休日に自転車メンテナンスその3~チェーン再交換・サドル交換~

休日に愛車をメンテナンスしたお話のその3です。

前回その2でいろいろやって、
最後の方でリアディレイラー(以降RD)の変速調整が上手くいかず、
チェーン長について改めて調べてみたら衝撃の事実が発覚しちゃったってところからの続きです。

チェーンを新しいのに交換して、

リアトップでガイドプーリーとテンションプーリーの中心を結んだ線を地面と垂直になるようにチェーン長を整えてit’s OK!!(☆`・ω・´)b

となるハズだったのですが、

リアの変速調整をしている際にチェーン長が足りていない疑惑が。

なぜだ?( ゚д゚) why?
過去にこのやり方で問題なかったハズなのに、なぜ今回だけ?

全然納得いきませんでしたが頭の中が????状態だったため、
改めてチェーン長の決め方をググってみることにしました。

すると、
とんでもない衝撃の事実が発覚!!

と、ここでその2が終わり、その続きを今回その3でご紹介していきます!

とっても重要なところで記事が分割されてしまいましたが、とっても重要なところを記事の冒頭に持ってくることができたのでよしとします!

下記クリックで好きな項目へ移動

チェーン長の決め方

それでは早速、チェーン長の決め方から。

シマノのHPを参考にすると、パターンとしては以下2種類の決め方があります。

1.アウタートップ(フロント最大ギア×リア最小ギア)でガイドプーリーとテンションプーリーの中心を結んだ線が地面と垂直になるように

2.RDを通さずにアウターロー(フロント最大ギア×リア最大ギア)で最短の長さ+2リンク

ちなみに私の場合はフロントをシングル化してしまっているのでギアが1枚しかありません。よって「リアトップ」としか書きようがないので上の方ではそのように書きました。

さてさて、ハッハッハ… いやはやこんな重要なこと… 誰か早く教えてYO!!

とまぁ、人のせいにしてもしょうがないのでいい機会だと思ってちょっと勉強しつつ、その内容をここでも紹介いたします。

1.2.の決め方をどう使い分けるのか、見ていきましょう!

ロード用RD

スプロケットのローギア(最大ギア)が27t以下の場合は1.です。

シマノHP参照

そうそう、これこれ。
てっきりこれが普通のやり方だと思っていた私はまんまとしてやられたわけです。

しかし解せない…
以前フロントシングル化した時にはこの1.のやり方でチェーン長を調節したハズなのに…
なんでその時はそれで上手くいっていたんだろう…

○スプロケットのローギア(最大ギア)が28t以上の場合は2.です。

シマノHP参照

数年前はローギア32tなんていったらえらいデカいのがついてるな、という印象だっと思います。

それがここ最近はというと、そんなに珍しいものではなくなってきました。
ローギア30t、32tなんてザラだし、34tなんてのもありますよね。

つまりローギア28t以上という条件は、最近市販の完成車だとあてはまる可能性が非常に高く、この2.の決め方に該当する方も多いと思います。

チェーン長を測る際のポイントは、RD(リアディレイラー)を通さない!ってところですね。ご注意ください。

MTB用RD

○フロントトリプルの場合は2.です。

○フロントダブルの場合も2.です。

○フロントシングルの場合も2.です。フロントギアは1枚なので、ただかけるだけでOK。

シマノHP参照

リアサスペンション付MTBの場合は下記のような注意事項もあります。

シマノHP参照

MTBは以上です。全部2.でしたね。

ここで紹介している方法はシマノのHPを参考にしたものですので、カンパニョーロやスラム等他メーカーのコンポではこれが当てはまらない場合もあるかもしれません。

お使いのコンポがシマノ以外の方はメーカーHPを参考にされるか、ショップに相談してみてもよいでしょう。なるべく自分でやった方が楽しいと思いますけどね。

念のためにもう一度書きますと、

1.アウタートップ(フロント最大ギア×リア最小ギア)でガイドプーリーとテンションプーリーの中心を結んだ線が地面と垂直になるように

2.RDを通さずにアウターロー(フロント最大ギア×リア最大ギア)で最短の長さ+2リンク

です。

MTBをフロントシングル化した私の場合は

私の場合は当然2.です。シマノコンポでもありますし、間違いナッシング。

ただしフロントのチェーンリングは他メーカー製なので若干の差異はあるでしょうが、まぁ多分言うても誤差程度かと。

ということで、チェーン長が足りていないことを確定するためにも(ほぼ確定してはいますが)一度2.の方法でやってみました。

これが、RDを通さずにアウター(私の場合はフロントシングルなのでアウターとかはありませんが)ローにチェーンをかけている状態です。

くどいようですがRDを通さないってとこがポイントです。

そして、チェーンの端と端を持って思いっきりギューン!っと引っ張り合わせて最短になる長さを見てみます。

ギュンギュンに引っ張り合わせたところでチェーンフックを掛けました。
チェーンが重なる部分がインナーリンク1つ分だということが分かります。
2.のやり方では最短の長さ+2リンクですから、1リンク分足りません。

