京都市街地からだとたどり着いた時点で或る程度体力を消耗しているハズですので、ナメてかかると痛い目に遭うかもしれません。

南丹市側はなかなかの距離で、峠に向かってジワリジワリと上がっていく勾配がイヤらしいです。
序盤はそれほど変化が無い山道ですが、中盤から終盤にかけては京都市側のようにグネグネとうねり出し、瞬間的にグッと勾配がキツくなる箇所もあります。

路面の痛みは少なく道幅もそれほど狭くないため、ヒルクライムのトレーニングにも良いかもしれません。
ただし京都市街地から離れt(ry

豪雪地帯につき、冬季は路面の凍結や積雪などで封鎖されてしまうことが多いため、春~秋に行けるだけ行っておきましょう。
ナイス眺望に加えて春は桜、夏はグリーンシャワー、秋は紅葉、を堪能できることでしょう。




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