久多峠(くたとうげ)

久多峠(くたとうげ)をご紹介いたします!

京都北山の北東部に位置し、府道110号線で広河原能見町と久多宮の町を隔てる峠です。当ブログでは東から西へ向かって登る久多宮の町側を久多峠としています。前半は集落の中をゆったり進み、山に入ってからの後半は激坂もある、メリハリの効いた峠道です。近年路面の舗装工事が進み非常に走りやすくなりました。豪雪地帯につき冬季は封鎖されてしまいます。



注)当記事内における勾配表記は、一部を除いて筆者の体感によるものであり、実計測値ではございません。

久多峠 スペック&解説

距離:4.6km
累積標高:330m
平均勾配:5.3%
最大勾配:15%以上


画像の橋を渡るとすぐに三叉路になっていて、神社が建っています。
三叉路を左へ入るとスタートです。

三叉路を左へ入ると郵便局があります。


スタートしてから約1.5km、行程全体の1/3程度はのどかな村道を進んでいきます。

平坦に近いわずかな登りです。


集落の最後の民家を通過すると山道へ入ります。道の両脇に鉄柱のようなものが立っています。

少しずつ勾配が上がっていきますが、初っ端はまだゆるいです。


山道序盤は路面が悪く、至る所でアスファルトがめくれています。穴のようになっていたり、砂利も散らばっているので、よく見ながらなるべく走りやすいラインを行きましょう。

少し進むと道の左側の小川に堰があって、ちょうどそのあたりから路面がきれいな舗装に切り替わります。
まだ勾配もゆるく、非常に走りやすくなります。


最初のゆるい左カーブ前後くらいからグイグイと登りはじめ、ヘアピン直前は15%以上の急勾配です。ここが第一関門です。

見通しがいいので視覚的ダメージはありますが、路面がキレイなのでライン取りしやすくトラクションもかかります。思い切っていきましょう。


第一関門のヘアピンを回ると少し勾配が落ち着きます。呼吸を整えましょう。


2番目のヘアピンまでの区間は山水が路面に流れ出やすくなっています。が、登り勾配はゆるいのでそれほど問題ありません。

ここはコーナー前後もゆるい勾配で、5~6%程度です。


それから300mほど進むと3番目のヘアピンです。ここはコーナー前後でグッと勾配が上がります。
どちらかというとコーナーを回って出口からの直線がきつく、15%程度はありそうです。ここが第二関門です。

イン側はかなりきついので、少しアウト側にふくらんで安全に行きたいところです。

このヘアピンの急勾配を乗り切れば、あとは峠までゆるい勾配に落ち着きますので頑張りましょう。


比較的ゆるい勾配に落ち着きますが、適度にグネグネと進んでいきますので飽きません。

峠の少し手前、画像のように左側の視界が開ける場所があります。
このあたりで最新のキレイな舗装が途切れますが、山道へ入った直後のような荒れた路面にはなりません。


久多峠です。お疲れ様でした。

眺望はほぼありませんが、切り通しの峠らしい峠です。融雪剤置き場と立札があり、すぐに向こう側へ下っているのでわかりやすいと思います。

久多峠 まとめ

能見峠という別名もありますが、当ブログにおいては久多側の峠道ということで久多峠とし、反対側(広河原能見町)から登る方を能見峠ということにしています。

能見峠についてはこちらをどうぞ

 

本格的に登り始めるのは集落を通過して山道へ入ってから、残り3kmほどです。

序盤こそ悪路ですが、その後は近年の再舗装工事によって路面が非常にキレイに整い、大変走りやすい峠道になりました。

急勾配のポイントは2カ所、1番目と3番目のヘアピンコーナー前後です。15%以上の急勾配ですが長続きはしませんので、気合で一気にやっつけましょう。

それ以外の山道区間は5~10%ほどの登り勾配で、適度にグネグネとして心地よく、道は決して広くはありませんが交通量は少なく走りやすいです。

豪雪地帯につき冬季は封鎖されます。春~秋になるべく行っておきましょう。特に夏場は、能見峠ともども小川の清涼感が気持ちよく避暑ライドにもってこいです。




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