おやおや意外ですね。
RDに通して変速調整をしてみたときはローには全く入らず1枚手前でも結構カツカツで苦しそうだったので、チェーン長がもっともっと足りていないのだと思っていましたが。

足りないのはたった1リンク分だったということですか。
しかしされど1リンク。
その違いは結構シビアなもんです。

たった1リンクでこれだけの影響が出ることが分かった今、
以前のカスタマイズ時に誤って1.のやり方でチェーン長を決めたにも関わらずなんとなく上手くいっていたのは、多分ちょっと(それこそ1リンク分くらい)長めになっていたせいなんじゃないか、とひとまず納得です。

チェーン再交換

ということで、
思いっきり間違った方法でチェーン長を決めてしまっていたことがわかりました。

ネットで検索するといろんなサイトやブログでチェーン長の決め方は紹介されているのですが、投稿日付(更新日付)が古い記事によくあるのが1.の方法だけ載せているパターンです。

私もそれにやられました。他人のせいにしてはいけませんが。リサーチ不足だったってことですね。

でも勉強になったし、失敗して面倒な目にあったのでこのことは絶対に忘れないと思います!

さて、チェーン長を正しい長さにしてとっとと終わらせるぜっ!

えっと、こないだカットして要らなくなった分… 要らなくなった分…o(・ω・ = ・ω・)o

どこにしまったっけ…?

えーっと… ナィ(・д・ = ・д・)ナィ

ん?あれ…?

…あれって…、どっかにしまったっけ?

はっ!Σ(゚Д゚;)
や、ヤバい!!あれってば…ゴミ袋にしまった(捨てた)ような!

えっと、こないだチェーン切ったのってたしか先週の…

京都市環境局からのお知らせ
『どなたかが捨てられた自転車のチェーンは鉄クズとして処分させていただきました』

orz終了ー

い、いや待て!まだあるぞ!そもそもCN-HG53に交換する前にもともと使ってたチェーンは?!

えっと、あれってばどうしたっけ…??(゜Д゜;≡;゜д゜)

えーっと、CN-HG53に交換する時に古いチェーンは取り外したんだから…

京都市環境局からのお知らせ
『もちろんその鉄クズも処分済みでございます』

今度こそorz終了キター

ということで、

もはやどうしようもなく、チェーンをもう一本買うハメになりました(つд・)エーン

くそっ!こんなことになるとはなっ!!
ムカついてちょっと高くてハデなやつ買ったったわぃ!!!

これね、ミッシングリンク付なのも有難いんですよね。ミッシングリンク単体で買ったら2ヶ入で800円くらいしますからね。まぁそれもあって、せっかくだからこんなんもいいかなぁって。

それでは早速開封してピッカピカの金ピカチェーンを取り出します。
あぁやっとこれでなんとかなりそうだ、と安堵しながら取り出そうとしたまさにその瞬間!

ナイスアイディアがひらめいちまったぜっ!!(☆ω☆)キラーン

これってさ、このチェーンそのまま使わなくても、

こうしてちょっとだけ切り離して、

ほんでもって、

これでよくね?!

そ、そうだよ!だってほんの少し長さが足りなかっただけで、そもそも切った分の余りをしっかり保管しておけばそれをこういう風にして使っただろうさ!

オッケーオッケー!!ナイス貧乏根性!!!
これでこのゴールドチェーンは予備に回すことができるぜ!ストック万歳!!

と、

なると思ったのですが、

そう甘くはありませんでした。

どうも金ピカのX9とCN-HG53をつなげた部分の動きが渋いんです。スムーズに動かない。

コネクトピンの入れ方が上手くいかなかったのかと何度か微調整をトライしてみましたが、どうもそんな感じではなさそうだし、でも一向に動きが良くなりません。

んー、

そもそもピンが太かったりして?ピンはCN-HG53に付属していた予備のを使用しましたが、もしそうならどうしようもありません。
X9には予備コネクトピンは付属していませんでしたし。
ってか同じ9速用チェーンのコネクトピンに太さの違いってあるんか…?

