京都おすすめコース/110km【花背峠~美山~周山街道】

京都おすすめコース【100km超編】のご紹介です。

花背峠~佐々里峠~美山~栗尾峠~京見峠(ウラ)と周ります。京都市街地から主だった舗装路で美山かやぶきの里へ望む最短ルートです。アップダウンと平坦路がバランスよく配置されており走り応え十分で大変オススメです。佐々里峠が冬季は封鎖されますので春~秋に堪能しておきましょう。



下記クリックで好きな項目へ移動

このコースで通る峠

花背峠
佐々里峠
・深見峠
栗尾峠
京見峠(ウラ)

コース案内

Ride with GPS データ

ポイント案内

注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。


スタート地点は上賀茂神社です。

ロータリー交差点から御園橋東詰を右折し、鴨街道を北上していきます。


しばらく進むと府道61号線と38号線の交差点へと差し掛かります。
右折して38号線の方へ進みます。

61号線を進むと雲ヶ畑街道を経由して持越峠につながっています。


クリーンセンター前の坂を登り、そして下り、やってきた交差点。南西角にはローソンがあります。
本コースではここを左へ曲がり、鞍馬街道を進みます。

ここは重要な分岐点です。
右へ曲がると京都産業大学前を通って市街地へ、
直進すれば静原を経由して大原方面へとつながります。


鞍馬街道を進んでいくと大きな朱鳥居が目印のY字路があります。右へ進んで鞍馬寺方面へ。

ここを左へ入って行くと貴船神社前を通り、芹生峠へとつながります。
夏場は料亭の川床が連なり、夏の京都の風物詩となります。


鞍馬寺前を通過して民家の間を少し進むと、山道へ入る直前にくらま温泉があります。
ここから本コース最初にして最大のヒルクライム・花背峠の開始です。

距離・勾配ともに京都市内指折りの峠道ですが、あまり気合を入れすぎるとこの後の行程に響きますので自分の脚力・体力をよくよく考えて強度を調節しましょう。
ダラダラ登ってもキツイもんはキツイですがね。


花背峠です。
ここからのダウンヒルは市街地と比べて気温が数度低く、木陰で、汗が急激に冷えるので、特に春先とか晩秋は気を付けてください。


長いこと下り切ると、京北方面と美山方面の分岐点に差し掛かります。
画像の青看板の少し先に白い橋がありますので、そこを渡って右折して38号線を進みます。

橋を渡って左折すると、京北のこれまたサイクリングに気持ちの良いコースになりますので、そちらもオススメです。

その気持ちの良いコースが↓こちらです!


のどかな田舎道を6kmほど進み、府道110号線との分岐点。
そのまま38号線を進んで佐々里峠を目指します。

ここを110号の方へ入ると能見峠です。

ちなみに、こののどかな田舎道のような平坦路で調子に乗って飛ばすと後半の脚に響きます。
楽しさのあまりついつい飛ばしがちですが、最後まで余裕を持って走りきるためにはムリは禁物です。慣れるまでは控えましょう。


分岐点から4kmほど進み、佐々里峠の登坂開始です。
登り勾配10%の標識がありますが、最もキツイところは明らかにそれ以上あります。
序盤のキツイ区間をなんとかやり過ごすと途中ナイス眺望ポイントがあり、その後は比較的落ち着きます。

豪雪地帯につき、この辺りは冬季は封鎖されてしまいます。スキー場があるくらいですからね。


佐々里峠です。
南丹市と京都市の境目に位置しており、目印がたくさんあって分かりやすい峠です。
バイクツーリングやハイキングなどにも人気です。

ここからのダウンヒルは花背峠程ではありませんが、それでも長くてスピードが出やすく注意が必要です。幸い路面状態はまずまず良好です。


佐々里峠から下ってきて府道の分岐点です。神社があります。
道なりに38号を進めばOKです。

ここからはほぼ平坦路が20km以上続きます。
ここでも調子に乗ってあまり飛ばさないことがポイントです。

途中に自販機もあり、かやぶきの里なども活用できますので休憩・補給には困りません。


佐々里峠を下りきったところの分岐点から進むことおよそ16km、『かやぶきの里』です。


かやぶきの里の向かい側には食事処、飲食物の販売所、自販機、トイレなどが揃っており大変ありがたいです。
ただしここからおよそ5km先に道の駅もあり、同じように活用が可能です。
人・バイク・自動車がたくさん行き来していますので事故にならないように気を付けましょう。

