そうだ おにゅう峠、行こう。2021秋ライドその1

そうだ

おにゅう峠、

行こう。

そうだよ、行きましょう。そこにおにゅう峠がある限り。

おにゅう峠とは、福井県と滋賀県の県境に位置するすんごい山の中の峠です。

京見峠も言ってみれば山の中ですが、そんなんとは比べ物にならないほど山の中です。

具体的な位置は下記MAPを見てもらえば分かりますが、自分の走力はもちろんのこと補給食や飲料水のことまでちゃんと考えて準備していかないと帰還が怪しくなるレベルの山の中です。

あ、それは京都市街地から向かう場合ね。

京都市街地からだと、

①花脊峠→能見峠→おにゅう峠

②鯖街道(途中越→花折峠)→おにゅう峠

のいずれかが一般的なアクセス方法でしょう。

どちらも市街地近くでコンビニに寄っておくなどした後は自販機がポツポツとあるだけで、食べ物は非常に入手しづらいです。

お金のある人は鯖街道で鯖寿司を頬張るという手はあります。

私が最初に行ったときは真夏の炎天下で、あんまりそういう情報リサーチせずに突っ込んでしまったために水分不足で熱中症になりかけましたよ…危なかったあの時は…

ここはむしろ、滋賀県高島市とか、福井県小浜市とか、そっちからの方が近いのでアクセスも良く、どちらかというと気軽に楽しめるかもしれませんね。

ところがやっぱり京都からですよ。

京都に住んでるんだからしょうがない。

それに、おにゅう峠まで行って帰ると100㎞を余裕で超えるロングライドとなって長時間楽しめるし絶景も拝めるとくりゃぁ行くしかあるまいて。

と、前向きに考えられるのもロードバイクのおかげかもしれません。

メリダ号ではちょっとキツイかなぁ…

いや、それはメリダ号のせいじゃなくて、僕の体力の問題ね。メリダ号、君は悪くないのだよ。ふがいないオーナーですまん…

さて、それではライドレポートの方を。

おにゅう峠へ行ったのは今回が2回目なのでした。

2021年9月25日 最高気温は29℃くらい
快晴の空の下、気持ちよくスタートしました。

この日はルート①花脊峠→能見峠→おにゅう峠の予定でいきます。

山中は補給が難しくなることを事前に把握していたため、最初っからジャージのバックポケットにパンを突っ込んでいきます。あとは能見峠を久多へ下ったとこの自販機でコーヒーでもゲットしときゃぁおにゅう峠でティータイムじゃぃ作戦でいきます。

まずは花脊峠ですね。

この先長いので決して無理はせず、

登れればOK 登れればOK

と唱えながら軽いギアをクルクル回していきます。

いやしかし気持ちいぃ!

顔を上げると清々しい青空が山の合間・木々の隙間から伺えます。

いぃねいぃね、この調子でお願いします!

このところ花脊峠は整備の手が入っていますね。

近年路面がキレイに舗装されましたし、画像のように道幅を広げる工事を行っています。なんたってバスも走る道ですからね。

路面整備も少しずつ確実に進んでいます。峠に近い上の方も舗装箇所が増えてきました。

ありがたいけど、トンネル作る気はないってことなのかな…?

花脊峠で22℃て、なんて走りやすいんだ… この調子でお願いします!

花脊峠の下りでキレイにコスモスが咲いていたので、ちょっと立ち止まって撮影会。

すると、道の向かい側から畑仕事をしているおっちゃんに声をかけられました。

「青年よ!」

えっと、僕ですよね青年て、だって周り誰もいないもんね。僕もまぁまぁいい歳なんだけどな。

「キレイやろぉ、このおじさんが囲い立てて種まいて、全部やらはったんやでぇ」

と隣にいるもう一人のおっちゃんを指さしながら説明してくれるおっちゃん。

「峠越えてきたんかぁ、はぁ~元気やなぁ!」

『ハイ、ありがとうございますっ!』

青年らしくハキハキと返事をする大根役者僕。撮影させていただいたお礼はちゃんと申し上げておきました。

さて、そこからは能見峠を目指してのどかな田舎道をいきます。

と、その道中、あちこちで秋らしいものが落ちていました。

ちょっと小ぶりだけど、

いやもうホントそこら中に落ちていてテンション上がっちゃって、見つけちゃぁ止まって拾って…全然進まねぇ

でもやっぱりさ、普段普通に生活していて目にする機会があまり無いものを目にしたり、手に取ったりした時ってテンション上がるよね!それが何であれ。

それが不意の出会いだとなおさらね。

そう、こんな、バカでかい栗のイガが目の前に落ちてたりするとね。

おい、ちょっと待て!

