自転車乗りなら誰しもがやってみたいカスタマイズといえばやっぱり
ホイール交換
ですよねぇ
かくいう私も2021年にロードバイクを購入して以来、
なんなら購入する以前より
あんなホイールこんなホイールに思いを馳せて
愛車に履かせたらあんな感じかなぁ こんな感じかなぁ と、妄想する日々を送っていました。
ただ、僕のお小遣いではBORAとか全然Dreamなのはわかっていて
やれワイドリムだの
やれ回転性能だの
やれ剛性だの
やれ空力だの
やれやれだの
正直、性能云々いわれても僕にはわからんだろうなぁと思いながら
現実的にZONDAあたりが関の山なんだろうけど、それでも諭吉殿が数人飛んでいくことを考えると果たしてそこまでの価値があるのか?
あ、そういえばお札新しくなるんですってね
諭吉殿が栄一殿になるんですってね
いやいや、なんていうか、半分はもう見た目的にどうかって視点だからさ、性能的な対価はさほど…
でもそれいうとZIPPカッコイィ
とか
ね、妄想って楽しいよね!
と、そんな絶賛大妄想中のとある日会社の先輩から
お古(ふる)だけどホイールいる?
アルミで、めっちゃいぃやつではないけど、使ってないし良かったら…
はい、くださいっ
かくして、私のホイール妄想はひとまずの決着となったのでした
これで数人分の諭吉殿は別の用途で使役できるな
結局使うんかい
ということで、
・ロードバイクのホイールを交換したときの作業風景
・交換してから実際に走ってみてどうだったかの感想
を書いてみます。
下記クリックで好きな項目へ移動
ホイール選びの注意確認事項
さて、作業風景をお送りする前に、
当たり前ですが交換するホイールが自分のバイクに適合していることが大前提条件です。
では適合するかどうかは何を確認すればよいか?
そのポイントを以下4つ挙げてみました。
事前に確認しておきましょう。
①ブレーキがリムorディスク
②エンド幅
③フリーの対応ギア数
④タイヤクリアランス
①ブレーキがリムorディスク
言わずもがな
愛車がリムブレーキならリムブレーキのホイール
愛車がディスクブレーキならディスクブレーキのホイール
を選びましょう。
最近は簡単に気軽にネットで買い物できるようになったため、酒に酔った勢いとか、ちょっと気持ちが大きくなっているときにポチっといきやすいです。
程度の差はあれどみなさん経験あるかと思います。
うわっ ヤバ 安っ…
勢いでカートに突っ込んでみたものの、よく見たらリムちゃうやんけディスクやんけっ!ってのはありがち。
そんなもん間違えるわけないぢゃんって思ってる人ほど要注意。
意外と落とし穴です。
②エンド幅
車種ごとの細かな解説は割愛させていただきます。ってかあんまり私も知らないので。
例えばロードなら、
リムブレーキ : フロント100mm/リア130mm
ディスクブレーキ : フロント100mm/リア142mm
が主流です。
ディスクの場合は、固定方式がクイックリリースだとリアエンド幅が135mmだったりしますが、ここ数年のモデル(2023年執筆時点)ならほとんどがスルーアクスルだと思いますので142mmでOKと思います。
クロスバイクは、ホイールの固定方式がクイックリリースなら、
フロント100mm/リア135mm
だと思います。
が、ロードコンポ(シマノSORAとか)を搭載しているモデルは、
フロント100mm/リア130mm
となります。
MTBは… うん、やめとこ。
こんなん全部挙げてたら何の記事かわからなくなってくるし…
というのは半分逃げ口実でもあるけど
でも今後のためにどっか別枠で勉強の機会を設けたいな
追々ね
MTBでのトレイルサイクリングとかも、金はないが興味はあるし
③フリーの対応ギア数
例えばロードバイクだと、
2023年時点の主流はもはやリア12速と言っていいかもしれません。
が、それは最新トレンドかつ各社トップモデルのコンポのお話であって、いわゆるエントリー~ミドルグレードのバイクに組んであるのはまだまだ圧倒的に11速以下の仕様が多いです。
つまりリア11速が最多段ギア数です。
当然、完成車購入時に装着されているリアホイールのフリーボディは11速対応のものです。
ただ、一昔前、
それこそ10速が最多段ギアだった時代のホイールのフリーは当然10速仕様なんですよ。
でもそんなんがメルカリやらヤフオクやらでいっぱい出回っているのです。
だから、
自分の愛車がリア11速仕様なら、フリーも11速仕様のホイールを選ぼうね
ということです。
ただそう単純にはいかない場合もあって、
例えば、
現行シマノ4700系TIAGRAは10速ですが、その昔の7900系DURA ACEの10速とは互換性が無いので要注意です。
同じシマノなのになんでなん?て思いません?