ミッシングリンクでつないでみてもよかったのですが、一本のチェーンに複数個所ミッシングリンク使うってどうなん?!と思ってそれはやりませんでした。

X9はアウターリンクにちょっと変わった加工がしてあるようで、もしかしたらそれが影響しているのかもしれません。
ただ、両チェーンのインナーリンクを比較してみるとほとんど同じように見えるんですよね。だから不思議。たまたまかなぁ。

まぁでも、全然違う商品をくっつけようとしている時点でこういうのはしょうがないと諦める潔さも大事ですよね。
むしろ貧乏根性丸出しでどうもすみませんでした。

ということで、断腸の思いでCN-HG53を取り外し、X9をセットしました。

CN-HG53ありがとう、そしてごめんね。
もしフロントギアを34tとかに落とすようなことがあればまた出番があるよ。
それまで錆びずに待っててねヾ(。・ω・。)ノ

X9を2.の方法でチェーン長調節して、その後RDに通して変速調整してみました。

うん!今度はバッチリ、ローでもしっかり回せていそうです!

なんやかんやでちょっと記事が長くなってきていますので、RDの変速調整の方法については別記事にて紹介させていただきますね!

RD(リアディレイラー)の変速調整方法の解説はこちらをどうぞ!

ただ今準備中!



タイヤ交換

やれやれやっと次にいけましたよ。

次はタイヤ交換なんですが、これも実は交換しようと思って新しくタイヤを2本買ったんですが、今履いているタイオガのシティスリッカーをよく見ると溝がまだまだしっかり残っていたんですよね。

実際走行距離はホントに大したもんでもないだろうしということで、今回は前後の入れ替えをすることにしました。

経年劣化ってのは考えてもいいのですが、私は雨天時は乗らないし、常にカバーをかけて保管しているし、目視でラック等も一切確認できなかったので。まぁでも近いうちに替えます。

さ、では画像を載せながらサクサクいきますね!

とりあえず前後ホイールを外します。

そして前後タイヤを入れ替えて終了~。ε-(´∀`*)ホッ

と、

いきたいとこだったのですが、またしてもハプニング!!

タイヤとチューブを引っぺがしてリムテープを見てみると、なんか変色しとる!!なんか茶色くなっとる!!

それにニップルホールの跡もクッキリいっとります!

まぁこれね、実際乗れんこたぁないんでしょうが見ちゃった手前精神衛生上よろしくないし、走行中にこいつの劣化が原因で何かの不具合が発生しないとも限らないし。

それに良い子がマネしてもよくないし、これは交換しておきますかね。

さ、えーっと、予備のリムテープ…予備のリムテープ… o(・ω・ = ・ω・)o

どこだったかな…

んー、… ナィ(・д・ = ・д・)ナィ

ん?予備のリムテープ… なんてあったっけ…?

はっ!Σ(゚Д゚;)
予備のリムテープなんて持ってねーYO!!

またしても頓挫orzキター

ということで、中断に次ぐ中断でイライライラ…

さらに予想外の出費が相次ぎイライラしながらも、結局は必要経費であることを納得せざるを得ずことさらにイライラが募ります…。

まぁしゃあないっすね、クールにやるしかなかとです。
天国のおばあちゃん…警告してくれてどうもありがとうね!

とりあえずリムテープをどれにするかですが、
今使っているシュワルベのハイプレッシャーリムテープに何の不満もなく、むしろ通常保管時にも全くと言っていいほど空気圧が落ちずにスゲーと思っていたので迷わずリピートです。

リム幅は18C、今使っているのは22mm幅のリムテープ。

で今回は20mm幅にしてみました。

リムに対して22mm幅リムテープの収まりが悪かったわけではありませんが、20mmにしたらどんな感じになるのか試してみたかったので。

ということで注文しました。そして届きました。早いよ。

今回はヨドバシドットコムにて注文させていただきました。まぁこれはアマゾンでも楽天でもそんなに値段変わらないし。

ヨドバシで買うと1本270円で、ポイント13%で36ポイント付きます。
これってすごいですよね。
ポイント1%とかが普通な世の中ですよ。
36ポイントをゲットしようと思ったら3600円の買い物が必要ですフツーは。
逆にちょっと心配にすらなりますが、有難いことこの上なしです。

まぁ、ヨドバシの話はさておき作業にかかります。

リムテープを外すとニップルホールが確認できます。
空気圧が高まったチューブがこの穴へグッと張り出さないようにガードする役目を担っているのがリムテープです。

安いパーツですがとっても大事なリムテープ。下記の記事にて詳しく書いていますのでよろしければ参考になさってください。

リムテープを交換することの有用性を解説した記事はこちらをどうぞ!