遠目からでもはっきりとそれとわかるサイズ感。さっきまでキャッキャ言うて拾ってた小栗ちゃんのとこにあったイガの倍以上ある…

そして…

今夜は栗ご飯に決定した瞬間でした。

こ、これだよこれ!僕の知ってるはこれだわ!

テンションぶち上がりましたね。このへん血眼になって探し回って…1個見つけちゃぁヒャッホーして…全然進まねぇ

序盤からそこかしこで栗が落ちているのを見かけ、

きっとこの後も落ちているんじゃないか…という期待につながり、

この日は拾いライドと化しました。

さて、そうこうしているうちに能見峠の入り口までやってきました。

というか、むしろまだここかよっ!と突っ込みたくなるほどの進捗です。

やべぇ…栗拾い楽しすぎた…

この時点でジャージのバックポケット3つのうち1個半ほどを占領していた栗。

なんかのはずみでポロポロと落ちていったらイヤだな…と思い、サドルバッグに忍ばせておいた小さめのビニール袋に移し替えて、サドルバッグに突っ込んでおこうと考えます。

やべぇ…拾いすぎて入り切らねぇ…

サドルバッグに入れてあったカロリーメイト2つを出してジャージのバックポケットへ突っ込みましたが、それだけでは到底スペースが足りず…

ところが…

そ、そうだ!こんな時のために便利な機能があるじゃないかっ!

そう、TOPEAKのエアロウェッジパックは、拡張用ファスナーを開けることで収納スペースを拡張できるのです。

参照:TOPEAK HP Aero Wedge Pack (Strap Mount) Mサイズ

今まで1度もこの機能使ったことなかったけど、

まさか拾いすぎた栗をなんとかしまうために使うことになろうとは…

よし、栗問題も何とかなったし、行くぜ能見峠!

と、橋を渡ろうとしたときに気になる看板が…

能見峠が工事ですって。ってか位置的には峠越えた久多側ですね。

期間は9/27~11/30かぁ、なるほどね…

ってギリギリじゃねーか!今日9/25なんですけど!なんも知らんかったわ!

危うく今日のライド予定を大幅に変更しなければならないところでしたが、直前滑り込みに成功。

実は今シーズン、ロードバイクに乗り始めてちょっとずつ慣れてきて、やっぱり機材の走力が上がったおかげで走る距離が伸びてきたってこともあって、

おにゅう峠に挑戦しようと思ったわけです。

で、紅葉が美しいと言われるおにゅう峠ですから、その色づきの様子を今のうちから見て行って、その移り変わりの様子をブログで発信できたらいぃなぁなんて思ったわけです。

まぁなんとか今日のところは能見側からアクセスできそうでよかったけど、できればこれからもこのルートでいこうと思ってたんですよねぇ…残念。

11/30までってことだから、もうそのころにはおにゅう峠の紅葉は終わってるよなぁ…

とかなんとか考えてたら能見峠に着きました。

相変わらず整った路面で抜群に走りやすく適度にクネっていて、ナイス峠ですね。これで序盤の平坦部分が整備されるとさらにGOODですね。

さっきの工事案内看板によると、ここから下り始めてしばらくの区間で補修作業が行われるってことね。

さて、それから久多側へ下って、下ったところの自販機で予定通りコーヒーをゲット!

少し進んで、久多オートキャンプ場付近から県道781号線を北上し、

おにゅう峠を目指します。

超のどかな781号線をずんずん進み、

とちゅうやっぱり栗が気になって立ち止まって…

やっと、おにゅう峠登りの入り口まで来ました。

まっすぐ行くとおにゅう峠、左へ行くとトイレがあるので助かります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もうホントに山の中なので、飲み物食べ物しっかり準備しとかないとマジでヤバいです。

着きました、おにゅう峠。パンパンのサドルバッグの中身はもちろん全部栗です。

ここまで登ってきた南側のルートは序盤こそ木々に覆われていますが、すぐに頭上が開けて空がずーと見えています。

そのせいで天気が良いと日当たりが良好で、まずまずの距離・勾配に加えて日照りダメージが体力をゴリゴリ削ります。また、落石が路面に散らばっていてラインもちゃんと見ておかなければなりません。

ただし、道中、そして登り切ったところの景色のご褒美がたまりません。

峠では福井県の方を望むと日本海が見えますよ。

それはそれは美しい日本海が…

霧でなんも見えやしない。

パンとコーヒーでつかの間のティータイムを楽しんでいると、この霧が徐々に濃くなってきました。

あぁ、ちょっと霧が濃くなってきたなぁ…

なんて思っているうちに峠付近へ向かって下からモヤモヤと霧が上がってきて、あっという間に辺りの視界が悪くなってきました。

おいおい、霧もヒルクライムするのかよ…

さらにあろうことか、なんとそのモヤモヤが南側へ落ちていくではありませんか。

尾根の撮影がまだなので南側がモヤモヤになるのはマズい!