しかも4700系って、チェーンはMTBのやつ使ってるようで、ロード系10速チェーンは使えないんですって。
いやマジでなんなんそれ?
なんか、
フリーを別で買ってハブに取り付けるって方法もあるみたいですが、そんなんできるのは一部のやつだけで、
基本的にはHUBに対してフリーは専用品です
なので
あんまりそういう、なんていうか、あの手この手で無理矢理合わせ込むみたいなことはできるだけしないほういぃんでしょうね。
そういうことがあるので、単純にギア数だけ合わせてもダメってこともあるよってこと。
基本的には
①まずはギア数合わせてホイール選ぶ
②そのホイールが愛車のコンポで使えるか調べる
でいいと思いますよ。
難しければ素直にお店に相談しましょうね。
④タイヤクリアランス
これに関してはホイール選びというよりむしろタイヤ選びというニュアンスの方が近いかもしれませんが、
もっと快適に走行したい
↓
エアボリューム増やしたい
↓
太いタイヤ履きたい
↓
太いタイヤに合うホイールが欲しい
というニーズがあると思いますので、ここで挙げておきます。
そうなんです、
サイズアップさせる場合はクリアランスに要注意なんですよね。
逆は気にしなくていいと思います。サイズダウンの方はね。
昨今のいわゆるエアロロードに顕著な、タイヤとフレームの隙間をできる限り詰めて空力面での優位性を強調するようなバイクは特に要注意です。
完成車購入時点でかなり詰め詰めなはずなので、タイヤとフレームの隙間にほとんど余裕がありません。
したがってそこからタイヤをサイズアップしようもんなら、タイヤがフレームに直接干渉してホイール回らないなんてことが起きかねません。
タイヤを太くするということは、ホイールのリム幅を広げる必要性が出てきますので、
そうなるとホイール交換が必要になるケースもあるでしょう。
ホイール交換作業
では、ここからは作業風景を一気に流していきます。
まずはホイールを外します。
リアホイールを外す際にはドライブギアを、
フロント:インナー
リア:トップ
にしておきましょう。
チェーンテンションを緩めてホイールを外しやすくするためです。
また、
これはフロントもリアもですが、リムブレーキの場合はブレーキアーチを解放しておきます。
これで両輪とも外れます。
次にリアスプロケットを取り外します。
この作業においてはこのスプロケの脱着が一番面倒な工程ですが、やってしまえばどうということはありません。
やればわかります。こんなもんかて。
使う工具はこいつです。安いやつですが趣味で使う分にはこれで十分でしょう。
まずは、こっちの工具を、ロックリングのスプラインに合わせてはめ込みます。
んで、もう一方の工具をこんな感じでチェーンをギアに引っ掛けまして、
せいやっの掛け声で黄色矢印の方向に力を掛けます。
すると、
ロックリングが反時計回りに回って外れます。
ロックリングが外れるとスプロケットも外れます。
スポスポっと引き抜くだけです。
当たり前ですが、スプロケを外さないと↓この状態になりません。
普段の簡単な拭き掃除とかであまりここまでやることはないでしょうから、ここぞとばかりに拭きl拭きしておきましょう。
ただしパーツクリーナーを直接ぶっかけるのはやめておきましょうね。
ウエスに含ませて拭き拭きしましょう。
こんなコテコテのスプロケもピカピカにしてやるぜ。
僕の場合は、タイヤとチューブも継続して使いたかったので、
そのまま新しい(お古だけど)ホイールに付け替えます
よっぽどキツくはまっていなければ、タイヤレバー2~3本でビードが外れるでしょう。
レバーを奥へ突っ込みすぎるとチューブを痛めてしまうので気をつけましょう。
片側のビードを外し、まずはチューブを取り出します。
チューブ取り外しの最後はバルブ抜きです。
バルブを抜いたらタイヤを取り外します。
さて、タイヤを取り外しました。
ワリとしっかりしたリムテープが入っていて少し安心しました。
お約束の計量タイムです。リムテープ込みです。
フロント : 0.91kg
リア : 1.13kg
