能見峠(のうみとうげ)をご紹介いたします!
京都北山の北東部に位置し、府道110号線で広河原能見町と久多宮の町を隔てる峠です。当ブログでは西から東へ向かって登る能見町側を能見峠としています。前半ゆったり後半激坂のメリハリ効いた峠道で、近年路面の舗装工事が進み非常に走りやすくなりました。豪雪地帯につき冬季は封鎖されてしまいます。
注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。
能見峠 スペック&解説
距離:4.9km
累積標高:233m
平均勾配:4.1%
最大勾配:15%以上
入り口は、府道110号線と38号線の分岐点を110号線の方へ入る画像のポイントです。
橋を渡って進みます。
ここの分岐点を38号線の方へ進んでいくと佐々里峠にたどり着きます。
橋を渡ってすぐにある電光掲示板がスタート地点です。
序盤はちょっとしたアップダウンがありますが、以降はほぼ平坦の静かな山道を進んでいきます。
ところどころアスファルトがめくれており奥へ進むにつれて徐々に増えていきますが、気を付ければ走行に支障がある程ではありません。
スタートからおよそ3.8kmほど進むと、突然キレイなアスファルト舗装が出現します。
左側へ林道が続いていて小橋が掛かっているのが目印です。
このあたりから後半の激坂区間へ突入します。
いきなり激坂が出迎えてくれます。
キツイところでは15%を超え、ここまでの勾配がゆるゆるだったので面食らうかもしれません。
150mほど頑張れば、ゆるい右カーブで一旦勾配が落ち着きます。
そして、再度の激坂です。やはりキツイところは15%以上あります。
キツイ勾配に加えて、若干山側(画像では右側)に向かって傾斜がついています。
フラつかないように気を付けましょう。
幸い路面は舗装したてで最高です。
少し進むと唯一のヘアピンカーブ。
カーブの頂点はゆるくなりますが、その前後が非常にキツイです。
カーブへ進入する直前のイン側は20%くらいありそうですので、できればすこしふくらんでごまかしましょう。
カーブを回った直後もかなりの勾配です。
しかし相変わらず最高の路面状態のおかげでトラクションはかかりやすいです。グイグイいきましょう。
ゆるい右カーブで一旦落ち着きます。
ところどころ非常にキツイ登り勾配が出てきますが距離は短く、合間にこういった緩斜面をスポットで挟んでくるので上手く脚を休めながらいきます。
ゴールまで残り約350m、左⇒右とゆるいカーブが続くところも10~15%の激坂ですがキツイ勾配はここまでです。
残りは勾配一桁台で落ち着きます。
ゴール少し手前で最新の舗装路面が途切れますが、以降もほとんど荒れていないので問題ないでしょう。
能見峠です。お疲れ様でした。
切り通しで峠らしい峠です。立札もあるので非常に分かりやすいです。
高い標高に位置していますが眺望ポイントはありません。久多側を望むと木々の向こうに滋賀の山々が見えるくらいです。
能見峠 まとめ
久多峠という別名もありますが、当ブログにおいては能見側の峠道ということで能見峠とし、反対側(久多宮の町)から登る方を久多峠ということにしています。
久多峠についてはこちらをどうぞ
全長4.9kmの行程ですが、この峠の本領はラスト1kmです。
合間に緩斜面のスポットを何度かはさみながら、かなりの急勾配を断続的に登っていきます。
MAPではヘアピンが1か所あるだけであとはのっぺりしているように見えますが、実際はゆるいコーナーが連続していてかなりうねっており、勾配の緩急にも富んでいて、かなりの山奥にもかかわらず新しい舗装路面で、なかなか楽しめる峠道です。
タイムアタックする場合は、前半3.9kmのほぼ平坦区間をどれだけ攻められるかがキモでしょう。
近隣の佐々里峠同様豪雪地帯につき冬季は封鎖されてしまうので、春~秋にできるだけ行っておくと良いでしょう。
京都市街地からだとたどり着くだけでも結構な距離を要するのが珠に傷ですが、トレーニングにはもってこいです。