もうちょっとまったりしたかったけど、ここは気持ちを/切り替えて(う、上手いさっさと下るぜ。

下りながら後ろを振り返ると、峠からモヤモヤがモヤモヤと山肌をつたって流れ落ちてくる…

あのモヤモヤに触ると死ぬぞ!

首を取り戻そうと追いかけてくるデイダラボッチから逃げるように、しかし慎重に下って…

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

なんとか晴れた景色を撮れました。

まだまだいっぱいですね。

これがどんな感じで色づくのか、今から楽しみです。

ネットで検索したら山ほど出てくるけど、やっぱり自分の目で見てこそだよねぇ。

雲海もすごい興味あるけど、雲海が撮れる時刻にここにいるためには3時頃に家を出ないといかんのかぁ…ん~…

やりかねんな。

そう、やりかねんのです。その場合の服装など装備に思いを馳せ始めているのが怖い。

しかしそんなことも思わせてくれるロードバイクはやっぱり素晴らしいですな。

さて、おにゅう峠を下りきったあとは久多まで戻っても良かったのですが、せっかく(?)なので781号を東へ向けて朽木を目指しました。

どんな道か気になってたし、単純に走ったことない道を走るというのはそれだけで楽しいのです。

で、この道ですが、ちょっと荒れてますね。

交通量が少ない、極端に狭いところもない、堆積物もほとんどない、その点では非常に走りやすい要素がそろっています。

しかし前半はアスファルトの粗が目立つので、ラインをしっかり選ばないとガタガタさせられて大変不愉快です。

後半はかなり整った路面で非常に走りやすくて良い道でした。

さぁ、そんなこんなでようやく367号に合流です。

ここからおよそ2km走ると、みちの駅朽木新本陣、ローソン、その他めし屋などがあり、一息つけるポイントになっています。

私も、ローソンに寄って飲み物を補給しました。

その後、タイムリミットまで時間の余裕がほとんど無くなってきており、仕方なくちょっとしっかり目に踏むことに。

しかしこれがいけなかった

私の体力で走行距離100km超えてからしっかり踏み始めるとか、もうそんなの自虐行為でしかなかったのです。

踏み始めはいぃんですよ、ある程度気持ち良さと同居します。

しかし長続きしません。すぐに別居です。

気持ち良さちゃんはどこかへ出て行ってしまい、残された私の疲労だけが膨らんでいきます。

首周りに疲労が溜まってきていて、なおかつこの日は塩分をあまり補給していなかったことも祟りました。

さらに367号南向きではところどころ向かい風にやられ。

無我の境地に至りました。

帰宅後、収穫した栗を早速下ごしらえ。

お湯に浸して皮を柔らかくしてから一気に剝きまくり、渋皮は包丁で剥いて、炊飯器にお米と一緒にぶち込んで一丁上がり!

栗ご飯
お味噌汁
天ぷら
梅酒

たまらんですなこれは。

でも栗の拾いすぎにはご注意を。

かなりの重量増になるし(私は結局500gくらい拾ってました)、拾うのが楽しすぎて時間を忘れて気づいたらもうこんな時間?!ってね。

後半ペースの挽回は体力的にキツイ&危険です。

いやでも楽しかった!

引き続き、おにゅう峠の様子をアップしてきます。(今回が最終回の可能性も少なからずありますがね…)




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コメント

  1. 西院のミニベロ より:

    新車購入、おめでとうございます!
    いつも楽しいレポート、有難うございます。おにゅう峠、お疲れさまでした。
    僕も昨年登ったのですが、頂上付近のプチ乗鞍みたいな感じに感激。向こうに見えた日本海にまた感激! そしてセイレーンの魔の歌声に誘われて、思わず向こう側へ下り、小浜まで行ってしまいました。。。
    能見峠の通行止め情報、有難うございます。雲海はともかく、紅葉見に行こうかと思っていたのですが、あやうくガーン!となるところでした。
    栗、落ちてるんですね。来年は ヒルクライムならぬクリヒロイムに行ってみます!

    • キョージ より:

      西院のミニベロさん
      こんにちは、コメントありがとうございます!おにゅう峠イィですよね、クセになりそうな魅力がありますね。私も、ちゃんと時間とって小浜まで周ってみたいです。
      工事に関しては珍しくタイムリーな記事でお役に立てたようで良かったです!工事が終わる頃には封鎖されてしまうので多分来春まで持ち越しでしょうかね…
      イガが落ちてたとこを覚えておいて来年狙おうとか思うんですけど忘れるんですよねぇ笑