フロント0.91 + リア1.13 = 2.04kg
でした
個体差とかそんなん知らんしどうでもいぃしまぁそんなもんよね
さて、改めましてNewホイール(お古だけど)
MAVIC COSMIC ELIETE くんです
最新でも最高でもなんでもないけど僕には十分
先輩あざす
お約束の計量タイムその2。リムテープ込みです。
フロント : 0.83kg
リア : 0.95kg
フロント0.83 + リア0.95 = 1.78kg
でした
個体差とか知らんしどうでもいぃけど約260g軽量化したのはちょびっとだけ嬉しい
それでは、お古のタイヤをCOSMICに履かせます。
タイヤの片側ビードをリム内にかける
↓
チューブのバルブを差し込んで、チューブをタイヤの内側にしまいこむ
↓
もう片方のビードをリム内にかける
↓
すこしだけ空気を入れる(チューブがドーナツ状になるくらい)
↓
タイヤの上からチューブを揉みしごいてチューブをタイヤ内にキレイに収める
↓
何か所かビードをめくってチューブがはみ出していないことを確認する
↓
少しずつ空気を入れながらチューブがはみ出していないこと、両ビードがリムにキレイにかかっていることを確認する
↓
指定圧まで空気を入れる
という感じでやっていきましょう。
クリンチャーのタイヤ交換の仕方は画像付きで↓こっちに説明がありますので、よろしければご参照ください。
さて、タイヤ装着ができました。
ちなみに、
このMAVIC COSMIC ELITEはリム内幅が15Cです
交換前のRS-100はリム内幅が17C
タイヤは継続使用で25C
リム内幅15Cの最適タイヤ幅は23Cらしいのですが、別に問題ないよねこんくらいなら。
次は、フリーボディにスプロケを取り付けていきます。
コテコテだったスプロケはパーツクリーナーでピッカピカにしてやりました。
これらをフリーに取り付けていきます。
フリー表面にもグリスを塗っておきます。万能グリスでいいでしょう。
この画像のグリスは万能グリスじゃなさそうだな…
なんだっけ…
ま、まぁ、大丈夫やろ… うん
スプロケを取り付ける際ですが、
よくフリーボディを見ると溝の広いところが1カ所と、あとは全部溝が狭くなっていることが分かると思います。
スプロケ側も同様に、広いのが1カ所、あとは全部狭いのが分かります。
したがって、単純にこの溝の広いところを合わせてやればOKです。
難しくありません。
全てのギア板を順番通りに取り付け終わったら、最後にロックナットを締めます。
ロックナットを締める時は、チェーン付き工具の方は必要ありません。
リムが少し細くなったことでフレームに装着した時のブレーキシューとリム面の隙間が少し広くなっていましたので調整しておきました。
ということで
無事ホイール交換完了!
Before
After
ちょっとカッコよくなった!と思う!
交換後に走ってみた感想
交換したのは2022年3月頃
ということで、執筆時点で1年以上経過しており、その間の走行距離は4000kmくらいと思われます。
不満は無し
以上
というんではあまりにあれですが、マジで違いがわからんのです…
今となっては、ではなく交換直後からホントにわからんかった…
なんとなく、脚が終わりやすくなったような気がしないでもないです…
ちょっと固くなったのかな…
リム高は高くなったし、ブレードスポークになったし…
でもそれ以上に見た目がカッコよくなって気分上々なのは喜ばしいこと
これは間違いない!僕的にはね。
他人におススメできるかといえば微妙です
私が超鈍いってのはありますが、それでもこの2つのホイールを比較してはっきりと違いがわかるもんでしょうか…
おそらく性能的には大差どころが微差すらない
そんなレベルじゃないかな…
性能が向上したことをハッキリと感じたければ、
RS-100 → RACING ZERO
くらいのチェンジは必要なんじゃないかなぁどうやろ…
いやぁもうこればっかりはね、個人差あるからなぁ
でも決して悪いホイールではないと思いますよ
ちゃんと走るしね
それではヾ(。・ω・。)ノ