チューブの空気圧によってニップルホールに押し当てられたリムテープにはこんな感じで跡がつきます。

外してよく見てみると、丸く跡が付いた部分がダメージを負っている様に見えます。
交換することにした判断はきっと間違っていなかったと思います。

ってか注文する前に見とけよってか。

あ、ちなみにお約束の計量もやってみました。

まずは前輪です。

クイック、ディスクローター(+ボルト6本)、リムテープ込みで1.01kg

全く期待はしていませんでしが、やっぱり重い。

こちらは後輪。

クイック、ディスクローター(+ボルト6本)、リムテープ、スプロケ込みで1.62kg

はい重い!当然重い!

足腰の鍛錬のためにと割り切ってるからショックでもなんでもありません。

それでは作業に戻りまして、リムテープを新品に交換していきます!

はい交換しました。収まりもグッドです。22mm幅のテープでも全く問題なかったので、20mm幅のこのテープに問題あるハズがなかろう。

まっさらなテープがとても気持ちいいです。

サクサクと進めて、タイヤ前後を入れ替えました!

タイヤ交換を詳しく解説した記事はこちらをどうぞ!

ただ今準備中!

サドル交換

メンテナンスというわけではないのですが、この度サドルを新調することにしました。

今まで使用していたセラSMPのTRKには特に不満はありませんでした。
むしろデフォルトで装着されていたサドルに苦しんでいた私のお尻を救ってくれた優しいやつです。

ではなぜ交換することにしたのか。
それは細かいこと言うと揚げ足取りみたいに聞こえちゃうのもあるのですが、一番の理由は座る位置をもう少し変えやすいサドルにしてみたかったってとこです。

個人的な感覚であって万人に当てはまるわけではないってのがサドルの難しいところだと思うのですが、
アップダウンとか疲れ具合とかで座る位置を変えたい私には、そこの部分で言うとTRKにはやりにくさを感じていました。

まぁあとはイメチェンですかね。
一つの道具にこだわるもよし、
ちょこちょこ変えてみてバチッとはまるものを探すのもよし、
いろんな楽しみ方があっていいと思うんですが、その根底にはやっぱり趣味は楽しくウキウキワクワクしてこそってのがあると思うんですよね。

ということで、連日ネットで良さげなサドルを物色しておりまして…

これにしたぜ!!カッケー!!!カラーリングもおあつらえです(☆`・ω・´)bググッ

「カッケー!!!」ってだけでもう自転車楽しめます。これ大事だと思います。性能云々は二の次でOKです。

こちらがセラSMPのTRK。
座面が大きくうねっており、中心が大きく開いた穴あきサドルってのが特徴です。
そうそう他のサドルでは見られない特徴的な形状ですが、セラSMPには同じような形状でグレード違いが何種類か展開されていますので興味がある方は調べてみてください。
合いすぎて手放せない人から、ただの拷問椅子という人まで様々なようです。

こちらが新しいサドル。
えらいシュッとしてスッキリしましたが、クッションはちゃんと効いています。
ハンドル位置を低くしたこともあって、全体像が少しレーシーになりましてますます気分上々でございます。

あとはしばらく乗ってみてどうか、長距離乗ってみてどうか、ですね。こればっかりは試してみないと分からないのでお楽しみってことで。

サドルが薄くなった分少しだけシートポストを出して、前後位置と角度も微調整しました。

メンテナンス終わり

なんやかんやいろいろあって記事も3部作になってしまいましたが、なんとか無事終わりました。

ハプニングは勉強になりますし、走行中にトラブルとして現れる前に対処しておくのは必須です。
いろいろと揃えるとトータルでは結構な金額になりますが、工具は基本一度買えば終わりだし、溶剤系はしばらくもつし、消耗品と云えどチューブやタイヤもすぐに悪くなるわけではありません。
京都屈指の節約ライダーであるこの私でもなんとかなっているのでまぁ大丈夫でしょう。

お財布パンパンの人はショップに頼んでしまってもいいかもしれませんね。プロに任せておけば間違いはないでしょう。

しかし当ブログとしては、やっぱりなるべく積極的に自分でトライしてみて失敗と成功を繰り返しながら自身の成長を楽しんでほしいと思います。

乗るだけでも間違いなく楽しいもんですが、いじれるようになるともっともっと楽しみの幅が広がります。

当ブログでご紹介している私の失敗談がみなさまのお役にたてれば幸いです。

(。・ω・。)ノシ




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