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スポーツバイクへのきっかけ
私にとって自転車とは、通勤通学やちょっとその辺まで乗っていくだけの、単なる移動手段でしかありませんでした。
2011年、引っ越しによって会社までの通勤距離が5→10kmになりました。
最初は変速なしで1万円くらいの安いママチャリで頑張っていましたが、その自転車も壊れ、買い替えなければとなった時に、
「どーせ買うならちょっとスポーティな速そうなやつがいーなー」
と軽い気持ちで探し始めたのがきっかけでした。
ところが、近所の自転車屋を回ってみたもののスポーティな速そうなやつを1万円くらいで売ってくれるところはどこにもありませんでした。
カッコいいやつ見つけた
もう少し範囲を広げて自転車屋を探してみるか、とインターネットで調べてみることにしました。
すると、あるではありませんか!
チャリ屋じゃなくて!
スポーティなカッコいいやつが!
1万円とまではいかないけど、1万円台で!
ネットすげー!
そう、私の記念すべき初号機は、ネット通販で購入したクロスバイクでした。
ちなみに、これが↓実際に購入した自転車です。当時で¥15,000ほどでした。
参照:スマートファクトリー自転車通販 スマートファクトリー
派手なカラーリング!
→「タイヤ=黒」としか頭になかったので、カラータイヤの衝撃たるや。
シマノの6段変速!
→素人でも聞いたことのあるメーカー、かつそれが日本メーカーという安心感。
スリックタイヤ!
→F1などのイメージから、なんか速そう。
カゴついてねー!
→これだけでスポーティな印象になり、なんか速そう。
と、まぁこんな感じの素人丸出しで、
会社からの帰路で無駄に飛ばしてスポーツマン気取りでした。
買ったそのあと
しかし、自転車に対する考え方は基本的に変わらなかったので余裕でノーメンテでした。
空気入れを買うことすらケチって、もっぱらそこらへんのモータースでエアコンプレッサーをお借りしていました。
一度だけ洗車したことがありましたが、100均の中性洗剤と食器洗い用のスポンジで泡モコモコにして水ぶっかけて終了です。
チェーンへの注油は数回しましたが、使い古しのサラダ油で満足気。
もちろん、余分な油は拭き取っておく、なんてこともったいなくてやるはずもありません。
そんなこんなでおよそ1年乗りました。
終盤はタイヤがすり減って薄くなった箇所からパンクが頻発し、修理代もかさみ、タイヤを買い替えてまで乗り続ける気にはなれず、
廃車にしました。
安い自転車だし通販だし、まぁこんなもんでしょ。
当時はそれくらいにしか思っていませんでした。
そんなぞんざいな扱いでよく1年ももってくれました。
ちゃんと手入れしてやればもう少しもったかもしれませんね。
申し訳ないことをしたな、という気持ちが半分と、
もう半分は、
自転車って気持ちいい!
と思わせてくれたことに対する感謝の気持ちです。
通販のクロスバイクに興味をお持ちの方へ
クロスバイクに興味をお持ちの方や、購入を検討されている方は、インターネットで情報を収集されることが多いと思います。
その際、安くて(概ね3万円以下)見た目はクロスバイクっぽい感じの自転車のことをやれ “もどき” だの、やれ “あんなの自転車じゃない” だのという否定的な意見を目にする機会もあると思います。
確かに、安いものには安い理由があります(逆もまた然り)。
それはパーツ1つ1つの精度だったり、車体の完成度だったり、開発費だったり、様々な要因からなるのですが、では高級自転車は手入れせずにほったらかしでも常にハイパフォーマンスだと思いますか?
そんはわけありません。
大事なことは、目的(要求)を明確にし、その目的(要求)をその自転車が満たし得るのか、それをよく考えること。
“もどき” だなんだと言われようが、自分の目的にそれがマッチしているなら選択肢の1つとして十分に成立するのではないでしょうか。
それに、クロスバイクというのは明確に線引きされたジャンルではないので、誰もそれを定義できません。
そもそもクロスバイクという呼び方は俗称、それも日本に限った俗称であり、各社各様にジャンル分けをして名前を付けています。
たとえば、
LIFESTYLE(GIANT2017)
FITNESS(Cannondale2017)
SPORTS(Bianchi2017)
などといった具合です。
また、ネットで買うと自転車屋で面倒みてくれない、などという情報もチラホラ目にするかもしれませんが、
絶対にそんなことはありませんから大丈夫です。
お金さえ払えばちゃんと見てくれます。
もし本当にそんなことを言う自転車屋があったら、もうそんな自転車屋には二度と行かなければ良いだけの話です。
最後に、初号機がおしえてくれたこと
今にして思う、とても大切なことを述べておきます。
道具というものはきちんと手入れすれば長持ちしますし、適切に使用することでそのポテンシャルを発揮してくれます。
きちんと手入れして適切に使って、初めて安いものと高いものの本当の違いを実感できるとも言えるかもしれません。
自転車は自分の命を預ける道具です。
ひとたび外へ出れば事故とは常に背中合わせです。
そういう道具をぞんざいに扱っていいはずがありません。
※もちろん、どんなに気を付けていても起こる事故はあります。
私はたまたま1年間無事故でしたが、メンテナンスもろくにせずにガンガン飛ばして、いつ車体に不具合が発生して落車して大怪我していてもおかしくありませんでしたし、最悪の場合死んでいたかもしれませんね。
きっと亡くなったおばあちゃんが守っていてくれたんだと思います。
高い安いに関わらず、きちんと手入れをしてあげましょう。
そうすれば、きっとあなたの目的を気持ちよく果たしてくれると思いますよ。
⇒愛車遍歴 ~弐号機~ へ続く
愛車遍歴シリーズ
・愛車遍歴 ~初号機~ この記事です!
・愛車遍歴 ~弐号機 カスタマイズ其の弐・フロントシングル化~
・愛車遍歴 ~弐号機 カスタマイズ其の参・バーカット&エンドバー装着~
・愛車遍歴 ~弐号機 カスタマイズ其の肆・フロントフォークのリジッド化~