スタートしてからかやぶきの里までがおよそ58km。全行程のちょうど半分ほどです。
残り半分、頑張りましょう。


前述の通り、かやぶきの里からさらに5kmほど進むと次の補給ポイントである道の駅に辿りつきます。
国道162号線と交わる安掛(あがけ)という画像の交差点を左折します。
信号手前の青看板にいろいろと表示がありますので分かりやすいと思います。


安掛信号を左折してすぐ、向かい側に『道の駅美山ふれあい広場』が見えます。休憩・補給に活用しましょう。
ここは特に週末の昼間ともなるとものすごい数の利用者になります。

ここから20kmほど先へ行ったところにも別の道の駅やショッピングスーパーがありますので、自身の消耗具合と相談してからの判断でもいいかもしれません。

どちらにしても、常に多少の余裕はもっておいた方が良いでしょう。


美山の道の駅からおよそ5kmはゆったりと登っていきます。
キツイ勾配はなく、平坦もはさみながらジワリジワリと登っていき、深見トンネルを通過するとようやく下り始めます。

終盤に峠を2つ予定していることもあり、あまり頑張り過ぎずに登り、やはり下りも回し過ぎないように気を付けましょう。


国道162号線をずーっと下ってきて、国道477号線との交差点です。
『道の駅ウッディー京北』やショッピングスーパーの『サンダイコー』があり、こちらも休憩・補給に活用できます。
この先の信号をさらに少しだけ南下したところにコンビニもあります。

この辺りは美山方面を絡めたコースだけでなく、京北町界隈や日吉ダムなどを巡る際にも重要な補給ポイントになります。

国道162号線上には他にも定食屋とかカフェとか、いろいろとお店がありますのでグルメライドっぽくしてもいいかもしれませんね。


さて、162号線を引き続き南下し、京北トンネル手前で左の側道っぽいところへ入って栗尾峠を登ります。

2013年に京北トンネルが開通して以降旧道となった栗尾峠道は自転車・歩行者専用道路となったため自転車にとっては大変走りやすく、多少の堆積物はあるものの路面は悪くなく、すばらしい眺望ポイントもあるわりには距離・勾配ともに比較的易しめで、この界隈屈指のおすすめ峠です。

栗尾峠を登り、下り終えたら国道162号線へ復帰しましょう。


しばらく行くととっても長い笠トンネルへ入ります。トンネル入り口付近から若干下り気味でスピードが出やすいので気を付けましょう。

ここからおよそ6km、平坦も少しありますが基本下り区間となります。
コース終盤を下り基調にできるあたりもこのコースの良いところです。


分岐点の杉坂口です。信号を左折し、橋を渡って京見峠を目指します。
この分岐点では、残りの体力・脚力・気分などと相談して3つのルートを選択できます。

・京見峠を登る ⇒ 本コース

・持越峠を登る ⇒ 本コース + 約5km

・御経坂峠を登る ⇒ 本コース + 約10km

本コースでは上賀茂神社を発着点としていますが、それぞれお帰り方面などの事情を予め考慮して準備しておきましょう。


杉坂口を左折して少し進むとまたすぐ分岐点ですが、京見峠へはここを右です。
持越峠の方へ回りたい場合は左へ進みましょう。「←真弓3km」と書いてある方です。

京見峠を杉坂側から登り始め、中腹あたりで走行距離100kmを迎えます。


氷室別れの看板が見えたら京見峠です。ここから上賀茂神社までは平坦と下りのみです。

京見峠のダウンヒルは路面が悪く、スピードに乗ると危険です。道幅が狭くブラインドコーナーもいくつかありますが、自動車の往来もまぁまぁありますので最後まで気を抜かないように気を付けましょう。


京見峠を下りきって、ホテル然林房のT字路を左へ、鷹峰信号を左へ、坂を下っていきます。

この坂は住宅地を抜けていきますので、人・自転車・バイク・自動車・バスなどあらゆるものにより一層注意しながら下ってください。

疲れてくると判断力も反応スピードも鈍ってきますので、常に少しゆとりを持っておくことが肝要です。

坂を下っていくと最後の方でドーナツ坂になり、その先の信号が玄琢下(げんたくした)です。
玄琢下を左折します。

しばらく直進し、2つ目の信号を右折します。南東角にミニストップがあります。

さらに直進し、御園橋を渡り、ロータリー交差点を過ぎれば・・・


ゴール地点の上賀茂神社です。

登り・下り・平坦をバランスよくこなしながら100kmを走るにはかなりオススメのコースです。
トレーニングからファンライドまで、様々な用途に応えてくれると思います。

ある程度の走力は必要になりますが、是非走り込んでみてください。

これにて本コース完走です。お疲れ様でした。

走行データ

strava 実走データ




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